鹿児島市常磐町に、隠れた石橋があるので紹介します。
西田3丁目から水上(みっかん)坂を武岡に登っていくと、遠矢食品という会社があり、その手前にあります。
これは坂の上のほうから見たものです。
石橋を下流側から見る。
欄干と親柱があり、この下に太鼓橋という1連アーチ橋がありますが、隠れて見えません。
上流側から見る。
下流側の親柱と欄干です。向こう(右岸側)の親柱はありません。
上流側には両方の親柱が残っています。
かつて、ここに阿弥陀堂があり、豊かな水が湧いていたそうです。
水上坂という名前はその名残です。
水が湧いていたことを示すように、すぐ脇に水神様があります。
阿弥陀像です。廃仏毀釈のためか、上のほうは破壊され、顔はつぶれています。
近くに、東西客屋敷(水上の御仮屋)があります。
島津20代藩主綱貴公が別館を建てたので、常盤御殿と呼ばれました。