日置市東市来町元養母にある隠れ念仏洞を紹介します。
県道養母長里線の下養母バス停のところに案内板があり、これに従って行きます。
正面が隠れ念仏洞入口です。
隠れ念仏洞は人里離れたところにあることが多いですが、ここは住宅地にありました。
シラスの崖下に入口があります。
人が、かがんで入れるくらいの小さな入口です。
江戸時代、薩摩藩は一向宗(真宗)を厳しく取り締まったため、信者たちは山の中の穴に隠れて信仰を続けました。
前の写真の入口を入って右に行くと、さらに左へ曲がる横穴があります。
洞窟には、空気孔もあるそうです。
前の写真の穴を左に入った洞窟です。正面には仏像を置いたと思われる棚があります。この小さな洞窟にこもって、祈りをささげたんですね。
日置市指定文化財です。