日置市吹上町上田尻の史跡を二つ紹介します。
上田尻の金銅菩薩立像(こんどうぼさつりゅうぞう)です。
お堂の中の、扉の向こうにあります。扉は鍵がかかっていて開けません。
ガラス越しに撮影した金色の菩薩立像。これは複製で、元の像は鹿児島県歴史小センター黎明館に保管されています。
飛鳥時代(7世紀)に作られた可能性が高く、九州で最も古い像のひとつだそうです。住民によって「お観音講」の祭事が行われています。
菩薩立像の川向かいにある舟木神社です。
入口に対の仁王像があります。右の像は、木の影でよく見えません。
向かって右の阿像。右腕が欠けています。
吽像。胴の部分がありません。
いずれも廃仏毀釈で破壊されたものでしょう。
舟木神社社殿です。