鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

熊本旅行(6)赤松館

2017-07-02 | 

熊本旅行を再開します。

芦北町田浦の赤松館(せきしょうかん)へ行きました。地主であった藤崎家の五代目当主藤崎彌一郎が、明治27年に建てた屋敷です。

 

入口を入ってすぐのところから見たものです。

 

庭から見た屋敷。秋は紅葉がきれいだそうです。

 

前の写真の右の建物です。赤松館という名前は、部屋から赤松峠(あかまつとうげ)が見えたことから付けられました。

 

庭の池。ショウブとスイレンが咲いていました。

 

池に架かる桁橋。

 

屋敷の中を 、ボランティアガイドの方が、1時間10分に渡って詳しく説明してくれました。その間、他のお客さんはおらず、私たち夫婦の専属ガイドでした。

2階の1室は展示室になっています。元々、3部屋に区切る設計でしたが、日清戦争で中断したそうです。

 

天井の梁がむき出しになっています。構造は建築上貴重で、建築関係者の見学も多いそうです。

熊本地震でも、ずれは7mmしかなかったそうです。

 

藤崎家は、料理研究家だった江上トミさんの生家です。

 

 

徳富蘇峰は、彌一郎から5000円を借りて、国民新聞社を創立しました。これは国民之友創刊号(明治20年2月)です。

その他に、貴重な古書がたくさんあり、書籍に関する文化財も多いです。

 

様式の異なる床の間が3つあります。

 

勝海舟の書。

 

江上トミさんの料理の原点となった台所。

 

米蔵。別の所にあったものを移築したそうです。

中にカフェ米蔵があり、6代目夫人が残したレシピを再現したカレーがあります。

コメント (6)
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