熊本旅行を再開します。
芦北町田浦の赤松館(せきしょうかん)へ行きました。地主であった藤崎家の五代目当主藤崎彌一郎が、明治27年に建てた屋敷です。
入口を入ってすぐのところから見たものです。
庭から見た屋敷。秋は紅葉がきれいだそうです。
前の写真の右の建物です。赤松館という名前は、部屋から赤松峠(あかまつとうげ)が見えたことから付けられました。
庭の池。ショウブとスイレンが咲いていました。
池に架かる桁橋。
屋敷の中を 、ボランティアガイドの方が、1時間10分に渡って詳しく説明してくれました。その間、他のお客さんはおらず、私たち夫婦の専属ガイドでした。
2階の1室は展示室になっています。元々、3部屋に区切る設計でしたが、日清戦争で中断したそうです。
天井の梁がむき出しになっています。構造は建築上貴重で、建築関係者の見学も多いそうです。
熊本地震でも、ずれは7mmしかなかったそうです。
藤崎家は、料理研究家だった江上トミさんの生家です。
徳富蘇峰は、彌一郎から5000円を借りて、国民新聞社を創立しました。これは国民之友創刊号(明治20年2月)です。
その他に、貴重な古書がたくさんあり、書籍に関する文化財も多いです。
様式の異なる床の間が3つあります。
勝海舟の書。
江上トミさんの料理の原点となった台所。
米蔵。別の所にあったものを移築したそうです。
中にカフェ米蔵があり、6代目夫人が残したレシピを再現したカレーがあります。