鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

赤水の岩堂磨崖仏

2017-07-28 | 史跡

霧島市横川町にある赤水の岩堂磨崖仏を紹介します。

霧島温泉駅のすぐ南に三叉路があり、これを西へ行くと案内板があるので、これに従って行きます。

 

車1台がやっと通れる道を1.4km進みます。離合する場所もあまりなく、対向車が来たら大変です。

ここが車で来れる終点で、この先は歩きます。

 

急な坂道をかなりの距離下ると、鳥居の正面に岩壁があります。帰りが大変です。

 

約80度前傾した岩壁に、岩堂磨崖仏があります。

 

反対側から見たものです。直接雨に打たれないため、風化防止の効果があると思われます。

 

岩を45cm掘り込んで、3体の磨崖仏があります。

 

中央が阿弥陀如来坐像、左が観音菩薩立像、右が勢至菩薩立像です。岩に描かれた蓮台に乗っています。

高さはいずれも140cmです。彫られたのは1334年で、鹿児島県で2番目に古い磨崖仏です。

 

阿弥陀如来坐像。鎌倉期の様式を残すものです。

 

観音菩薩立像。

 

勢至菩薩立像。

 

奥にあるお堂と石像。

 

岩堂磨崖仏からさらに200m下ると、天降川右岸に子産恵宮(このみや)神社があります。

 

ほぼ垂直の岩壁となっており、下に洞窟があります。

 

洞窟の中に神社があります。

 

洞窟内部の子産恵宮神社。

昔、子供のいない夫婦が岩堂磨崖仏にお参りしたところ、下に子宝の神社があるといわれ、苦労してここまで来てお参りしたら、子宝に恵まれたという伝説があるそうです。

コメント (4)
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