いちき串木野市羽島の羽島崎神社へ行きました。
白い鳥居です。
参道に、黎明の地ふるさと短歌大会の歌があります。
参道を進みます。
サボテンの花が咲いていました。
対の狛犬。
山の麓に緑の屋根の社殿があります。
羽島崎神社社殿。
隣にゴンザ神社があります。
ゴンザは薩摩の漁師の子で、1728年、11歳の時、舵手の父と米を積んだ船で大阪へ向け出港しました。嵐にあい半年余り漂流して、カムチャッカに漂着しましたが、ゴンザとソーザの二人が生き残り、15人が亡くなりました。
1731年二人はモスクワに赴き、1734年、アンナ・ヨアノヴナ女帝に拝謁し、流暢なロシア語を話すゴンザに感銘を受けた女帝は、日本語教師を命じました。ゴンザは3年の間に、12000語にのぼる世界初の露和辞典を著しました。
1739年、ゴンザは異国の地で21歳の若さで亡くなりました。辞典の和語は薩摩語でしたが、その特徴が羽島であることから、出身地がここと推定され、神社と像が建てられたのです。なお、ゴンザは権左衛門ではないかということです。
神社の横から羽島の集落を望む。
前の写真の右。向こうは薩摩半島西岸(吹上浜)で、右の一番高いのが金峰山です。