鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

羽島崎神社

2023-07-08 | 史跡

いちき串木野市羽島の羽島崎神社へ行きました。

 

白い鳥居です。

 

参道に、黎明の地ふるさと短歌大会の歌があります。

 

参道を進みます。

 

サボテンの花が咲いていました。

 

対の狛犬。

 

山の麓に緑の屋根の社殿があります。

 

羽島崎神社社殿。

 

隣にゴンザ神社があります。

ゴンザは薩摩の漁師の子で、1728年、11歳の時、舵手の父と米を積んだ船で大阪へ向け出港しました。嵐にあい半年余り漂流して、カムチャッカに漂着しましたが、ゴンザとソーザの二人が生き残り、15人が亡くなりました。

 

1731年二人はモスクワに赴き、1734年、アンナ・ヨアノヴナ女帝に拝謁し、流暢なロシア語を話すゴンザに感銘を受けた女帝は、日本語教師を命じました。ゴンザは3年の間に、12000語にのぼる世界初の露和辞典を著しました。

 

1739年、ゴンザは異国の地で21歳の若さで亡くなりました。辞典の和語は薩摩語でしたが、その特徴が羽島であることから、出身地がここと推定され、神社と像が建てられたのです。なお、ゴンザは権左衛門ではないかということです。

 

神社の横から羽島の集落を望む。

 

前の写真の右。向こうは薩摩半島西岸(吹上浜)で、右の一番高いのが金峰山です。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする