南九州市頴娃町の田の神を3体紹介します。
御領の田の神です。この付近は元禄年間(1688~1703年)に新田が拓かれました。
右手に鍬、左手にメシゲを持っています。建立は1847年です。
顔は風化しています。
後ろ姿。
掛け干しの風景を眺めています。おかげで今年も豊作でした。
南春向の田の神です。左は用水路改修記念碑。
水神碑などと並んでいます。水神碑の建立が1818~1848年なので、田の神もこの頃建てられたと考えられています。
左手にメシゲを持った座像です。
大きなシキを被り、表情が少し残っています。
後ろの水神碑。
後ろ姿。前は芋畑です。
佃の田の神です。
耕地整理記念碑と並んでいます。
右手に鍬、左手にメシゲを持っています。
シキの一部は欠けているようです。
田園風景を眺めています。前は馬渡川で、この上流(右)が前回紹介した佃の棚田です。