曽於市財部町の溝ノ口洞穴へ行きました。
前回の三連轟の滝から溝ノ口川を下流へ行き、左へ上がったところにあります。
鳥居の向こうに洞穴があります。
山の斜面の溝ノ口洞穴。霧島ジオパークの一つで、国指定天然記念物です。
洞穴入口。入口の幅14.6m、高さ6.4m、全長209.5mです。
岩穴観音像です。
暗い中を奥へ行きます。この洞穴は、旧地形の谷を入戸(いと)火砕流堆積物が埋め、下部の軟らかい部分が地下水で浸食されてできたと考えられています。
天井に多くの穴があります。「吹き抜けパイプ」といい、高温の火砕流堆積物でガスが発生し、上方へ抜けてできたと考えられています。
洞穴内から入口を望む。
暗い中を、懐中電灯(備え付け)を照らして進みます。ひんやりとしており、しばし暑さを忘れました。
この先は立ち入り禁止です。
洞穴から流れ出る水。この地下水が洞穴を作ったのです。