万葉歌碑
2011-10-18 | 史跡
長島にある万葉歌碑を紹介します。
黒之瀬戸大橋を渡り、次の信号を左(国道389号)へ少し行くと案内板があり、これに従って行きます。
道路脇の少し高いところにあります。
正面が歌碑です。
万葉歌碑。歌は下に刻まれています。
隼人(はやひと)の 薩摩の瀬戸を雲居なす
遠くもわれは 今日見つるかも
長田 王(ながたのおおきみ)
以下は案内板の説明です。
この歌碑に刻名してある長田王の歌は万葉集第三巻に登載されている秀れた歌です。今から千二百年前、時の天皇の命令で九州に下った長田王が遠く黒之瀬戸の渦潮に船を乗り入れていみじくも歌い上げた歌で、何か特別な使命を帯びた長田王の感動が高い格調を持って歌われています。また、文学遺跡としても九州最古のものと言われています。
歌碑の前から、木の間に黒之瀬戸大橋が見えます。
歌碑の近くから見た黒之瀬戸と黒之瀬戸大橋。
当時の風景も、橋がないだけで、あまり変わらないことでしょう。
長田王は、どんな使命を帯びて、急流の瀬戸を渡って長島に来たのでしょう。
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