鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

内山田の鼻んす

2024-05-16 | 史跡

霧島市隼人町内山田の鼻んすを紹介します。

 

鼻んすは用水路のトンネルのことです。

江戸時代の1711~1716年に、新田開発のため造られた宮内原用水で、天降川上流の水天渕から取水しています。

 

鼻んすとは鼻の穴のことで、形が似ていることからそう呼びます。

 

2連アーチトンネルにしているのは、トンネルが崩れるのを防ぐためです。

今はコンクリートやモルタルで補強していますが、元は素掘りトンネルだったでしょう。

 

右のトンネル。

 

左のトンネル。アーチ部はモルタルで覆っているだけです。

 

下流を望む。

 

上流から見たものです。平成14年の道路建設で一部削られましたが、消滅を免れました。

 

上流から見た近景。江戸時代の土木技術を知る貴重な遺産です。

 

上流を望む。この上流に鹿児島神宮があり、その前を流れています。

天降川の水天渕の取水口はこちらです。


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