鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

城山散策(2)

2017-07-14 | 史跡

西郷隆盛像のところから、鶴丸城跡へ歩いていきます。

 

鹿児島市立美術館です。

 

美術館の庭にある「じめさあ」の像。

「じめさあ」とは、島津家18代家久の奥方持明院(じみょういん)様のことで、親しみを込めて「じめさあ」と呼ばれました。器量には恵まれませんでしたが、その優れた人間性が尊敬され、人々に慕われました。

 

県立図書館の石垣に生えたアコウの木。

 

隙間なく積まれた石垣。

 

鶴丸城跡です。

 

堀に架かる大手橋。正面に御桜門が建設されます。

 

横から見た大手橋。

 橋長:15.75m

 幅員:8.18m

 架設年代:文化7年(1810年)

 

堀にはハスの花が咲いていました。

 

ハスの花。盛りは過ぎていました。

 

城跡へ向かいます。石垣の穴は、西南戦争の銃弾跡です。

 

城跡には、歴史資料センター黎明館があります。明治維新の資料を展示しています。

 

庭にある天璋院篤姫の像。大河ドラマで有名になりました。

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城山散策(1)

2017-07-12 | 史跡

少し前のことですが、鹿児島市の城山周辺を散策しました。史跡や植物などを見ていきます。

 

城山の麓にある照国神社。中国人観光客が多かったです。

 

鹿児島市指定保存樹のイヌマキ。鶴が羽を広げたようです。

 樹齢:180年

 

照国神社社殿。島津斉彬を祀る神社です。

 

島津斉彬の像。

 

石造り建造物の旧県立興行館。ネオゴシック風の建物です。

明治16年に建設され、興行館の後は博物館の資料館などとして使われましたが、今は閉館しています。

 

重厚なバルコニー。

 

世界で初めて精子が発見されたソテツ。

明治29年、東京帝国大学の池野成一郎博士が、精子を発見したソテツです。ちょうど雄花が咲いていました。

 

鹿児島市指定保存樹のクロガネモチ。

 樹齢:180年

 

県立博物館です。

 

城山を背にした西郷隆盛の像。

 

鹿児島市中央公民館。

昭和天皇のご成婚を記念して、昭和2年10月に竣工し、鹿児島市公会堂として使用されてきました。
昭和20年6月の鹿児島大空襲により、外部遺構を残して焼失しました。その後、改修工事が行われ、昭和24年から現在に至るまで、鹿児島市中央公民館として利用されています。

 

入口の石のアーチ。

 

小松帯刀の像。

小松帯刀は島津家の家老で、明治維新の礎を築いた人ですが、36歳の若さで亡くなりました。

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熊本旅行(10)海浦阿蘇神社のクスノキ他

2017-07-10 | 巨樹・古木

熊本旅行の最後は、巨樹・古木です。

 

芦北町海浦の海浦阿蘇神社にあるクスノキです。国道3号の脇にあります。

 幹周り:6.9m

 樹齢:300年以上

 

社殿の上に覆いかぶさっています。

 

上部。樹勢がいいです。

 

下部は傷んでいます。

 

根元は空洞化しています。

 

隣には、ムクノキの古木もあります。

 

芦北町田浦の田浦阿蘇神社です。

 

鳥居の先には、このような随身門があります。

 

門の中に、対の天狗の面があります。

 

天狗の先には、対の矢大臣と左大臣の像があります。

 

境内のアラカシ。

 幹周り:3.4m

 樹齢:300年以上

 

下部。だいぶ傷んでいます。

 

田浦阿蘇神社社殿。

 

鮮やかな天井絵馬がありました。

熊本旅行を終わります。

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熊本旅行(9)門口眼鏡橋他

2017-07-09 | 石橋

熊本県の石橋の続きです。

 

芦北町田浦の正善寺の横に門口(もんぐち)眼鏡橋があります。

 

右岸から見たものです。

 

上流から見た門口眼鏡橋。

 橋長:9.7m

 幅員:3.6m

 架設年代:幕末

 

下流より見る。左岸に小さな石橋があります。

この石橋は種山石工が架けたもので、種山石工には岩永三五郎や橋本勘五郎がいます。

 

左岸の小さな石橋。

 

正善寺です。

 

門口眼鏡橋の下流に橋本眼鏡橋があります。下流から見たものです。

 橋長:10.0m

 幅員:3.8m

 架設年代:幕末

 

右岸より見る。これも種山石工が架けました。

 

上流より見る。

 

芦北町役場田浦基幹支所の隣に八幡宮があります。

 

鳥居をくぐって進むと塩屋眼鏡橋があります。これも種山石工が架けたものです。

 橋長:5.2m

 幅員:3.6m

 架設年代:幕末

 

八幡宮に登ります。

 

社殿。

 

八幡宮から見た塩屋眼鏡橋です。

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熊本旅行(8)重盤岩眼鏡橋他

2017-07-08 | 石橋

熊本旅行で見た石橋をまとめて紹介します。

6月16日に紹介した津奈木町の重盤岩(ちょうはんがん)の近くに、重盤岩眼鏡橋があります。

 

つなぎ温泉四季彩の少し上流に、重盤岩眼鏡橋があります。四季彩からモノレールで展望露天風呂へ行けます。

重盤岩へ行くモノレールは、この上流です。

 

下流から見た重盤岩眼鏡橋。岩永三五郎の弟三平が、鹿児島で受けた傷の療養でお世話になったこの村へのお礼として架けました。

 橋長:18m

 幅員:4.5m

 架設年代:1849年

 

右岸より見る。

 

左岸より見る。重盤岩ではありませんが、正面に岩があります。

 

上流より見る。アーチの中はつなぎ温泉四季彩。 

 

重盤岩眼鏡橋の下流の支流に、中村眼鏡橋があります。

 

下流から見た中村眼鏡橋。向こうは、建設中の高速道路です。

 

上流より見る。向こうは新幹線です。

 

鹿児島と熊本の県境の鹿児島側に、薩摩街道の案内板があります。

 

薩摩街道を歩いていきます。

 

県境に境橋があります。

 

右岸(熊本県側)から見た境橋。

 

 

下流より見る。

 橋長:12.7m

 幅員:6.2m

 架設年代:明治16年

 

 

上流から見た境橋。向こうは、肥薩おれんじ鉄道の鉄橋です。

熊本の石橋が続きます。

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つのまき他

2017-07-06 | 食べ物

種子島から、つのまきが届きました。

 

つのまきは、もち米を灰汁につけ、暖竹(ダンチク)の葉で包んで煮たものです。

 

鹿児島のあくまきと、材料、作り方は似ていますが、あくまきが孟宗竹の葉で包むのに対し、暖竹の葉で三角に包むのが特徴です。

 

三角形をしているので、つのまき(角巻)といいます。黄な粉をつけていただきます。

 

種子島から、スモモも届きました。

 

スモモジャムを作りました。種ごとジャムにし、食べる時に取り出します。

 

スモモジャムの完成です。ヨーグルトに混ぜて食べたりします。

 

かからん団子を作りました。もち米粉に、水、よもぎの葉をつぶしたもの、砂糖、塩を加えて団子状にし、蒸して作ります。

正式にはサルトリイバラの葉で包みますが、自宅の庭のゲットウ(月桃)の葉で包みました。

 

よもぎの香りと、ゲットウの香りがわずかにします。

 

梅・スモモ酒を作りました。下が梅、上がスモモです。スモモを入れたのは初めてですが、どんな味になるのか楽しみです。

 

梅ジュースも作りました。梅の上に氷砂糖を入れ、冷暗所でしばらく置くとジュースが出てきます。

この後、鍋で熱消毒し、ビンに移して冷蔵庫で保管します。夏の暑い時、水割りに氷を入れて飲むと、さわやかな味がします。

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熊本旅行(7)御立岬公園

2017-07-04 | 

芦北町の御立岬公園へ行きました。

 

シンボルタワー。展望台になっています。

 

展望台から岬の先端を望む。キャンプ場、温泉など、いろいろな施設があります。

 

八代海を望む。天草はかすんでいました。

 

愛のカギ伝説の塔。

惹かれあった少年と少女が、別れるとき、星に一番近いタワーにカギをかけたら再会して結ばれた、という伝説があるそうです。

 

ここを訪れて、カギをかけるカップルが多いそうです。

 

さらに進んだところにある展望台。

 

展望台からの眺め。下の赤い屋根の建物は、キャンプ場のバンガローです。

 

御立岬の像。

 

岬の先端まで来ました。釣り場になっています。

 

芦北町では、星野富弘美術館へも行きました。星野さんは、事故で体が不自由になり、口で詩画を描いている方です。

群馬県の方ですが、芦北で花の詩画展を開いたことが契機で交流が深まり、ここに美術館ができました。

 

入口を入った所の壁にある詩画です。中は撮影禁止です。

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熊本旅行(6)赤松館

2017-07-02 | 

熊本旅行を再開します。

芦北町田浦の赤松館(せきしょうかん)へ行きました。地主であった藤崎家の五代目当主藤崎彌一郎が、明治27年に建てた屋敷です。

 

入口を入ってすぐのところから見たものです。

 

庭から見た屋敷。秋は紅葉がきれいだそうです。

 

前の写真の右の建物です。赤松館という名前は、部屋から赤松峠(あかまつとうげ)が見えたことから付けられました。

 

庭の池。ショウブとスイレンが咲いていました。

 

池に架かる桁橋。

 

屋敷の中を 、ボランティアガイドの方が、1時間10分に渡って詳しく説明してくれました。その間、他のお客さんはおらず、私たち夫婦の専属ガイドでした。

2階の1室は展示室になっています。元々、3部屋に区切る設計でしたが、日清戦争で中断したそうです。

 

天井の梁がむき出しになっています。構造は建築上貴重で、建築関係者の見学も多いそうです。

熊本地震でも、ずれは7mmしかなかったそうです。

 

藤崎家は、料理研究家だった江上トミさんの生家です。

 

 

徳富蘇峰は、彌一郎から5000円を借りて、国民新聞社を創立しました。これは国民之友創刊号(明治20年2月)です。

その他に、貴重な古書がたくさんあり、書籍に関する文化財も多いです。

 

様式の異なる床の間が3つあります。

 

勝海舟の書。

 

江上トミさんの料理の原点となった台所。

 

米蔵。別の所にあったものを移築したそうです。

中にカフェ米蔵があり、6代目夫人が残したレシピを再現したカレーがあります。

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