メランコリア

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『崖の上のポニョ』(2008)

2010-05-03 23:40:56 | 映画
『崖の上のポニョ』(2008)
原作・脚本・監督:宮崎駿 製作:鈴木敏夫
声優:山口智子、、長嶋一茂、天海祐希、所ジョージ、奈良柚莉愛、土井洋輝、柊瑠美、矢野顕子、吉行和子、奈良岡朋子 ほか
音楽:久石譲 主題歌: 『海のおかあさん』林正子 崖の上のポニョ』藤岡藤巻と大橋のぞみ


5月4日、つまり明日ですべてのレンタルを終えて、18日までにソフトを売って閉店する近所のビデオ屋さんで借りた
DVDの栄えあるラストを飾るのは、そう、2008年に大ヒットした今作、ポニョです。
大橋のぞみちゃんの舌たらずな主題歌を聴かない日はないってくらい耳について離れなかったな。
ずっと気にしてはいたものの、いまごろになってしまいました

あらすじ
崖の上に住む宗介は、海でオモチャの船を浮かべようとして、瓶にハマってしまった金魚を見つける。
そのまま緑色のバケツに入れて保育園に連れていくが、女の子に見つかって洋服を濡らして泣かしてしまう。
隣りにある老人介護施設「ひまわりの家」でも、ちょっとうるさがたのトキさんに「人面魚」だと怖がられてしまう。
どこに行っても探し当てて追いかけてくる父・フジモトによってポニョは連れ戻される。
宗介の切り傷をなめて治した際にDNAが混じりあい、「ニンゲンになりたい!」と願うポニョのパワーによって手足が生える。

とんでもない嵐となり、リサはムチャな運転で宗介を家まで送り、途中でニンゲンの女の子に化けたポニョを拾う。
すっかり宗介とその家族が大好きになったポニョを見て、母のグランマンマーレは2人にある試練を与える。
町がすっかり海の底になり、オモチャの船を魔法でちょっとだけ大きくして、ひまわりの家へ行ったリサを探しに出掛ける2人。
ポニョは眠くて魔法の力を失い、また魚の姿に戻ってしまうが、それでも宗介はポニョを守り、無事ひまわりの家までやってくる。。


CGを一切使わず、すべて手描きで製作したってゆうのも話題になった。
冒頭の複雑で、生き生きとした、あらゆる形と色が夢のようにうごめく海中のシーンからすでに感動的。
古代魚が泳いでいたり、巨大な魚が津波となって陸地に襲いかかってくる様子は大迫力!!!

顔がニンゲンで、カラダは魚ってゆうフシギな生き物なのに、金魚だって言い張る宗介と、
それを否定せず、嵐から子どもたちを守って、だんなの安否確認、ひまわりの家の安全にまで気を配る母親がたくましい!
宗介は5歳だが、自分で考えて行動でき、それを見守りつつ奔放に育てる母子関係が自立していて気持ちがいい。

いろいろ説明が欲しいとは思うけど、「いや、ここはこうなんだ」と有無を言わせぬ宮崎ワールド!
魔法が当たり前にあって、魚がしゃべる、純粋なファンタジーだからこそ、子どもも大人も夢中にさせるパワーがある。
「宮崎が中川李枝子の作品が好きであったために「崖の上のいやいやえん」らしいものを作ろうと考えていた。」んだって!驚×500(ウィキ参照

今作もまた豪華な俳優らが声優を担当している。
こないだ調べてて分かったけど、ケイトが英語版の声優に挑戦している(グランマンマーレの役
それもぜひ聴いてみたいものだと思ったけど、DVDにそうゆう特典・機能はないのね(選べるのは字幕のみ


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