■『学習漫画 世界の歴史 16 輝かしい未来への幕あけ』
監修:木村尚三郎 立案・構成:岩田一彦 シナリオ:柳川創造 漫画:古城武司 集英社
世界の歴史シリーズもこれが最終巻。図書館の親切な兄さんが一生懸命探してくれたお陰もあって、
どっさり手元に届いたから、だいぶ早足で読んじゃったけど
本書は初版'87年、'97年(第14刷)のものなので、元の物語りの巻末にその後の大まかな流れが急ピッチでまとめられてた感じ。
▼第二次世界大戦の死亡者数推定(およそ4000万人以上と言われている)
ソ連 2000万人
アメリカ 30万人(兵士のみ。一般市民は0)
ポーランド 610万人
中国 300~1300万人(中国を含め、アジア諸地域はよくわかっていない)
フランス 60万人
イギリス 36万人
ドイツ 510万人
日本 250万人以上
兵士より、空襲や虐殺など、戦争に巻き込まれて殺された一般市民の数が多かった中で、
アメリカ本土はまったく被害を受けず、戦争で大きくのびた経済力と、強大な軍事力を背景にして、世界の指導者であると考えるようになった。
▼冷たい戦争(冷戦)
★資本主義:資本(金)を持っている人が、持っていない人を金で雇い、生産を行う考え方。(米・日本など西側諸国)
★共産主義:個人の財産を認めず、生産手段のすべてを国が管理し、国民はその能力に応じて働くという考え方。(ソ連・中国など東側諸国)
「鉄のカーテン」:戦後、平和を誓って間もなく、資本vs共産で早くも対立が始まり、チャーチル(イギリス大統領)はソ連と東ヨーロッパ諸国の閉鎖的な態度を批判した。
「トルーマン宣言」:トルーマン米大統領が、「共産国と戦うあらゆる勢力を支援する」と演説した。
「マーシャル・プラン」:米国務長官が「ヨーロッパ諸国の経済復興に援助を行う」と発表。実際には西ヨーロッパのみに受け入れられた。
▼ベルリン封鎖
大戦後、米・英・仏・ソ連によって4分割占領されていたドイツ。西側が通貨改革をしたことから、東部も行い、西ベルリンを経済封鎖したが、米軍が支援物資を送った。
NATO(北大西洋条約機構):米はソ連に対抗するため、西側12カ国の軍事同盟を結び、東西の対立は決定的になり、ドイツも東西に分裂した(ベルリンの壁)。
ソ連も核開発に成功したため、核戦争の危険が生まれた。
▼中国
大戦後、ふたたび蒋介石の国民党vs毛沢東の共産党が内戦を開始。1949年、毛沢東は北京・天安門広場で中華人民共和国の成立を宣言。蒋介石らは台湾に逃れた。
李承晩(イスンマン)の大韓民国vs金日成の朝鮮民主主義人民共和国が38度線をはさんで武力衝突。米中心の国連軍が大韓民国を援助し、中国は義勇軍で対抗。
サンフランシスコ講和条約:日本が48カ国と結んだ第二次大戦の講和条約。米軍の駐留を認める「日米安全保障条約」に調印。
自衛隊:連合国の指示により本格武装した警察予備隊をつくり、のちに自衛隊となる。
ワルシャワ条約機構:ソ連は1955年、東ヨーロッパ諸国と軍事同盟を結び、NATOに対抗した。
▼A・A(アジア+アフリカ)諸国の台頭
インドシナ戦争:ホー・チミン(ベトナムの政治家・独立後の大統領)が独立宣言してもフランスが支配しようとしたため戦争となり、仏は南ベトナムに「ベトナム国」をつくった。
ジュネーブ会議:米・ソ連・英・仏など19カ国首脳がスイスのジュネーブで会議した。ジュネーブ協定で仏はベトナム・ラオス・カンボジアの独立を認めたが、米・南ベトナムは調印しなかったため、ベトナムも北緯17度線で南北に分割された。
「求同存異」:一致点を求めて異なる意見はしまっておくという意。周恩来+ネルーによって平和五原則を発表。結果、中東やアフリカ各地で民族運動が盛り上がった。
●カストロ:キューバの政治家。バチスタに反対し、革命を起こして成功し、首相となった。ラテン・アメリカで初の社会主義政権をつくる。
★水素爆弾:原爆よりはるかに強力な核爆弾。アメリカは1954年、南太平洋のビキニ環礁で実験を行い、放射能に汚染された日本の第五福竜丸の船員は帰国後入院し、1人が死亡した。
「ラッセル・アインシュタイン宣言」:ラッセル(イギリスの哲学者)とアインシュタインが核兵器放棄と平和的解決を訴え、反核運動の出発点となる。
フルシチョフ(ソ連の政治家)+アイゼンハウアー(米軍人・政治家)が冷戦停止を歩み寄ったが、ソ連に米偵察機が入り撃墜したことで中止された。
1962年、キューバにソ連が核ミサイル基地を建設しているとして、ケネディ米大統領は海軍を出動、寸前で衝突が回避されたことから、ホワイトハウスとクレムリン間にホットライン(直通電話)がつながれた。
▼中国とソ連の対立
同じ社会主義国として軍事・経済・技術などで深い協力関係にあったが、ソ連と米が平和共存を約束したことで関係が悪化。
チベット問題:中国vsインド間の国境紛争。A・A諸国の支持を受け、1971年、中国は国連に加盟した。
★ベトナム戦争
南ベトナム解放民族戦線vs南ベトナム軍の内戦に米軍が介入し、南ベトナム軍を援助したが、戦争は長引き、米国内でも反対運動が高まり、若者が兵士になることを拒否したため、ニクソン大統領は1969年、撤退させた。1976年、南北ベトナムは統一された。
オイルショック:サウジアラビアを中心とする中東の石油輸出国のグループOAPEC(アラブ石油輸出国機構)が1973年に石油の値段を大幅に上げたため、世界中に影響が出た。
1980年:日本の自動車の1年間の生産台数が1000万台を超え、米を追い抜いた。輸出が増え、米自動車産業が大打撃を受けたため、貿易摩擦が起きた。
第1回サミット(主要先進国首脳会議):米・EC(ヨーロッパ共同体:1967年結成。西側諸国による共同体)諸国、日本の間で経済問題を話し合った。
1980年9月:イランvsイラク戦争勃発。
▼宇宙開発
テレシコワ:ソ連の宇宙飛行士。1963年にボストーク6号に1人で乗って、初めて宇宙を飛んだ女性。
1975年、ソ連の宇宙船ソユーズ+米アポロ18号がドッキングに成功した。
ひまわり:1977年、初めて打ち上げられた。インド洋東部から太平洋西部まで常時観測。雲の位置や大きさ、分布などを写真撮影している。
スペースシャトル:1982年、米が本格的に打ち上げ開始。1回きりの使い捨てから、繰り返し使用が可能になり、費用を節約できるようになった。
チャレンジャー号の爆発事故:1986年、女性2人を含む7人の乗組員が死亡した。
▼先端技術(ハイテクノロジー、エレクトロニクスなど)
OA(オフィス・オートメーション)化が進み、セラミックスなどの新素材が開発され、バイオテクノロジーやクローン技術研究が進んだ。
INS:これまで使われていたいろいろな情報網を一つにまとめて、たくさんの情報を、より正確に、より早く送ることが可能になった。在宅勤務、在宅学習、ホームバンキング、ホームドクター、ホームセキュリティシステム、ホームショッピングなどに利用。
最初に読んだ巻の記憶がもうほとんど失われてます・・・
涙
まあ、これからもゆるゆると学んでいこう。
監修:木村尚三郎 立案・構成:岩田一彦 シナリオ:柳川創造 漫画:古城武司 集英社
世界の歴史シリーズもこれが最終巻。図書館の親切な兄さんが一生懸命探してくれたお陰もあって、
どっさり手元に届いたから、だいぶ早足で読んじゃったけど

本書は初版'87年、'97年(第14刷)のものなので、元の物語りの巻末にその後の大まかな流れが急ピッチでまとめられてた感じ。
▼第二次世界大戦の死亡者数推定(およそ4000万人以上と言われている)
ソ連 2000万人
アメリカ 30万人(兵士のみ。一般市民は0)
ポーランド 610万人
中国 300~1300万人(中国を含め、アジア諸地域はよくわかっていない)
フランス 60万人
イギリス 36万人
ドイツ 510万人
日本 250万人以上
兵士より、空襲や虐殺など、戦争に巻き込まれて殺された一般市民の数が多かった中で、
アメリカ本土はまったく被害を受けず、戦争で大きくのびた経済力と、強大な軍事力を背景にして、世界の指導者であると考えるようになった。
▼冷たい戦争(冷戦)
★資本主義:資本(金)を持っている人が、持っていない人を金で雇い、生産を行う考え方。(米・日本など西側諸国)
★共産主義:個人の財産を認めず、生産手段のすべてを国が管理し、国民はその能力に応じて働くという考え方。(ソ連・中国など東側諸国)
「鉄のカーテン」:戦後、平和を誓って間もなく、資本vs共産で早くも対立が始まり、チャーチル(イギリス大統領)はソ連と東ヨーロッパ諸国の閉鎖的な態度を批判した。
「トルーマン宣言」:トルーマン米大統領が、「共産国と戦うあらゆる勢力を支援する」と演説した。
「マーシャル・プラン」:米国務長官が「ヨーロッパ諸国の経済復興に援助を行う」と発表。実際には西ヨーロッパのみに受け入れられた。
▼ベルリン封鎖
大戦後、米・英・仏・ソ連によって4分割占領されていたドイツ。西側が通貨改革をしたことから、東部も行い、西ベルリンを経済封鎖したが、米軍が支援物資を送った。
NATO(北大西洋条約機構):米はソ連に対抗するため、西側12カ国の軍事同盟を結び、東西の対立は決定的になり、ドイツも東西に分裂した(ベルリンの壁)。
ソ連も核開発に成功したため、核戦争の危険が生まれた。
▼中国
大戦後、ふたたび蒋介石の国民党vs毛沢東の共産党が内戦を開始。1949年、毛沢東は北京・天安門広場で中華人民共和国の成立を宣言。蒋介石らは台湾に逃れた。
李承晩(イスンマン)の大韓民国vs金日成の朝鮮民主主義人民共和国が38度線をはさんで武力衝突。米中心の国連軍が大韓民国を援助し、中国は義勇軍で対抗。
サンフランシスコ講和条約:日本が48カ国と結んだ第二次大戦の講和条約。米軍の駐留を認める「日米安全保障条約」に調印。
自衛隊:連合国の指示により本格武装した警察予備隊をつくり、のちに自衛隊となる。
ワルシャワ条約機構:ソ連は1955年、東ヨーロッパ諸国と軍事同盟を結び、NATOに対抗した。
▼A・A(アジア+アフリカ)諸国の台頭
インドシナ戦争:ホー・チミン(ベトナムの政治家・独立後の大統領)が独立宣言してもフランスが支配しようとしたため戦争となり、仏は南ベトナムに「ベトナム国」をつくった。
ジュネーブ会議:米・ソ連・英・仏など19カ国首脳がスイスのジュネーブで会議した。ジュネーブ協定で仏はベトナム・ラオス・カンボジアの独立を認めたが、米・南ベトナムは調印しなかったため、ベトナムも北緯17度線で南北に分割された。
「求同存異」:一致点を求めて異なる意見はしまっておくという意。周恩来+ネルーによって平和五原則を発表。結果、中東やアフリカ各地で民族運動が盛り上がった。
●カストロ:キューバの政治家。バチスタに反対し、革命を起こして成功し、首相となった。ラテン・アメリカで初の社会主義政権をつくる。
★水素爆弾:原爆よりはるかに強力な核爆弾。アメリカは1954年、南太平洋のビキニ環礁で実験を行い、放射能に汚染された日本の第五福竜丸の船員は帰国後入院し、1人が死亡した。
「ラッセル・アインシュタイン宣言」:ラッセル(イギリスの哲学者)とアインシュタインが核兵器放棄と平和的解決を訴え、反核運動の出発点となる。
フルシチョフ(ソ連の政治家)+アイゼンハウアー(米軍人・政治家)が冷戦停止を歩み寄ったが、ソ連に米偵察機が入り撃墜したことで中止された。
1962年、キューバにソ連が核ミサイル基地を建設しているとして、ケネディ米大統領は海軍を出動、寸前で衝突が回避されたことから、ホワイトハウスとクレムリン間にホットライン(直通電話)がつながれた。
▼中国とソ連の対立
同じ社会主義国として軍事・経済・技術などで深い協力関係にあったが、ソ連と米が平和共存を約束したことで関係が悪化。
チベット問題:中国vsインド間の国境紛争。A・A諸国の支持を受け、1971年、中国は国連に加盟した。
★ベトナム戦争
南ベトナム解放民族戦線vs南ベトナム軍の内戦に米軍が介入し、南ベトナム軍を援助したが、戦争は長引き、米国内でも反対運動が高まり、若者が兵士になることを拒否したため、ニクソン大統領は1969年、撤退させた。1976年、南北ベトナムは統一された。
オイルショック:サウジアラビアを中心とする中東の石油輸出国のグループOAPEC(アラブ石油輸出国機構)が1973年に石油の値段を大幅に上げたため、世界中に影響が出た。
1980年:日本の自動車の1年間の生産台数が1000万台を超え、米を追い抜いた。輸出が増え、米自動車産業が大打撃を受けたため、貿易摩擦が起きた。
第1回サミット(主要先進国首脳会議):米・EC(ヨーロッパ共同体:1967年結成。西側諸国による共同体)諸国、日本の間で経済問題を話し合った。
1980年9月:イランvsイラク戦争勃発。
▼宇宙開発
テレシコワ:ソ連の宇宙飛行士。1963年にボストーク6号に1人で乗って、初めて宇宙を飛んだ女性。
1975年、ソ連の宇宙船ソユーズ+米アポロ18号がドッキングに成功した。
ひまわり:1977年、初めて打ち上げられた。インド洋東部から太平洋西部まで常時観測。雲の位置や大きさ、分布などを写真撮影している。
スペースシャトル:1982年、米が本格的に打ち上げ開始。1回きりの使い捨てから、繰り返し使用が可能になり、費用を節約できるようになった。
チャレンジャー号の爆発事故:1986年、女性2人を含む7人の乗組員が死亡した。
▼先端技術(ハイテクノロジー、エレクトロニクスなど)
OA(オフィス・オートメーション)化が進み、セラミックスなどの新素材が開発され、バイオテクノロジーやクローン技術研究が進んだ。
INS:これまで使われていたいろいろな情報網を一つにまとめて、たくさんの情報を、より正確に、より早く送ることが可能になった。在宅勤務、在宅学習、ホームバンキング、ホームドクター、ホームセキュリティシステム、ホームショッピングなどに利用。
最初に読んだ巻の記憶がもうほとんど失われてます・・・

まあ、これからもゆるゆると学んでいこう。