メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

帰宅

2010-05-23 23:55:55 | 日記
兄夫婦は朝10時頃出発。わたしはいつもの16時頃出るバスに乗った。
葬儀中の2日間は真夏のような暑さの晴れだったが、日曜は一変して雨で肌寒い。
雨と事故のために途中ちょっと混雑はあったけど、1時間遅れぐらいで着いた。
アパートに戻るとやっと自分に戻れる。でも、しばらくは元の生活を忘れてしまったような妙な感覚のままだった。
次は四十九日、初盆、一周忌、三回忌とつづく。



おばあちゃんのことを考えると、いつもサクマ製菓のいちごみるくキャンディを思い出す。
子どもの頃、遊びに行くといろんなお菓子を出してくれるのが楽しみで、甘いもの大好きなわたしは中でもこの飴が好きだった。
みんなお茶の時間が大好きで、集まればお茶を飲みながら笑い話が延々続き、そのあとお昼寝の時間があった。
脳溢血で何度か生死を彷徨ったけど、そのたびになにか特別な力に助けられて、長い施設&入院生活中には
母と叔母が週1で洗濯物を取りに行ってた。わたしも何度か顔を見せに行ったけど、もっと行けばよかったな。

死ぬことは終わりじゃない。むしろ魂の故郷に帰ること。
スピリチュアル本で読んでからそれほど死が悲しいものだとは思わなくなった。
93歳の大往生とゆうこともあって、式でもみんなそれぞれ別れを惜しむけど、暗さがなかったのが幸い。
おばあちゃんも会場で「わざわざ来てくれて申し訳なかったね。ありがとうございました」てみんなに丁寧に頭を下げてる姿が目に浮かぶ。
そして、これからもきっと家族のことを心配して、見守ってくれてるんだと思う。
まだまだ心配かけます。みんなのことよろしくね。



追。
家族や親戚が揃うとそれぞれの個性が強く出るよね。
とにかく全部を仕切りまくって、結局は「わたしばっかり押し付けて!」とキレまくる叔母、
自分は何もやらないのに家族や親戚を逐一チェックして、しまいには和尚さんにまで突っ込みを入れてる父、
親戚・近所1人1人がものすごいワケありで、聞けばビックリするようなことばかり
家族・親戚問題はなによりいちばんわたしのココロを傷つけるが、こればかりは逃げられない。
生きているかぎり人間関係はつづくんだ。そうゆう意味で、わたしも源くんに劣らぬ「生活苦手ニンゲン」なのかも


追。
実家の庭はいまが盛りといろんな花が咲いていた。
朝、時間が余ってたので、またたくさん写メを撮ってきた。
それぞれの名前も聞きたかったけど、そんな余裕もなく。いつか改めて聞こう。
花を見ていると、張り詰めた気持ちもほっとほどけるひとときだった。

コメント (4)