メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

甲状腺定期検査×認定日(延長)

2010-08-02 17:03:37 | 日記
早朝からT病院に行って、前回から半年後の甲状腺定期検査をしてきた。
1年前と同じ20mmで変化なし。次回は1年後でもよいとのこと。一応予約を入れたが覚えていられるのかっ?!
乳腺の検査も会社の定期検診とかでエコー検査のみでよい(精密検査の場合のみマンモ


4回目の認定日でもあったのでハロワへ。
今回も入稿メールした日に×をして提出。確認のため呼ばれたけど問題なし。
8月1日に毎年「雇用保険の基本手当ての日額、支給限度額の変更」があり。でもわたしのは変わりない金額だったv
ただ、「個別延長中は応募にいたる、より積極的な求職活動が必要となります」ってことで、
今月中までに2回、面接に行くという条件がついた うーーーん・・・とりあえず何か応募しなきゃね。
長い夏休みも終わりかしら???


金曜の夜は大人関連のドラマだらけになった。

「うぬぼれ刑事」初見。テンション高っ!イマドキな軽い会話の連続でテンポも速い。長瀬くんの相棒が良々なんだw

「熱海の捜査官」部長が出演するって情報ゲット。見たら、すごい妖しいチンピラ役?
今後、町の裏側で暗躍して、ストーリーをひっかき回してくれそうなまさにジョーカー?
でも、部長カッコいいんだから、たまには知的な悪役でもいいのにぃ。。冷徹な汚職警官役とかw

「モテキ」いまだハマケン現れず モバイルの特設サイトで例の「♪好きよ!抱いて!好きよ!」のジングルをDLしてみたw


『MUSIC FAIR』 にPE'Z出演!

UHA-UHA / 暴食系男子!!
土屋アンナとコラボってるんだ~/驚 やっぱりペズはカッチョいい!
ヒイズミくんちょっとふっくらした?逆に大山くん締まってる(朝シャンしてるってビックリしたけど、朝からシャンパンで納得w
ペズはヒイズミくんのキーボードと、航さんのドラムが大好き

しょこたん面白いなあ・・・スッポン飼ってるってw

関係ないが、タウンページのCMにロダンが出ててビックリ!驚
動物病院・獣医師(アニメ)編
『ロダンのココロ』は朝日新聞で派遣してた時に楽しみにしてたマンガ。単行本も買いましたv


ところで、月末には家賃を払ったお礼の品が届く。
今月は・・・・また洗剤だった!!!(+ティッシュボックス1箱

no more洗剤。

ストップ・ザ・洗剤。


コメント

『Lの世界』the L word シーズン5

2010-08-02 16:26:36 | ドラマ
『Lの世界』the L word シーズン5(2008)
シーズン5のシェーンは髪が伸びて、あまりイケてないなあ
「99セントショップで買ったの?」てセリフにビックリ。向こうにも100均あるんだ!フリーダムな商品もあるかな?
ヘレナはキャサリンとポーカーで稼いだ金を横領した罪で投獄され、最初怖がってたのに、その後はけっこう楽しんでるのが笑える。
そこで同室となったダスティを釈放して2人で逃げるってゆってから、後半は全然出てこないのが寂しい。

軍の弁護士役でケリー・マクギリスがゲスト出演!
『メイド・イン・ヘブン』のヒロイン役で覚えてたんだけど、オフィの略歴に「二度離婚暦があり子供が二人いるが、2009年にレズビアンであることをカムアウト」だって。
この人もきっと『トップ・ガン』とかの時は全然言えずに悩んだんだろうなあ・・・ドラマを感じる。


シーズンの終わりには必ず別のドラマの第1話が入ってるものだが、今回は下記の3作。

『バーン・ノーティス』
なんだかやたらと軽いノリの男が主人公。急に任務から外されたらしく、FBIから尾行されながら、危ない橋を渡ってゆく話。
マイアミが舞台で、意味もなく水着姿の女性のショットが間あいまに挟んである
今年頭からスタートして、まだシーズン2が始まったばかりだそうな。


『ザ・プラクティス~ボストン弁護士ファイル』(1997)
法廷ドラマ好きだねえ、アメリカは。けっこう好きだけどね。正義が勝つまでのドキドキ感とか。
小さな事務所でスタッフもイイ人ばかりそう。第1話は、麻薬密売人の兄をかばおうとして、妹がコカインを隠した罪の裁判。
「普通なら15年だが、罪を認めれば10ヶ月の刑期で済む」という条件を出す弁護人側と、
「わたしは無実だ。嘘をつくなと教えてくれたじゃないっ!」と祖母に涙で訴える17歳の少女。
第二審議で10ヶ月が4ヶ月に減り、「夏休みのキャンプだと思えばいい!」と譲歩を迫るが断固として受け入れない少女。
第三審議でドネルの必死の演説で見事「無罪」を勝ち取る。


『ボストン・リーガル』
ジェームズ・スペイダーが主演ドラマ。上記の「ザ・プラクティス」のスピンオフらしい。
スペイダーは好きな俳優の1人で、いつもスノッブな「食えない人」役が多かったけど、
連続ドラマに出演なんてビックリ。しかも、もう50歳かあ!/驚×3000 ちょい太ったね

法廷ものは好きなので今作も面白く見たけど、シリーズ全部チェックするほどじゃないなあ。
ハマる話と、そうでないものと分かれるポイントって何だろうね?
2004年~2008年までOAされて、スペイダーは2回もエミー賞を獲得してるんだから、けっこうな人気だったんだ。
第1話はスペイダー演じるアラン・ショアより、伝説的弁護士らしいデニー・クレインのほうが目立ってる気がしたけど。

コメント

『箱に入った男』

2010-08-02 15:40:54 | 
『箱に入った男』
アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ/著 イリーナ・ザトゥロフスカヤ/絵 中村喜和/訳 未知谷
リンク先と装丁が違う。黒とも言えない深く暗い蒼?でタイトルも何も書いてない表紙が目をひいた。
狩りを趣味とする獣医のイワン・イワーヌイチと、中学校教師のブールキンの2人。
前の晩眠れずに納屋にてブールキンはとても偏屈極まりない同僚で隣人のベリコフという男の話をする。

夏でもオーバーコートを着て、肌をさらさず、殻に閉じこもっている性格であるばかりか、
あらゆることを周囲にも禁じ、常に「何か起こらなければよいが・・・」と心配しているベリコフ。
彼にウンザリしていた町の住民は、ウクライナ人の新任教師ミハイルの姉ワーレンカを結婚させたら
少しはマシになるのではないかと考えるが、将来に関する不安からいよいよベリコフは追い詰められてしまう。。
嘲笑の種にされたショックから死んだベリコフ。さて自由が満喫できると住民は胸を躍らせたが、
結局は彼に代わる「密告者」が現れたに過ぎなかったというオチがブラックでもあり、示唆に富んでいる。

今作にはまだ続きがあり、全部で三部作となっている。


『すぐり』
アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ/著 イリーナ・ザトゥロフスカヤ/絵 児島宏子/訳 未知谷
すぐり=スグリ科スグリ属の植物、および果実。グズベリー。
シリーズ2作目。
狩りに来た2人は突然の雨にアリョーヒン宅に雨宿りをして、今度はイワンが弟の話を語って聞かせる。
平凡で貧しい役人の弟は、いつかのんびりと過ごせる「地主屋敷」を手に入れたくて、
異常なまでに切り詰めた生活をして、愛のない結婚をし、その奥さんも貧しさで死んでしまう。
そして、人生の後半にとうとう屋敷を手に入れると、傲慢に太った地主となり、周りにささやかな施しをしたりする。
まさに幸せを満喫する人間の中に絶望を見て、イワンは怒りをもって訴える。
「誰かの幸せには、必ず不幸せな者の存在があるのに、見ていないフリをしているのだ」

こうも哲学的で暗雲たちこめているのはロシアの土地柄だろうか。
イラストには、タイトルでもあり、弟が夢見た「すぐり」が頭部についた人間が描かれているのが印象的。

p.21
「人間に必要なのはたった3アルシン(約2m)の土地だけだとよく言われます。でも、3アルシンで充分なのはむくろであって、生身の人間ではないのです。街から、闘いから、実生活の煩雑さから逃れて、自分の屋敷に身を隠そうとするなんて、そんなのは人生じゃありませんよ。これはエゴイズム、怠惰であり、いわば、修道院生活です。人間に必要なのは、全世界、自分の自由な精神の特質と特色を、その空間の中で存分に振る舞える、森羅万象全体なのです」

p.39
「人を舞い上がらせる欺瞞は、数多の真実よりもずっと重要だ」

p.57あとがき
「ただ物言わぬ統計表のみが抗議している。栄養失調で何人の児童が死亡したかなど、数字ばかりです。幸せな人々が自分を快く感じることができるのも、不幸せな人々が自分の重荷を黙ったまま背負っているからです」


『恋について』
アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ/著 イリーナ・ザトゥロフスカヤ/絵 中村喜和/訳 未知谷
シリーズ3作目。
作者は登場人物の口を借りて、ついに恋愛について息せき切って語り出す。
アリョーヒンは生まれながらの農夫かと思ったら、大学出の知識人だったんだ。
亡き父が遺した広大な土地と借金のために、毎日農業に明け暮れ、使用人と寝起きしているアリョーヒンが
町に行った際に出逢った夫婦はとても優しくて、美しい妻アンナといつしか想いを通わせるようになるが、
家族を捨てさせてまで、貧しい自分の家に迎えるのは酷ではないかと迷うアリョーヒン。
2人の子持ちで、自分はもう若くない、更に経済状況を悪化させてしまうのではと思っているアンナ。
ついにアンナは精神を患い、養生のため夫婦は遠くに引っ越すことになり、
別れの電車で2人は互いに想い合っていたこと、つまらぬ迷いで大切な時間、愛を失ってしまったことを悔いるのだった。。


p.28
「苦労が消えると、女は自分で苦労をしょい込む」

p.42
「そのとき私は、2人が愛し合うのを妨げていたものすべてが、いかに些細でつまらぬことだったか、いかにまやかしに満ちたものだったかをさとって胸に灼けるような痛みを覚えました。ひとたび人を愛するならば、自分の愛について考える際、幸福か不幸か、善か悪かを常識的に考えるより、もっと重要で高尚なことから出発すべきである、さもなければ、考えることなど一切止めるべきだ、ということがわかりました」

耳が痛いだけじゃなく、余りにも真実を簡潔で、魅力的な言葉で表すので涙が出そうになった。

p.47あとがき
「幸せな家族はどれもみな同じように見えるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある」(アンナ・カレーニナ)

女流作家のリディア・アヴィーロワが「本書のモデルは自分だった」と回想記に書いたというのも驚き。

亜麻色(あまいろ)=亜麻糸の色。黄色がかった薄茶色。色の和名にもステキな響きがあるなあ!

色の和名
コメント