メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

スペボ@トルコ編

2010-08-16 20:39:58 | 日記
ライブ友に録画を頼んでいたスペボのワールド編を見ました~♪いつもお世話になるです!!!
まだ雪が残ってる季節に収録したんだね/驚 今回訪れたのは、トルコのイスタンブール。
トルコは親日家が多い国だから、みんな親切だったんじゃないかなあ。

ストリートでは腹踊りがどん滑りに終わり、楽器よりブレイクダンスで評価され、
狭いスペースでのスペボテーマソングは大盛り上がり 自らを「密室系」て呼んだりw
オイルレスリングでベトベトになった後は、トルコ特有の蒸し風呂「ハマム」で垢すりをしてもらい、
泡あわになって、なぜか屈強なおじさんからモーレツなプッシュを受け、ジュンジュンは呼吸困難に

ジプシー音楽で有名なセリム・セスレムさんのライブに急遽参加できる手筈となって、
プレッシャーでテンション激下がりのハマケンだったけど、
変な帽子をかぶったまま、ボーン吹いたり、歌ったりして、無事に観客湧かせてた(ふぅ~w


テープには他にもいろんな番組が入ってた♪

スペシャエリア
これが噂のジュンジュン×マリエちゃんが司会してる番組かあ!ヨーキンさんがゲスト。わーい!
「にわかの肯定」=にわかファンがいるから盛り上がる。僕らみたいな水商売は、にわかファンを大事にしないとダメ。
って、またまた名言出ちゃいました

ラブラブエッサイム'82/グループ魂
以前ビデオ屋で流れてて、思わず聞き耳立てちゃったw PVのバイトくん、意外に体育着似合ってるし


ザンジバルナイト2010
4月に野音で演ったイベントも映像化されてたv
それぞれ1~2曲ずつしかOAされてないけど、ハマケンが真剣に吹いてる様子もバッチリ見れた♪
ヨーキンさんは♪みんな元気かい? また真心でも野音やって欲しいなあ!ぜひ!
そっか、この時はまだ寒い時期だったんだっけね?よっく見ればまた映りこんでるかしら?



自転車の後ろタイヤがまたパンクして、ここ1ヶ月ちょいでもう3度目くらいだから、
「内部がボロボロになってるので、タイヤごと替えたほうがいい」て以前からススメられて、今日交換してもらった。1本4000円也。
安く買うと、タイヤもそれなりだとか でも、ママチャリにそんなに高いの買う必要もないと思うんだけどね。

久々ハローワークに行って、2件紹介状を出してもらい、履歴書×職歴書いて、明日出せば、
とりあえず今月末までの失保分はこれで確保できるはずv
今日も暴力的な暑さで、1つ、2つの用事を足すのも命がけ/滝汗
ちゃんとスポーツドリンクを適度に補給しつつ、気をつけてたけど、外じゅうの空気が暑くて、
酸素不足で苦しくなって、外にいるのにパニックになりかけた。ヤバすぎる。。


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青いオウムと痩せた男の子の話

2010-08-16 15:36:32 | 
野坂昭如 戦争童話集3 青いオウムと痩せた男の子の話
野坂昭如/原作 水谷明子/文 栗原玲子/絵 汐文社

船乗りのお父さんがお土産に買ってきてくれたオウムを可愛がっていた男の子。
お父さんが亡くなった後も「ダイジョウブ?」と父ソックリの声でお話をするオウム。
空襲の日、お母さんも町ごと吹き飛ばされ、1人防空壕に残った少年はショックで言葉を忘れてしまう。

オウムは少年に父や母の声ソックリに「ゲンキヲ ダシテクダサイ」と話しかけるが、
終戦も知らずに少年は防空壕で飢えのために息絶え、
百年生きると言われたオウムもその3日後、まるで寄り添うように止まり木から落ちて死んでしまう。

オウムって種類によっては長生きするんだなぁ。100年とは言わなくても50~60年とか。
鳥は飼ったことがないから分からないけど、こんなにヒトに慣れて、離れないものだろうか?
戦時中すべてが灰色の時代に、南の島からやってきた極彩色のこの鳥は
どれだけ少年の心を癒しただろう。

やわらかいタッチの優しい絵。

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干からびた象と象使いの話

2010-08-16 15:36:31 | 
野坂昭如 戦争童話集4 干からびた象と象使いの話
野坂昭如/原作 水谷明子/文 門野真理子/絵 汐文社

戦時中、ヒトの食料も尽きていたので、動物園の動物たちのエサを用意するのは大変だった。
そしてとうとう昭和18年、「猛獣は空襲になった時、オリを破って出たら危険だ」という理由で殺傷処分が決定する。
本当の理由は、敗戦を民衆に報せずに空襲に備えさせるためだと書いてあるのが重要。

昭和18年9月2日、上野公園で猛獣27頭が殺され、地方の動物園も従わざるを得なくなった。

これまで可愛がってきた飼育員のおじさんは、飢え死にさせられる象を不憫に思い、
ついにある夜、鎖を放して、一緒に山奥に逃げ、人里離れた場所を2年も転々として、
とうとう2人とも飢えで痩せ衰えてしまう。

それでも、おじさんに元気になってもらおうと、ヨロヨロと逆立ちをして見せる象が痛々しい。

あったかくて素朴な絵の具遣いの絵で、たくさんの動物たち、深い森のシーンも画面いっぱい使って迫力がある。
みんな天の星となって笑っている場面が泣ける。

起承転結の「結」の部分が冒頭にきて、そうなった理由を描いていくという構成が多いことに気づいた。
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ぼくの防空ごう

2010-08-16 15:36:30 | 
ぼくの防空ごう
野坂昭如/原作 水谷明子/文 真崎守/絵 汐文社

お父さんが戦地に出兵する前に「空襲になったら、お母さんとボウズが爆弾にヤラれないように、入るところだから、ちゃんと作らなくちゃな」といって作ってくれた防空壕。
父が戦死して3ヶ月たっても、少年にはまだ実感が湧かない。

防空訓練中はお年寄りと子どもは、薄暗く、湿った防空壕にいなければならず、少年は1人で心細かったが、
防空壕に入るといつも父と会え、一緒に陣地を守ったり、飛行機に乗ったり、機関銃を撃ったりして少年は過ごす。

昭和20年8月15日、戦争は終わり、防空壕も必要なくなって、あっという間に埋められてしまった。
「まったく、くだらないものを作らされたものだ」と言う大人たちに向かって、
「くだらないものなんかじゃ、ない!」と少年は泣いて叫び、父がもう死んでしまったことを思い苦しむ。

こうして、母子ともに生き残って、家も空襲にヤラれなかった町であっても、その傷跡は深い。

頼りになる父を尊敬する少年。なんだかウェストールの小説を思い出させる。
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馬と兵士

2010-08-16 15:36:29 | 
野坂昭如 戦争童話集6 馬と兵士
野坂昭如/原作 水谷明子/文 山崎勝彦/絵 汐文社

松根油はガソリンの代わりになると、兵隊と年老いた農耕馬6頭が、毎日山から松の根を抜く作業に明け暮れていた。
田舎の小さな町だから大丈夫と思っていたが、港を爆撃したB29が、余った爆弾を落としていって、
野ざらしの馬は1頭を残して全滅してしまう。

その1頭も血を流したまま、恐怖心から走り出してしまい、特に馬を可愛がっていた若い兵士が追いかけてゆき
そうこうするうち1晩過ぎ、兵営に戻らなかった兵士は脱走兵扱いとなってしまう。
しかし、馬の信用が再び得られるなら、一緒に死んでも構わないと世話を続け、
やっと逃げずに甘えるようになった頃、馬は死んでしまい、兵士も終戦を知らずに後を追う。

パステルと水彩絵の具を組み合わせたような絵。
動物が絡むとさらに悲壮感がさらに強くなるなあ・・・

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石のラジオ

2010-08-16 15:36:28 | 
野坂昭如 戦争童話集 沖縄篇 石のラジオ
野坂昭如/原作 黒田征太郎/絵 講談社

針を黄鉄鉱などの鉱石に当てると電波を受信することができるっていうラジオは、初めて知ったな。
本土の人たちを「ヤマト」と呼び、ヤマト防衛のための時間稼ぎとして大勢の民間人が激戦区に巻き込まれた沖縄。
民間人を巻き込んで、アメリカ軍に消耗を強いる作戦も空しく、本島は南北に分断され、
南に逃げた島民は日に100人単位で殺されたという。

それまで禁じられていたウチナァ口(沖縄の言葉)でカナが振られているのも独特の響きがある。

港町に住んでいた少年は母とも他の住民たちともはぐれ、三弦(さんしん)を弾きながら歌う老婆、
ハブや、ヒト、豚、牛、敵兵らの亡霊の列、死んだ赤ん坊が山と積まれているのも見る。
大きなガマ(洞穴)を見つけ、玉音放送を聴きながら少年は飢えと疲れで息絶える。

沖縄で戦争が終わったのは6月23日。

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凧になったお母さん

2010-08-16 15:36:27 | 
野坂昭如 戦争童話集2 凧になったお母さん
野坂昭如/文 黒田征太郎/絵 新潮社

「凧(たこ)になったお母さん」
空襲で周り中火に囲まれてしまい、逃げたのは近くの小さな公園の砂場。砂は防火用としてすでに掘り返されてしまっていた。
母親は戦場に行った夫のためにも、息子のカッちゃんをこんな所で死なせるわけにはいかないと、
噴き出す汗を息子のカラダに塗って、それが尽きると今度は涙を拭って顔に塗って周りの熱から守ろうとする。

けれども意識も朦朧となり、最後には体中から血が噴き出して、そのおかげで息子は助かるが、
火が落ち着いた頃、母はカラカラに乾いてペラペラになり、凧のように空に舞う。
助かった息子もまた飢餓で母の後を追って空へ行くという壮絶な物語。
母親の必死の愛。容赦ない戦場の惨状が痛いほど伝わる作品。

「年老いた雌狼と女の子の話」「焼跡の、お菓子の木」は、汐文社のシリーズですでに読んだけれども、
それよりも少しディテイルをふくらませてある。絵本用と分けて書いたのかな?

同じ「野坂昭如 戦争童話集」とあるけれども、出版社によって違った形で何冊か出ているのか?
新潮社の2のほかは見当たらなかった。

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『ギフト』(2000)

2010-08-16 14:31:31 | 映画
『ギフト』The Gift(2000)アメリカ
監督:サム・ライミ 脚本:ビリー・ボブ・ソーントン、トム・エッパーソン
出演:ケイト・ブランシェット、ジョバンニ・リビシ、キアヌ・リーヴス、ケイティ・ホームズ、ヒラリー・スワンク、ゲーリー・コール ほか
音楽:クリストファー・ヤング

trailer

『アメリカン・ゴシック』を撮ったサム・ライミ監督、俳優・映画監督のビリー・ボブ・ソーントンが脚本。
上記作品に出てたゲーリー・コールも弁護士役で登場。毎回クセのある役どころが多いね。
ビリー・ボブ・ソーントン自身も南部出身とかで、きつい南部訛りのセリフがあるのが特徴。
ケイトの出演作としてチェックしたが、やっぱ昔観たよな
真犯人はすぐに見当がつくけど、1人1人の人物に奥行きがあって、人間ドラマとしても完成された極上のサスペンス。


story
アニーは1年前の爆発事故で夫を亡くし、3人の男の子を育てながら、タロットカードで住民の相談を受けて生計を立てている。
長男が学校でケンカし、教師ウェインに呼び出され、婚約者ジェシカ(町の有力者の娘)を紹介されるが、
彼女の身に今後何か起こる不吉な予知映像を見る。

ヴァレリーは夫ドニーのDVで相談し、ドニーはアニーを「魔女」だと罵倒し、「これ以上関わるな!」と子どもを脅す。
ジェシカが行方不明となり、父親と警察からアニーに捜査協力を頼んでくる。
どこか湖に沈む彼女の死体の映像を見て、ドニーの所有地を調べると、鎖につながれたジェシカの死体があがり、
裁判でアニーは証言に立たされるが。。


田舎の小さな町にある閉塞感、差別、特殊能力を持つ者への偏見、、、などと闘いながら、
アニーが夫の死を受け入れ、自分自身を受け入れ、家族とともにその町で生き続ける決心をする過程の物語でもあるのが感動する。
キアヌがDV夫の悪役ってゆうのが珍しい。


映像特典
「ギフト」の魅力~メイキング&インタビュー、ミュージック・ビデオ
キャスト&スタッフ・インタビュー(ケイト・ブランシェット、キアヌ・リーヴス、ジョヴァンニ・リビシ、サム・ライミ)
オリジナル&日本版予告編

素晴らしい脚本も、それを正確に把握して体現する優れた俳優と、正確に映像化してまとめる優れた監督がいなければ、
素晴らしい映画は生まれないってことだな。
俳優って単に演じるだけじゃなくて、文章からその役柄の生きてきた背景、性格、瞬間ごとの心理状況を読み取れるセンスなども必要なんだ。


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