メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

すみだストリートJAZZフェスティバル@錦糸町 その1

2010-08-21 23:55:55 | アート&イベント
すみだストリートJAZZフェスティバル@錦糸町

サケ友に誘われて、今回が第1回目のジャズフェスに行ってきたv
一度ジャズフェスって行ってみたかったから楽しみだったけど、結果から先に言うとジャズは1つも見なかった

12時からスタートってことで、錦糸町駅で待ち合わせて、とりあえず本部が設置されている錦糸公園へ。
パンフレットをもらって、日陰で涼みながら、サケ友がにぎってくれたおにぎりをほおばるv
毎回このおにぎりが楽しみだったりして 美味しいおにぎりありがとうううううう!!!

メインステージでは、開会式挨拶の後、正則学園高校ビッグバンドの演奏が始まった。
あれは♪It Don't Mean A Thing (If I Ain't Got That Swing) だっけな。
こんな広々とした気持ちのいい場所で、ジェントルフォレストも聴いてみたいなあ!

イベントステージでは、氷彫刻世界大会優勝者・井上仁さんによる「氷の彫刻」実演が始まっていた。
数時間後に寄ったら、見事な人魚の姿が出来上がってた/驚
でも、この猛暑で溶けるスピードがハンパないっ!
みるみる雫が垂れて、下がビショビショになってたし

あてもなく歩いて「リトルインディア」さんの前では14:00~始まるバンドの宣伝に店長さん?自らが出てきて、
「ポテトサービスするから絶対来てね~♪」と、なぜかちょっとお姉風に誘われたけど、
結局行けなくってごめんなさいいいい!!!謝


駅前までフラフラ着いたら、そこでSAX、ギター、ベース、ドラムって編成のバンドが
フュージョンぽい演奏をしていたからだらだら見てたら、近くのバーガーキングで1杯90円でフロートが飲めるって
チラシをおねいさんが配っていたからまんまとつられる
涼しい店内生き返る~!!!て、ついつい四方山話に時間が過ぎてしまった


それから、昨日長野の友だちが絶賛してた「下町バームクーヘン」に行ってみたv
ちょい迷って、地元の美人さんに道を聞いて着いたら、工場とは言え、ちっさな店先に長机を置いてるだけのカワイイお店。
悩んだ末にスタンダードなバニラと、キャラメルを購入v
ほかにも、オレンジココア、ヨーグルト、蜂蜜、メープル、あずきなどなどたくさん種類があって全部食べたい!
よく見かける売ってるのと違って3cm幅に切ってない、筒状態のままなのね/驚
公園に戻って早速つまみ食いしたら、キャラメルのほうがしっとり甘くて美味しかったあ~♪♪♪



メインに戻ると、なぜか「KAGURA TAP with SARO」というタップダンスのショーをやってた。
若いストリート系の男女7~8人が交互に披露して、この暑さの中滝汗で見せてくれてすごーい!
体動かすの大好きサケ友もずっと「楽しそう~♪」と連呼してたv

レゲエブースの美人女子2人が「これからレゲエバンドあるのでぜひ見てください♪」とゆうので、
時間まで今年初かき氷を食すv カシスソースは血のような色で見た目怖いけど、ビタミンとれそうで◎。

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すみだストリートJAZZフェスティバル@錦糸町 その2

2010-08-21 23:55:54 | アート&イベント
Majestic Band 16:20~
やっぱレゲエはいいなあ!レゲエのリズムなら24時間踊っていられる自信があるv
ステージ前に置かれたパイプイスには思い切り日差しが当たってて死にそうだったから、
裏の日陰から見たら、意外に音が正面と同じように聴こえて、気持ちよく揺れてしまった。
ドラムはいかにもジャマイカン的風貌で、キーボードの方は英語教室もやってるのかな?日本語も上手!
時々「すみだく~」って呼びかけてるのが笑える
♪You've got a friend のレゲエver.や、ボブ・マーリーの♪ONE LOVE など一緒に歌ったv


MACKA RUFFIN
神さまかと思うようなハンパない長いドレッドを震わせて歌うハイテンションなボーカルがインパクト大!
「すみだ~!」が「志村~」に聞こえた(ドリフ?
♪上を向いて歩こう を日本語で歌ってくれたし。
普段、ライブハウスじゃ絶対見かけないおじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさん、
外国人も、地元民も、ちっちゃな子どもたちまで、みんな笑顔で踊ってたのがハッピーでじぃーんと感動

両方ともアンコールをやってから、本日のメインステージはこれにて終了。
夕方には満月近い月も出ていて、そばに3つの惑星を探したけど、結局見えなかった。

最後くらいジャズを見ようと、けっこう歩いて「すみだパークスタジオ」にやっと着いたら、
本日満席にてこれ以上入れないとのこと。うぅ・・・残念


ラーメン風び
昭和カフェも見当たらず(昼間は2、3あったけど閉まるの早いし)、
olinas モール内のラーメン屋で「もやしラーメン」を注文v
もやしとネギがてんこ盛り、麺はベビースターラーメン並に細い。とんこつ系スープで○。


閉店までおしゃべりして、今日1日も充実して楽しかった~♪
また、遊ぼうね~!!!
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『猫の事務所』 宮沢賢治

2010-08-21 09:23:43 | 
宮沢賢治の絵本も他館にまだあるようなので予約して借りてみた。
全集より、やっぱり童話は絵本にしたほうが子どもたちが手にしやすいし、
賢治が伝えたかったエッセンスがより豊かに伝わる気がする。
それぞれのイラストレーターの描き方、風合いの違いも重要な楽しみ方のひとつ。


猫の事務所 宮沢賢治/作 黒井健/絵 偕成社

猫の歴史と地理を調べる「猫の第六事務所」には4人の職員がいて、欠員が出るとみなが入りたがる名誉ある役職だ。
その中にかま猫(寒いのが苦手でいつも竈で寝るため、煤で黒い)がいて、優秀だがみなから蔑まれ、意地悪をされている。
ある日、かま猫はひどい風邪をひいて1日休んだ。翌日出勤すると、自分の原簿は別の人が使っていて、
仕事を奪われてしまっただけでなく、みなから無視されて居た堪れなくなって泣いてしまう。
そこに獅子が現れて、そんなことをしてるくらいならやめてしまえと、解散を申し付けるというお話。

これがニンゲン社会なら本当に陰険で大人気ないイジメだけれども、猫のためどこかほのぼのとしてしまうw
お弁当やペンを机から落ちて拾うのも、手が短いためにイスから浮いてしまったりして
動物の姿を借りて、世の中の不条理を描き出す賢治の優しいココロがひしひしと伝わってくる。


虔十公園林 宮沢賢治/作 伊藤亘/絵 偕成社

虔十はいつも樹を見てははあはあと笑ってばかりいたので、近所の子どもにまでバカにされていた。
ある日、突然「杉苗700本買って呉ろ」と親に頼む。これまで一度きりのお願いだからと親は買ってあげる。
虔十は喜んで庭に植え、「そんな土では成長しない」とか「ウチに日陰を作るな」とか言われても、これだけは譲らない。
杉は並木のようになり、子どもたちが夢中で遊ぶ校庭のようになる。
虔十がチフスであっけなく死んで、その後、村には鉄道が走り、開発され、すっかり見違えてしまっても、
残っていた杉林に、外国帰りの博士となった男は「ここはすっかり元の通りだ」と懐かしがる。
今や立派な杉林となったその場所に「虔十公園林」と名付け、いつまでも残すよう碑も建てた。

「全く、全く、この公園林の杉の黒い立派な緑、さわやかな匂い、夏のすずしい陰、
 月光色の芝生が、これから何千人の人たちに、本当のさいわいが何だかを教えるか、数えられませんでした」

素朴な地方訛り、豊かな擬音の使い方は、まさに賢治の童話の最大の魅力。
虔十の見る楽園のような景色に思わずじぃーんと胸が熱くなる。

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