メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

東京大空襲・戦災資料センター

2010-08-11 19:39:30 | 町歩き
東京大空襲・戦災資料センター

「住吉駅」から徒歩15分。またもや目眩で倒れそうな暑さの中、地図を片手に、日傘を差して、所々迷いつつ到着

早乙女勝元=東京都足立区出身の作家。1945年3月9日に東京大空襲を経験。1970年に「東京空襲を記録する会」を結成。2002年に東京都江東区にオープンした東京大空襲・戦災資料センター館長就任。
映画『戦争と青春』は早乙女さん原作の映画化。ぜひ観てみたい。

1Fは受付と戦争に関する資料・蔵書が見れる。
2FはテレビでNHK特別番組を流したり、焼夷弾が落ちた跡が残る古いピアノ(写真参照)、
『絵本 東京大空襲』早乙女勝元 作/おのざわさんいち 絵の原画等、学校給食の変遷サンプル、
日本が無差別爆撃を行った重慶ほか、空襲を受けた他国の被災写真(ドレスデン、ゲルニカ)などが展示されていた。

館内スタッフのおばさんが親切に説明してくれて、「なぜ東京のこの場所が選ばれたのか?」
その答えは、月島一体は当時工場が多く、つまりは武器・弾薬を作る工場地帯の人々を皆殺しにしてしまえば戦力が落ちること、
周りを隅田川や、海、運河に囲まれて逃げ場所がないこと、深夜に襲うことで恐怖を与え、戦う意欲をなくすことが目的だった。

カーチス・ルメイ=第二次世界大戦期のアメリカ合衆国の軍人。戦略爆撃の専門家、東京大空襲を初めとする日本の焦土化作戦を立案した。後に、空軍参謀総長になった。
東京の空襲はルメイ将軍が1人で発案した。戦後インタビューを試みるも「終わった遠い昔のことだ」と拒否。
「メダルの撮影は許す」として、メダルの中には1964年に、航空自衛隊創設時の戦術指導に対する功績により、
日本政府より勲一等旭日大綬章を授与されたものもある。妙な話だ。

映像では空襲体験者が語り、天皇を避難させたりすることで混乱が起きるという理由で警報が遅れたこと、
火の海と化した街で、酸素不足となり消防のポンプが止まってしまったこと、逃げまどう混乱で圧死した人も山になったこと、
戦後の統計で約10万人以上が亡くなり、堀割(地面を掘ってつくった水路。ほり。)には毎日どこからともなく死体が集まった話など。
真っ黒に炭化したヒトの映像・写真は強烈だった。

3Fは、集束焼夷弾の原寸模型や、焼け焦げた子どもの着物・帽子などの展示ほか、
灯火管制下の部屋(3畳ほど)を再現したコーナー、学童疎開の様子、早乙女館長の著作本も並び、
平和を願って描かれた手塚治虫のイラスト入りサイン色紙も飾ってあった。
コメント

わだつみのこえ記念館×喫茶ルオー

2010-08-11 19:39:29 | 町歩き
わだつみのこえ記念館@赤門アビタシオン
今日はどちらも変則的開館日時のため、ちょっとタイトなスケジュールだったけど、いい感じの配分で回れたv
本郷三丁目駅から徒歩10分ほどで到着。ビルの1階の1室を無料で公開している。

1Fは関連書籍と事務所も兼ねているらしく雑然としてたけど、職員のおじさん&おばさんは親切。
2Fが展示室で、狭いスペースに戦時中、若い兵士が書いた手紙や日記、手帳、写真などが展示されていた。
専修大学の学生さんたちが授業の一環なのか次から次とやって来て、メモをとったり、何か書いたりしてた。
受付でわたしも「専修大学の学生さん?」と聞かれたが、そんなはずはないでしょうよ



喫茶ルオー
『東京ノスタルジック喫茶店』に載ってた。同じく掲載されてた『万定フルーツパーラー』さんは残念ながら本日休業。
ゴロンとした牛肉+ジャガイモ入りの「セイロン風カレーライス(ミニコーヒー付きで950円)」は、超スタンダードなお母さんの味♪
大盛り・小盛りも選べたのね。ちゃんと値段も相応に変えてあって親切。
知らずに普通盛りを注文したら、やっぱりご飯残してしまいました/謝
おじさんと、おばさん2人で切り盛りしてて、とってもアットホーム。
席数は少ないけど、店内あちこちに可愛い絵が飾られてて、書棚には店名にもあるルオーほかの美術書が並んでた。
木造りのテーブルとイスが居心地よくて、隣りの席では男子学生2人がなにやら哲学的な討論を交わしてたし

本郷通りにはほかにも昭和喫茶がたくさん建ち並んでいる。
以前入った「名曲珈琲 麦」や、「コンドル」、「タイム」もよかったけど、
「ボンアート」、「モンテベルテ」、「リオ」(ここイイ!)、「画廊喫茶マルニヤ」なども気になる!

なぜかこの辺りって画廊が多いみたいね。学生街だから書店・古本屋が多いのは分かるけど。
お店の外観写真ほかは、また「フォトチャンネル一覧」でチェックしてみてくださいv


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