【THE BIG ISSUE VOL.342】
【内容抜粋メモ】
●「反移民戦争」
「移民の国」として創られたアメリカでは、今も約1200万人の非正規移民が重要な労働力を担っている
●干上がった国境の川で、3分間の再会
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/9a/9931e6a7f5ac61a9b978812d337062b6.jpg)
テキサス州のエルパソ市と、メキシコのシウダー・フアレス市を流れるリオ・グランデ川は両国の国境
年に数回干上がり、川の真ん中で引き裂かれた家族らが涙を流して抱き合っている
5月で6回目を迎えた「Hugs Not Walls(壁ではなく抱擁を)」では
「強制送還」など、アメリカの移民政策で離れ離れになった300の家族が束の間の再会を果たした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/aa/e76e162560dd178c40dea71bfab34928.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/bc/2f6aadda7864afb5742271fc2e7e3440.jpg)
200年ぶりに会った兄弟
「川に向かって歩く時、涙が止まりませんでした」
イベントを主催するのは、エルパソ市の住民・移民を支援する非営利団体「人権のための国境ネットワーク」
開催にあたり、アメリカの国境警備隊、メキシコ連邦警察と連携し、
家族らは一時的に国境を越えることを許される
同団体の創設者・事務局長・フェルナンド・ガルシア氏:
これは抗議行動です
国に対して現実のイメージを見せることで、世間の注目を集めるため
すでにアメリカは、何百万人のラテンアメリカ系家族を引き裂いてきた
●国境警備隊や警察による相次ぐ射殺事件
1998年に創設された「人権のための国境ネットワーク」は
20年間、国境警備隊や警察による「職権乱用」を記録してきた
2002年
非正規移民の少年が、エルパソのシェルター近くで
入国審査書類の提示を求められ、6人の国境警備隊に囲まれ
厳しい言葉を浴びせられ、近くにあったパイプを思わず手にした瞬間、
「正当防衛」を理由に射殺された
肌の色で始まるこうした事件は全米であとを絶たない
今年5月
エルパソで国境を越えようとした女性が射殺された
ガルシア氏:
警察・移民局が人種差別的な取り締まりを行う対象は「移民」だけではない
地域に住むラテンアメリカ人も差別的扱いを受けている
同団体のメンバーは7000人以上
ガルシア氏:
移民がアメリカにとって不可欠な存在なのは誰もが知っている
ニューヨークに失業者がいても、エルパソに来て、トマト摘みの仕事をするわけがない
●「宣戦布告なき戦争」
ガルシア氏:
この国境は、何千人もの「国境警備隊」「高性能武器」「無人飛行機システム」を備え
世界で最も軍備化された国境の1つ
これらは移民に対する1つの戦争なのです
トランプは選挙キャンペーンで、メキシコ人と移民を極めて否定的に利用した
国境を渡る者は、「犯罪者」「強姦者」と語り
移民500万人を「国外追放する」とまで公約したのです
大統領就任後、トランプは、国境・内陸の「入国管理官」に
非正規の入国者を逮捕するため、国中で強制捜査を断行しはじめた
(ナチスのユダヤ人狩りだな
テキサス州は、警察官が入国書類の提示を市民に求めることができる
そうした州法が各州の議会で通過しつつある
書類なしに入国すると「犯罪者」として起訴される
「政治的亡命者」として保護を求めていてもです
拘置所に入れられ、刑事告訴され、家族全員が拘留されます
●軍事基地を拘置所として使用予定
ガルシア氏:
「今後は、両親と子どもを別の拘置所に入れる」とトランプは言っている
将来、国境を越えようとする家族を諦めさせようとしている
エルパソ市の「フォートブリス基地」では、最大12000の家族を監視下に置くとみられる
●公正な移民改革を
ガルシア氏:
今、アメリカで働く約1200万人の入国書類を持たない移民を合法化すべき
移民、一時的労働者に、適正な賃金・権利を与える「就労制度」が整っていない
適切な「労働ビザ」がないから、正規の通関手続所以外で「非正規入国」せざるをえない
自由の女神像は
「その疲れた者たちを、貧しい者たちを、迫害された者たちを、ここへ寄こしなさい」と言う
これが19Cのアメリカの考え方だったはずだ
ガルシア氏:
難を逃れてきた人たちが、ヨーロッパから到着した時と同様
ラテンアメリカからやって来る彼らを市民にしなければならない
筆:Inaki stivaliz
***
今のアメリカも、ネイティヴアメリカンを根こそぎ殺して、奪った歴史があるからね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/v.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/v.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/v.gif)
アメリカの3大タブー「ネイティヴアメリカン大虐殺」「人種差別」「銃」はなくなるのか?
※「読書感想メモリスト3」カテゴリー内[ネイティヴ・アメリカン]参照
***
「ビッグイシュー日本版 BIGISSUE JAPAN」
“1冊350円で販売。180円が販売者の収入になります。”
[ホームレスの仕事をつくり自立を応援する]
「ビッグイシュー」は、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として
1991年、ロンドンで始まった 創設者はジョン・バード氏
住まいを得ることは、単にホームレス状態から抜け出す第一歩に過ぎない
[仕組み]
1.販売者は、この雑誌10冊を無料で受け取る
2.売り上げ3500円を元手に、以後は170円で仕入れ、350円で販売 180円を収入にする
[条件]
顔写真つきの販売者番号の入った身分証明書を身につけて売る
このほか「8つの行動規範」に基づいて販売している
【ブログ内関連記事】
「ボブとジェームズ、東京へ行く」@ビッグイシュー
「猫のボブが私をホームレスから一人の人間にしてくれた」@ビッグイシュー
『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(A Street Cat Named Bob)』(2016 ネタバレ注意)
求む! オフィス・スペース!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/cb/49517382f975b5c3c56d86ef0104b042.jpg)
「年間購読のお願い」@ビッグイシュー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/6a/e4f7d98bd5384e0b2ad3bdb4d5a457a6.jpg)
売り切れていた316号もPDF版で購入可能にv
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/be/05509547d3e1fd27e8c86feb1b95489b.jpg)
【内容抜粋メモ】
●「反移民戦争」
「移民の国」として創られたアメリカでは、今も約1200万人の非正規移民が重要な労働力を担っている
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/9a/9931e6a7f5ac61a9b978812d337062b6.jpg)
テキサス州のエルパソ市と、メキシコのシウダー・フアレス市を流れるリオ・グランデ川は両国の国境
年に数回干上がり、川の真ん中で引き裂かれた家族らが涙を流して抱き合っている
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「強制送還」など、アメリカの移民政策で離れ離れになった300の家族が束の間の再会を果たした
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200年ぶりに会った兄弟
「川に向かって歩く時、涙が止まりませんでした」
イベントを主催するのは、エルパソ市の住民・移民を支援する非営利団体「人権のための国境ネットワーク」
開催にあたり、アメリカの国境警備隊、メキシコ連邦警察と連携し、
家族らは一時的に国境を越えることを許される
同団体の創設者・事務局長・フェルナンド・ガルシア氏:
これは抗議行動です
国に対して現実のイメージを見せることで、世間の注目を集めるため
すでにアメリカは、何百万人のラテンアメリカ系家族を引き裂いてきた
●国境警備隊や警察による相次ぐ射殺事件
1998年に創設された「人権のための国境ネットワーク」は
20年間、国境警備隊や警察による「職権乱用」を記録してきた
2002年
非正規移民の少年が、エルパソのシェルター近くで
入国審査書類の提示を求められ、6人の国境警備隊に囲まれ
厳しい言葉を浴びせられ、近くにあったパイプを思わず手にした瞬間、
「正当防衛」を理由に射殺された
肌の色で始まるこうした事件は全米であとを絶たない
今年5月
エルパソで国境を越えようとした女性が射殺された
ガルシア氏:
警察・移民局が人種差別的な取り締まりを行う対象は「移民」だけではない
地域に住むラテンアメリカ人も差別的扱いを受けている
同団体のメンバーは7000人以上
ガルシア氏:
移民がアメリカにとって不可欠な存在なのは誰もが知っている
ニューヨークに失業者がいても、エルパソに来て、トマト摘みの仕事をするわけがない
●「宣戦布告なき戦争」
ガルシア氏:
この国境は、何千人もの「国境警備隊」「高性能武器」「無人飛行機システム」を備え
世界で最も軍備化された国境の1つ
これらは移民に対する1つの戦争なのです
トランプは選挙キャンペーンで、メキシコ人と移民を極めて否定的に利用した
国境を渡る者は、「犯罪者」「強姦者」と語り
移民500万人を「国外追放する」とまで公約したのです
大統領就任後、トランプは、国境・内陸の「入国管理官」に
非正規の入国者を逮捕するため、国中で強制捜査を断行しはじめた
(ナチスのユダヤ人狩りだな
テキサス州は、警察官が入国書類の提示を市民に求めることができる
そうした州法が各州の議会で通過しつつある
書類なしに入国すると「犯罪者」として起訴される
「政治的亡命者」として保護を求めていてもです
拘置所に入れられ、刑事告訴され、家族全員が拘留されます
●軍事基地を拘置所として使用予定
ガルシア氏:
「今後は、両親と子どもを別の拘置所に入れる」とトランプは言っている
将来、国境を越えようとする家族を諦めさせようとしている
エルパソ市の「フォートブリス基地」では、最大12000の家族を監視下に置くとみられる
●公正な移民改革を
ガルシア氏:
今、アメリカで働く約1200万人の入国書類を持たない移民を合法化すべき
移民、一時的労働者に、適正な賃金・権利を与える「就労制度」が整っていない
適切な「労働ビザ」がないから、正規の通関手続所以外で「非正規入国」せざるをえない
自由の女神像は
「その疲れた者たちを、貧しい者たちを、迫害された者たちを、ここへ寄こしなさい」と言う
これが19Cのアメリカの考え方だったはずだ
ガルシア氏:
難を逃れてきた人たちが、ヨーロッパから到着した時と同様
ラテンアメリカからやって来る彼らを市民にしなければならない
筆:Inaki stivaliz
***
今のアメリカも、ネイティヴアメリカンを根こそぎ殺して、奪った歴史があるからね
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アメリカの3大タブー「ネイティヴアメリカン大虐殺」「人種差別」「銃」はなくなるのか?
※「読書感想メモリスト3」カテゴリー内[ネイティヴ・アメリカン]参照
***
「ビッグイシュー日本版 BIGISSUE JAPAN」
“1冊350円で販売。180円が販売者の収入になります。”
[ホームレスの仕事をつくり自立を応援する]
「ビッグイシュー」は、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として
1991年、ロンドンで始まった 創設者はジョン・バード氏
住まいを得ることは、単にホームレス状態から抜け出す第一歩に過ぎない
[仕組み]
1.販売者は、この雑誌10冊を無料で受け取る
2.売り上げ3500円を元手に、以後は170円で仕入れ、350円で販売 180円を収入にする
[条件]
顔写真つきの販売者番号の入った身分証明書を身につけて売る
このほか「8つの行動規範」に基づいて販売している
【ブログ内関連記事】
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売り切れていた316号もPDF版で購入可能にv
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