【THE BIG ISSUE VOL.342】
【内容抜粋メモ】
■NPO法人「名古屋難民支援室」
日本で「難民申請」が増え続ける中、東京に次いで申請者が多いと言われる名古屋地区で
生活支援、法的なサポートを行う
コーディネーター羽田野さん
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/c1/923e81ea1e170c401b10e7e7637f4cee.jpg)
コーディネーター橋本さん
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/ed/daea7c665b45b70e8c385c1db56ca5c6.jpg)
●日本での「難民申請」は、年間2万人 認定数は7年連続1%以下
日本で「難民」をイメージできる人は多くないのではないか
コーディネーター:
難民というと子どものイメージかもしれないが、
日本で「難民申請」する人はほとんど成人男性
認定されたら、母国に置いてきた家族を呼び寄せようという方が多く、空路からが一般的
日本を選んだ理由は
“ビザが最初に下りた国だった”
“身の危険が少なそうだから”がほとんど
昨年、日本政府に「難民申請」した人は約2万人で、過去最高を更新
一方、難民として認定されたのは、わずか20人
日本は、「認定率」が7年連続1%以下で
他の先進国と比べて桁違いに低く、「難民鎖国」状態
●長い手続きが「二次的迫害」に
日本で難民と認められるまでには、平均2年4ヶ月
長い場合は5年以上 7年を要したウガンダ女性もいる(驚
コーディネーター:
彼女は政治的思想を理由に迫害を受け、活力ある人でしたが
あまりに長く不安定な生活を強いられ、精神的ダメージを受けました
アフリカ出身の男性は、母国に残した家族に迫害が及ぶ予断を許さない状況で
いつ認定されるか分からず、必要な人ほど手続きが長引くおかしな状況で
「二次的迫害」とも言える環境
●「名古屋難民支援室」の開設は2012年
それまでは地元の弁護士らが個別に支援していた
難民申請者の急増で、組織的な支援が必要になったのがきっかけ
2人は学生時代から難民問題に関心を寄せていた
橋本さん:
日本に逃れてきて働くこともままならず、
困難を強いられているのはおかしいとずっと思っていた
●法的支援と生活支援
「法的支援」
複雑な手続きをサポート
本人からの聞き取り、母国の情報収集をして
認定の判断材料となる「迫害事実の証明」に対応
「生活支援」
申請中は、就労許可が下りないことも多いため、
食料、住居、医療などのセーフティネットの確保に努める
●就労目的の「偽装難民問題」報道
申請者のほとんどが偽装のようなイメージになりかねない危機感を持つ2人
コーディネーター:
就労と難民になることは異なることでもあり、同時になり得ることでもある
差別・迫害を受け、教育も受けられず、仕事も見つからない方が日本に逃れ
審査官に「働きたい」と言うと「偽装難民」と切り捨てられるようなことはあってはならない
みんな自分の経験を難民の定義にあてはめて説明できるわけではないので
そこを引き出すのが私たちと審査官の仕事だと思う
●孤立する難民 日本語教室などの活動
2018年からファイザープログラムの助成を活用し、
「孤立する難民と地域社会の市民つなぐ関係構築プロジェクト」をスタート
アフガニスタン、ウガンダ出身の難民の方を講師に招き、料理教室を開催した
10~15人の近隣市民が参加して、親交が深まった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/1a/77dfc1ce68852d40c0541c88a44036a7.jpg)
支援が必要な人への「アウトリーチ」を目的とした
外国人コミュニティの訪問調査、
難民向けの日本語教室の調査も行っている
「アウトリーチ」
予防的な支援や、介入的な援助が必要な場合、支援者が被援助者のもとへ直接出向き支援すること
コーディネーター:
彼らが孤立しないよう、地域住民にも難民が身近にあることを伝えたい
今は経済が優先で、外国人の受け入れというと「労働力」として考えがち
祖国で身につけたスキルを活かして生きていけるような社会は日本人にも良い社会
他者への「想像力」を持ち、日本の社会的弱者も暮らしやすい社会になると確信しています
***
「ビッグイシュー日本版 BIGISSUE JAPAN」
“1冊350円で販売。180円が販売者の収入になります。”
[ホームレスの仕事をつくり自立を応援する]
「ビッグイシュー」は、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として
1991年、ロンドンで始まった 創設者はジョン・バード氏
住まいを得ることは、単にホームレス状態から抜け出す第一歩に過ぎない
[仕組み]
1.販売者は、この雑誌10冊を無料で受け取る
2.売り上げ3500円を元手に、以後は170円で仕入れ、350円で販売 180円を収入にする
[条件]
顔写真つきの販売者番号の入った身分証明書を身につけて売る
このほか「8つの行動規範」に基づいて販売している
【ブログ内関連記事】
「ボブとジェームズ、東京へ行く」@ビッグイシュー
「猫のボブが私をホームレスから一人の人間にしてくれた」@ビッグイシュー
『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(A Street Cat Named Bob)』(2016 ネタバレ注意)
求む! オフィス・スペース!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/cb/49517382f975b5c3c56d86ef0104b042.jpg)
「年間購読のお願い」@ビッグイシュー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/6a/e4f7d98bd5384e0b2ad3bdb4d5a457a6.jpg)
売り切れていた316号もPDF版で購入可能にv
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/be/05509547d3e1fd27e8c86feb1b95489b.jpg)
【内容抜粋メモ】
■NPO法人「名古屋難民支援室」
日本で「難民申請」が増え続ける中、東京に次いで申請者が多いと言われる名古屋地区で
生活支援、法的なサポートを行う
コーディネーター羽田野さん
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/c1/923e81ea1e170c401b10e7e7637f4cee.jpg)
コーディネーター橋本さん
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/ed/daea7c665b45b70e8c385c1db56ca5c6.jpg)
●日本での「難民申請」は、年間2万人 認定数は7年連続1%以下
日本で「難民」をイメージできる人は多くないのではないか
コーディネーター:
難民というと子どものイメージかもしれないが、
日本で「難民申請」する人はほとんど成人男性
認定されたら、母国に置いてきた家族を呼び寄せようという方が多く、空路からが一般的
日本を選んだ理由は
“ビザが最初に下りた国だった”
“身の危険が少なそうだから”がほとんど
昨年、日本政府に「難民申請」した人は約2万人で、過去最高を更新
一方、難民として認定されたのは、わずか20人
日本は、「認定率」が7年連続1%以下で
他の先進国と比べて桁違いに低く、「難民鎖国」状態
●長い手続きが「二次的迫害」に
日本で難民と認められるまでには、平均2年4ヶ月
長い場合は5年以上 7年を要したウガンダ女性もいる(驚
コーディネーター:
彼女は政治的思想を理由に迫害を受け、活力ある人でしたが
あまりに長く不安定な生活を強いられ、精神的ダメージを受けました
アフリカ出身の男性は、母国に残した家族に迫害が及ぶ予断を許さない状況で
いつ認定されるか分からず、必要な人ほど手続きが長引くおかしな状況で
「二次的迫害」とも言える環境
●「名古屋難民支援室」の開設は2012年
それまでは地元の弁護士らが個別に支援していた
難民申請者の急増で、組織的な支援が必要になったのがきっかけ
2人は学生時代から難民問題に関心を寄せていた
橋本さん:
日本に逃れてきて働くこともままならず、
困難を強いられているのはおかしいとずっと思っていた
●法的支援と生活支援
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0099.gif)
複雑な手続きをサポート
本人からの聞き取り、母国の情報収集をして
認定の判断材料となる「迫害事実の証明」に対応
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0099.gif)
申請中は、就労許可が下りないことも多いため、
食料、住居、医療などのセーフティネットの確保に努める
●就労目的の「偽装難民問題」報道
申請者のほとんどが偽装のようなイメージになりかねない危機感を持つ2人
コーディネーター:
就労と難民になることは異なることでもあり、同時になり得ることでもある
差別・迫害を受け、教育も受けられず、仕事も見つからない方が日本に逃れ
審査官に「働きたい」と言うと「偽装難民」と切り捨てられるようなことはあってはならない
みんな自分の経験を難民の定義にあてはめて説明できるわけではないので
そこを引き出すのが私たちと審査官の仕事だと思う
●孤立する難民 日本語教室などの活動
2018年からファイザープログラムの助成を活用し、
「孤立する難民と地域社会の市民つなぐ関係構築プロジェクト」をスタート
アフガニスタン、ウガンダ出身の難民の方を講師に招き、料理教室を開催した
10~15人の近隣市民が参加して、親交が深まった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/1a/77dfc1ce68852d40c0541c88a44036a7.jpg)
支援が必要な人への「アウトリーチ」を目的とした
外国人コミュニティの訪問調査、
難民向けの日本語教室の調査も行っている
「アウトリーチ」
予防的な支援や、介入的な援助が必要な場合、支援者が被援助者のもとへ直接出向き支援すること
コーディネーター:
彼らが孤立しないよう、地域住民にも難民が身近にあることを伝えたい
今は経済が優先で、外国人の受け入れというと「労働力」として考えがち
祖国で身につけたスキルを活かして生きていけるような社会は日本人にも良い社会
他者への「想像力」を持ち、日本の社会的弱者も暮らしやすい社会になると確信しています
***
「ビッグイシュー日本版 BIGISSUE JAPAN」
“1冊350円で販売。180円が販売者の収入になります。”
[ホームレスの仕事をつくり自立を応援する]
「ビッグイシュー」は、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として
1991年、ロンドンで始まった 創設者はジョン・バード氏
住まいを得ることは、単にホームレス状態から抜け出す第一歩に過ぎない
[仕組み]
1.販売者は、この雑誌10冊を無料で受け取る
2.売り上げ3500円を元手に、以後は170円で仕入れ、350円で販売 180円を収入にする
[条件]
顔写真つきの販売者番号の入った身分証明書を身につけて売る
このほか「8つの行動規範」に基づいて販売している
【ブログ内関連記事】
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売り切れていた316号もPDF版で購入可能にv
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