メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『銀河鉄道999』 少年画報社文庫版 (全12巻)

2010-05-27 11:36:33 | マンガ&アニメ
銀河鉄道999 4「沈黙の聖地」(小学館 小学館叢書 全10巻)
「鋼鉄天使」から「霧の都のカスミ」まで収録。もうすでにどこを読んで、どれを読んでないか分からなくなったから、
やっぱり下記の少年画報社文庫版で読んでいこうっと(予約多くて時間がかかるけど

『銀河鉄道999』少年画報社 少年画報社文庫版 7巻(全12巻)
なぜ大泉図書館に『銀河鉄道999』シリーズが豊富に置いてあるんだろうってフシギに思ってたら、あとがき読んで納得。
松本零士さんが大泉にもう長いこと住んでいらっしゃるそうな→こちら/驚×5000
ちなみにあとがきを書いていたのは、『宇宙戦艦ヤマト』の森雪の声優をしていた麻上洋子さん
かなりのコアファンぽくて、出会いやらの話を熱く、熱く語ってる!

『銀河鉄道999』少年画報社 少年画報社文庫版 8~10巻(全12巻)
動画で見た話も収録。アンドロメダに入ってすぐ、メーテルはキャプテン・ハーロックを名乗る者を倒しに時間城へ行く。
本人ではなかったが、果し合いのあとメーテルは「昔は鉄郎みたいな人だった・・・」と泣いている。誰だろう?
ホンモノのハーロックは布をかぶっていて、やはり戦士の銃を持ち、自分の船で旅立つ。


テレビアニメシリーズのDVDは9巻ラストの「第49話 これからの星」(2話連続の前編)まで見て途中になっていたが、
ゆうちゅうぶで動画がたくさんあるのをうっかり発見してしまい、3/3ちゃんと揃っているものを大体見てしまった

銀河鉄道999テレビアニメシリーズ

53 鏡の星の鉄郎
両親を亡くし、兄と死に物狂いで働いてやっと1枚のパスを買い、兄は途中で死んだ。砂山学は鉄郎にウリ二つ。999に乗ろうとすると偽造パスで拒否される。パスを売ったギゾール(笑)を撃ち、また1からやり直すと誓う。

60-61 大四畳半惑星の幻想
「明日の星」と呼ばれ、住民は999のことを知らない。太郎という夢見る青年にパスも服も盗まれた鉄郎たちは安い下宿に泊まり、働いて探すことに。結局、太郎は「ここでダメなら他に行ってもダメだ」と腰を落ち着けることを決心する。ラーメン美味そう!!!

62 夜のない街
綺麗な湖を見たいと、危険を承知で街に出ると、夜を乱したと捕らえられる鉄郎。メーテルの特権で解放され、湖に行くとブサカワな恐竜に会い、仲良くなる。警察に追い回され999に乗り遅れそうになったところを恐竜に助けられる。日本のネッシーと同類らしいw

65 交響詩 魔女の竪琴
島の気位の高い女王への貢物で星は食べ物が不足して200年もたった。ニコライ少年が貢物のリンゴを奪って射殺されたため、仇をうつため鉄郎は女王のもとへ。それはすでにミイラと化していた。

68 好奇心の星
赤い目玉みたいな星に吸い寄せられて999は止まった。機械音声に脅されて、身包みはがされる鉄郎とメーテル。以前星に連れていかれた乗客が「星を刺せ」と指示。すると、中は機械で見られた星はたちまち自殺してしまう。

74 17億6千5百万人のくれくれ星
全国民が物乞いの星。1組の男女が999に乗り込み、鉄郎を人質にしてメーテルの服、金を奪った。鉄郎は母から「どんなに貧しくても物乞いだけはするな。歯を食いしばって働くのよ」と諭された話をするとイカリは改心する。鉄郎は銃をあげて、2人の車両は切り離され、未来に向かって出発した。鉄郎がまだメーテルのことをさんづけで呼んでる?

75 水の国のシャイアン(前編・後編)
以前は資源豊かな海だったのを開発・乱獲で滅ぼした支配者が鉄郎らを人質に999をハイジャックする。地元民のジェロニモは1人戦って死ぬ。兄はその遺志を継いで仲間と共にロケットに乗って追う。鉄郎の夢を聞き、支配者を倒して、もう一度豊かな海の星にすると誓う。

82 短かな生命の物語
蝶々の羽を持つ人たちの住む星では、羽を持たないジフは差別されている。クレハは汗して働いて夢を持つジフに惹かれるが、婚約者から止められる。1日の命だからこそ自分の選びたい道を選ぶ。分かるなあ。「メーテルなら好きな人がいても、掟のためなら諦めるのかい?!」て鉄郎のセリフに何も言えなくなるメーテル。

84 巨象の星
ビンに入れた日記を読んで、牙が金色の幻の象を探している冒険家スタンレーを救うため、臨時停車を頼む鉄郎。象は永遠の命を願って人殺しを続ける女王によって操られていた。助手もスタンレーも象にヤラれ、妻はその墓を守るために残るという。「男女の仲は難しいな。ボクはメーテルがいれば、恋人なんていらないよ」と言って赤くなる鉄郎。

85 愛の幻影惑星
アニメの鉄郎って何歳の設定だったっけ?この星ではやたらとカップルが多いみたい。貧乏画家の男は美人モデルに焦がれ、貧乏な詩人の女は画家を待ちわびる。モデルはプレーボーイと遊び、画家のもとを離れる。関係がもつれて事故になり、モデルらが機械人間だと分かる。鉄郎はメーテルが自分にとってどんな存在かを考える。

87 海からきたエルザ
戦争に備えて演習ばかりやっている軍隊の騒音に耐えられず鉄郎は文句を言いに行く。兵隊のナスカは長老に演習を止めさせる方法を聞くが、太陽から離れて気温が戻れば、海底に逃げた一族が戻るため戦争は避けられないと言われる。長老は海底を爆撃し、1人生き残ったのはナスカの恋人エルザだった。姉に止められるが、北の厳しい大地へ向かう決心をする2人。「人間は1人では生きられないけど、2人いたら戦争になる」とメーテルは言う。

88 運命の分れ星
滅びる星から移住した人々はまだ原始的で文字も持たない。ヤクは力は弱いが道具を使って獣をしとめる工夫を続けているが、力の強いムーは「もっと資源のある土地に移る」といい、恋人はムーについてゆく。ケンカで負けて落ち込むヤクに鉄郎は「頭を使えばいいじゃないか」と迫る。新しい道具で獣を倒し、未来を変えようとするヤク。鉄郎は機械の身体になっても地球が滅びていたらどうしようと考える。

89 ガンマン哀歌
金の採掘権を巡って争うブラック派vsホワイト派でつねに撃ち合いの絶えない星。ピアノマンの父は人々の心の支えとして音楽堂の建設を夢見るが撃たれてしまう。その裏には権利を横取りするため2派を共倒れにさせようとする市長と保安官の計略があった。思いっきり西部劇の世界。

90 アンドロメダの雪女(前編・後編)
太陽系はもう抜けちゃったのかな?アンドロメダの入り口の星。アンドロメダ一ラーメンが美味しい店の店主は昔好きな人雪さんがいたが、去ってしまった。皆機械の身体になってしまってお客は激減。鉄郎は店で雪女を見てしまうが死なず、タダで機械の身体にしてくれると雪女の家に行く。雪女は鉄郎の生身の身体をもらってツールのラーメンが食べたいのだという。メーテルはツールを連れてラーメンを作ってもらうと、雪女は食べて解けてしまう。

92 海底都市の最期
知事ごときがケンカして核戦争を起こして星ひとつダメにしたって・・・ 海底都市では地震が起こり、移住カプセルに乗れるのは富裕層だけ。鉄郎と親しくなった男は、事故から救った知事秘書からもらったパスで好きな女性とカプセルに乗る。999は海の上で待機してくれてたけど、カプセルから顔出したら放射能汚染はだいじょぶですか???

93 昆虫惑星の蛍子
かつては昆虫の惑星だったところに人間が移り住み、昆虫は絶滅の危機に。夜な夜な殺人事件が起こるようになり、事件に出くわした鉄郎らは、蛍子に会う。彼女は昆虫好きで、自分も虫と化してしまい殺人を犯していた。金髪にセーラー服もどうかと思うが、昆虫人間が急に出てきて目玉親父みたいに喋ったり、蛍子がなぜか緑色になって羽が生え、妙な機械とともに自爆する。SFにしてもぶっ飛んだ展開w

108 マカロニグラタンの崩壊
マカロニみたいな形をしたすべて機械化された都市に住む2人の兄弟?は何百年間もヒマでコンピュータ戦争をしていたが、鉄郎らをミニチュア化して閉じ込め、自分らを999に転送して乗客になりすました。マザコンはメーテルの母に命令されて2人を破壊し、鉄郎らを助ける。鉄郎はメーテルに母がいるのだろうかといぶかる。


一部の富裕層しか乗れないとは言え、999の乗客ってメーテルと鉄郎だけ?ていつもフシギに思う


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『おくりびと』(2008)

2010-05-25 22:42:55 | 映画
『おくりびと』(2008)
監督:滝田洋二郎
出演:本木雅弘、広末涼子、山崎努、余貴美子、吉行和子、笹野高史、杉本哲太、峰岸徹 ほか

気にはなっていたものの、あまり話題作を話題になってるうちに観ないほうなので先送りになってたけど、
今回の葬儀で話に出て興味を持ったので観てみた。ちなみに母は「期待してたわりにそうでもなかった」とのこと
観ているうちに次の展開が読めてくるようなストーリー構成だったけど、日本特有の納棺師って職業にスポットを当てたのがミソだな。

story
チェロ奏者の小林大悟は、念願のオーケストラに入って早々楽団が解散という憂き目に遭い路頭に迷う。
プロとして食べていくには半端な技術力しかなく、妻・美香のためにも1000万(!)で買ったチェロを売り払い、
実家のある山形に帰ることに決める。
喫茶店を経営していた父は、大悟が幼い頃に店のウエイトレスと駆け落ちしてしまい、
その後、店をスナックに改装して営んでいた母もまた2年前に他界。
「旅のお手伝い 正社員 未経験可」の広告を見てNK社の面接を受けた大悟は即入社が決定。
だがそれは「旅立ちのお手伝い」の間違いで、NKとは納棺、つまり納棺師の仕事だった。

初日から死後2週間放置された老婆の遺体を扱って、強烈なショックを受けるが、
社長が懇切丁寧に死者を整え、遺族が心から感謝を述べる姿を見て、納棺師の仕事に誇りを感じるようになる。
でも、美香は耐えられず「仕事を変えるまで実家に帰らせてもらいます」と出て行ってしまう。。


なんといっても本木雅弘の演技が今作を引っ張っている。元々の職業であるチェロの演奏シーンだって難しかったろうに、
納棺師ってゆう特殊な仕事の所作を覚えるのは大変だったろう。
それもまた脇を固める山崎努、吉行和子らベテランの存在があってこそ引き立つ役。
中でもやっぱ笹野高史さんがいいんだなあ~!どの映画に映ってても、そこの空気に自然に溶け込んでるって、
小津作品の笠智衆さんを見ているようだ。

仕事自体の辛さはもちろんのこと、職業差別ってゆうのも考えさせられた。
「子どもが生まれたら、堂々と自分の仕事が言える?子どもは学校でイジメられると思うし」
一番身近な妻にまでこんなに露骨に避けられたらショックだよね。
でも、ヒトの誕生に助産婦さんらが必要なように、ヒトの死にも手伝ってくれるたくさんのプロの方が必要であって、
どんな仕事も必要不可欠なパートを任されてるんだって改めて意識させられた。

なにげない河原にある石の中からひとつ選んで想いを込めて渡す「石文」ってゆうのもイイ。

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『アマテラス (第4巻)』

2010-05-25 18:21:06 | マンガ&アニメ
『アマテラス (第4巻) 第1部 戦士クシュリナーダ』 美内すずえ/著

「マンガ感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。

ずっと探してた4巻をなぜか図書館で発見!驚 だいぶ予約で待たされたけど、やっと手にできた。
3巻までを読み直さなかったから、前半の細かいストーリーをもう忘れかけてるんだけど、今作も濃いっ!!!
マンガを超えてる。宗教すら超えてる気がする。スピリチュアルも・・・???なんだか凄いです。
それでもどこかすんなり受け入れることが出来るのは、言葉と絵の断固とした説得力のせいか。
途中ところどころ、自分で昔無意識で書いた詩にも当てはまる事柄があったりしてフシギだった(紫の回転する光とか、自ら光になって宇宙を漂うとかetc.

あらすじ
沙耶は白上老人のもとで暮らし、乙姫山のストーンサークルに集まった光の集団から声が降りる。
透明なカラダになり、光の洗礼を受けた沙耶は、神剣と盾を授かる。
目が覚めた沙耶は、白上老宅に代々伝わる神鏡を見つけ、龍が日本列島に同化し、ちりぢりとなって沈む様を観る。
それは魔神(ハタレ)らが企てている、富士山大噴火から地震プレートをつたって列島を沈没させる計画を意味していた。
剣と盾がそれぞれ琵琶湖(イザナギ・イザナミを祀る多賀大社がある)と淡路島(オノゴロ島)にあると分かり探しにいく。
どこにいるかも分からない瀕死のスサノオに気を分け与え命を救う。


以下は本書に出てくる気になる単語のメモ↓↓↓

「時間」と「空間」と「光」は密接な関係にあり、今まで神秘とされていたものも宇宙の法則と分かる。
「音」と「光」は同じもの=波動(バイブレーション)
「石」と「水」は同じもの。石の振動数の異なる波動は生命体にとって重要。健康のため水を飲むといいのは一定の安定した波動を取り込むから。
「水」は「音」の源から発している。

ピラミッドももとは球状。多くの次元より空間物質(パワー)を引き寄せやすい。
肉眼が視覚するのは光子物質のごく一部。実際に存在するものの1割も見ていない。波動・波長を合わせれば、多次元で見える。
「超意識」により宗教・科学・芸術・文化はひとつに統合され、政治・経済は価値観の転換によりまったく変わる。貧富の差もなくなり、老化・寿命もコントロール可能。
山も河も海も石も動物も月や惑星もみな同じひとつのもの。宇宙意識体の意識細胞のひとつ。

「日本」=「竜の背骨」「霊の元(ひのもと)」数多くの神界があり、地球自体の霊的エネルギーを調整している。
「言葉」=光透波(ことば)
「人」=霊止(ひと)。神の霊が肉体に止まりしもの。肉体は歩く神社(かみやしろ)。
「祈り」=意乗り。自分の魂を創造主と同調させること。
第3の目=額のチャクラにある。位の高い竜神系のエネルギー波(紫の光の波)が見える。
「現象界」=この世は心に思うことが象(かたち)になって現れる世界。心が平和と愛に満たされていれば楽しい人間関係や社会が築かれるし、憎しみや怒りがあれば争いや暴動の絶えない荒れた社会となる。心の因子を変えないかぎり、同じことが繰り返される。
神力(心を動かす)≠超能力(物を動かす) 神力は愛と幸せに満たされ活性化していくエネルギー。
「元気」=生命の元の気(エナジー)。元気は無尽蔵にある。要はどう取り出すか。

乙姫神社や乙姫山も実在するのか。
ちなみに本書が発行されたのは2001年。もうすでに約10年前。5巻はいつのことやら。てか、完結するだろうか???

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つげ義春コレクション『苦節十年記/旅籠の思い出』

2010-05-25 18:15:06 | 
つげ義春コレクション『苦節十年記/旅籠の思い出』
(エッセイ) / 旅籠の思い出 / 上州湯宿温泉の旅 / 颯爽旅日記 / 東北の湯治場にて / 夢日記 / 断片的回想記 / 密航 / 自殺未遂 / 四倉の生 / 万引き / クロという喫茶店 / 妻のアルバイト / カメラ商開業未遂 / 最初のひとつ / いつも変わらぬ貧乏話 / つげ忠男の暗さ / つげ忠男の不運 / 苦節十年記 / つげ義春自分史 / (イラスト) / 旅の絵本 / 桃源行 / つげ義春流れ雲旅
解題・高野慎三 解説・名人伝 池内紀

借りて見て、マンガでなくエッセイ集だと気づいて驚いた。それでも、帰りの高速バスの中と自宅で一気読み。
義春が4歳くらいまでは、腕のたつ板前さんだった父の稼ぎで安穏に暮らしていた家族らが、
父の病死以降は一変し、つげは義父に、弟は義祖父に虐待され、兄弟みな小学校を出てすぐ働かされ、
それからずぅっと壮絶なビンボー話がつづく。

メッキ工ほかさまざまな職の変遷、引越しも多いし、貸し本屋ブームの頃に漫画家を目指して出版社を回り、その日暮らしの日々。
いろんな女性と同棲するたびにマンガを量産するがまとまった金にもならず、別れ話のもつれから自殺未遂をはかる。
そんな実話を基にして描いた作品との関連性も分かって興味深い。

山間や海沿いの寂れた湯治場にある宿の話、弟・忠男のデビュー作をもらったり、共同で量産しようという計画も破れた話、
中古カメラを売りさばいたり、河川敷の石を集めて売ったり・・・こんなフシギな生活もあるんだなあと妙に感心。
ほかにも略歴、イラスト、夢日記も収録されている(夢から得たアイデアで描いたマンガも多い)。


本書にたくさんの喫茶店が登場してきて、いちいち気になった。漫画家はけっこう喫茶店を拠点にしてるのか?

▼水道橋 「セントルイス」
▼御徒町 「寿苑」
▼池袋 西武デパート前 「小山」
▼錦糸町駅前 「コンパル」(美人喫茶店なんてゆうのもあったらしいw

水木しげるとの交流も書かれているから、『ゲゲゲの女房』にも登場する?!
精神的にまいってた時の「森田療法」っていうのも気になった。
「一切の関係から切れた単独の乞食こそ最高の生き方だと思う。」ちょっと分かる気がする。

映画化もされている(まだ観てないもの)↓↓↓
▼『ゲンセンカン主人』 石井輝男監督
▼『蒸発旅日記』 山田勇男監督
▼『リアリズムの宿』 山下敦弘監督


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帰宅

2010-05-23 23:55:55 | 日記
兄夫婦は朝10時頃出発。わたしはいつもの16時頃出るバスに乗った。
葬儀中の2日間は真夏のような暑さの晴れだったが、日曜は一変して雨で肌寒い。
雨と事故のために途中ちょっと混雑はあったけど、1時間遅れぐらいで着いた。
アパートに戻るとやっと自分に戻れる。でも、しばらくは元の生活を忘れてしまったような妙な感覚のままだった。
次は四十九日、初盆、一周忌、三回忌とつづく。



おばあちゃんのことを考えると、いつもサクマ製菓のいちごみるくキャンディを思い出す。
子どもの頃、遊びに行くといろんなお菓子を出してくれるのが楽しみで、甘いもの大好きなわたしは中でもこの飴が好きだった。
みんなお茶の時間が大好きで、集まればお茶を飲みながら笑い話が延々続き、そのあとお昼寝の時間があった。
脳溢血で何度か生死を彷徨ったけど、そのたびになにか特別な力に助けられて、長い施設&入院生活中には
母と叔母が週1で洗濯物を取りに行ってた。わたしも何度か顔を見せに行ったけど、もっと行けばよかったな。

死ぬことは終わりじゃない。むしろ魂の故郷に帰ること。
スピリチュアル本で読んでからそれほど死が悲しいものだとは思わなくなった。
93歳の大往生とゆうこともあって、式でもみんなそれぞれ別れを惜しむけど、暗さがなかったのが幸い。
おばあちゃんも会場で「わざわざ来てくれて申し訳なかったね。ありがとうございました」てみんなに丁寧に頭を下げてる姿が目に浮かぶ。
そして、これからもきっと家族のことを心配して、見守ってくれてるんだと思う。
まだまだ心配かけます。みんなのことよろしくね。



追。
家族や親戚が揃うとそれぞれの個性が強く出るよね。
とにかく全部を仕切りまくって、結局は「わたしばっかり押し付けて!」とキレまくる叔母、
自分は何もやらないのに家族や親戚を逐一チェックして、しまいには和尚さんにまで突っ込みを入れてる父、
親戚・近所1人1人がものすごいワケありで、聞けばビックリするようなことばかり
家族・親戚問題はなによりいちばんわたしのココロを傷つけるが、こればかりは逃げられない。
生きているかぎり人間関係はつづくんだ。そうゆう意味で、わたしも源くんに劣らぬ「生活苦手ニンゲン」なのかも


追。
実家の庭はいまが盛りといろんな花が咲いていた。
朝、時間が余ってたので、またたくさん写メを撮ってきた。
それぞれの名前も聞きたかったけど、そんな余裕もなく。いつか改めて聞こう。
花を見ていると、張り詰めた気持ちもほっとほどけるひとときだった。

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葬儀・告別式

2010-05-22 23:55:55 | 日記
早朝起きて、10時前に会場に到着。11:30に納棺、12:30に出棺、16:00~17:00に告別式という段取り。
昨日とほぼ同様の顔ぶれが集まって、読経後の最後のお別れでは、母も叔母も号泣して室内が涙であふれた。
今回、世話役を頼んだ互助会の方がテキパキと指示し、映画『おくりびと』の話も出たけど、死に装束の由来など聞くと感慨深い。
火葬場でもスタッフの方がまことに丁寧な作法で動くので、思わず感心してしまう。
1時間ほど待っている間に昼食。お骨あげをしていたら、祖母の脚に入っていたチタンのボルトが残っていて驚いた。
骨壷、遺影、戒名の入った位牌を持って、ふたたび会場へ。

今回、初めて受付を頼まれて、またまた緊張。兄と従兄弟が弔問客を迎えて香典を頂き、名前と住所を書いてもらって、
お齋につく方には「お齋券」、ご焼香だけで帰られる方には「引換券」を渡し、
わたしと従姉妹は、その「引換券」を持って帰られる方に引き出物を渡す係。
その途中に自分も焼香に行ったりしてなかなかバタバタしつつも無事終了(ここでもいくつか赤っ恥をかいたが省略
たくさんのお花も飾られて、とても立派な式だった。最後に♪千の風になって が流れてた。

それが済むと・・・ハイ、また「お齋」なわけです。親族はみな席を立って、自分だけ残っていては目立ってしまう!回らなければ!
でも、やっぱり今回も無残に敗退。またとんでもない役立たずな無念感満載で仕方なし開き直って席に座る。
兄も同様で、「いいから食事にしよう」てゆってくれるのがせめてものなぐさめ
ひさびさ会ったいとこらはみんな大人びてすっかり顔立ちも変わっていてビックリ!
愛嬌のある末っ子もこないだ結婚したばかりで、お嫁さんも可愛いくて優しい!

お客さんたちが帰ってしまうと、家族らだけが残ってやっとひと段落してホッとした。
家に帰ったのは19時。言葉少なく、早めに就寝。この日は18時頃まで記憶なく眠れたけどかえって疲れがどっと出た。

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通夜

2010-05-21 23:55:55 | 日記
木曜の夜、母から連絡を受けて、初めて電話の自動音声予約にて高速バスを予約。
窓口のほか、車内清算&コンビニ清算も可能とのこと。
喪服は実家に置いてあるため、自宅からはとりあえず黒っぽい服を着ていこうと思うが、
普段黒は好きじゃないから適当なのが見当たらず
必要なものをバッグに詰めて、早めに寝床についたが、途中何度も目が覚めて寝付けないまま朝になった。

金曜日。バス乗り場近くの発券所?でチケットを引き換えて、10:30発で出る。
出発時の客は自分1人!驚(途中10人ほど乗ったけど
渋滞もなく14時には到着。兄夫婦が丁度同じ頃着くというので、クルマで拾ってもらい会場へ。
もうすでに叔母夫婦、いとこらも揃って、昨日から手配等で忙しくやってくれていたとのことで、いきなり恐縮する
お通夜は19時からとのことで、その間準備が済んでしまうと、とくに手伝うことも見当たらず所在なく過ごす。

19時前からちらほらと親戚、ご近所の方が弔問に来てくれた。
菩提寺の和尚さんが来て、お経をあげ、お焼香が回る。
それが済むとお齋(おとき)という会食があるんだけど・・・・

わたしはお酌に回るのが苦手なんですーーーーーー!!!号泣×∞

ううううう・・・電話と同じくらい、もしくはそれを上回るぐらい苦手。。泣×∞
ちょっとは見知った人ならともかく、普段から親戚&近所づきあいもせずにいると、誰がだれやらサッパリ分からない。。
しかも、自分が回る頃にはすでにコップは満杯。挨拶しようにもお互い見知らぬ者同士で会話がサッパリ続かない。
顔はひきつってくるし、間は持たないし、、、まるで死刑囚になった気分で仕方なく席に戻る

田舎、とくにウチみたく父が長男とか、本家だとかってなると、昔はもっと大勢を自宅に呼んで、それはもう大変だった。
挨拶→食事の準備とあげさげ→お酌→片付け→お茶の用意→ふるまう→片付け→endress...
昔は親戚がそのまま泊まっていったから、それに比べたら、最近はこうして会場で済ませられるだけラク。
とはいえ、女性陣は座ってボケーっとしてたら、なまけものの常識知らずに思われるから、とにかく奴隷のごとく働く!働く!
この風習にはほんと、いつまでたっても慣れない。まあ、みんな慣れてるワケじゃないだろうけど。

なんとか会話を試みるも、「結婚してない」「子どももいない」「親のそばに住んでない」+「就職してない」って三重苦、四重苦のハンデがさらにのしかかる。
まさに文字通り滝汗状態。ひとりで額から汗をぬぐっています。。
母の「子どもたちが近くに住んでたら、親も安心なんですけどね~!」て声がその1時間足らずの間に100篇ほどは響き渡る凹凹凹

どうにかこうにか終わって、家に帰った頃にはみんなグッタリ。
それでも神経を張り詰めているせいで、やっぱりよく眠れなかった。
聞けば、叔父のお父さんも数日前亡くなって、立て続けに葬儀になってしまったとのこと。
私たちの倍は疲れてるのが一目瞭然で、大して役に立てない自分がさらに申し訳なく思う。


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帰省

2010-05-20 22:29:35 | 日記
さきほど、母から祖母(母方)が亡くなったとの電話があった。
脳溢血で何度か倒れてから、ずっと入院していたのだけど、まだ実感がわかない。
明日から通夜・葬儀のため帰省します。
お急ぎの用事の方は携帯にメールでお願いします。

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『“機関銃要塞”の少年たち』ロバート・ウェストール/著

2010-05-20 18:25:31 | 
『“機関銃要塞”の少年たち』The Machine-Gunners
ロバート・ウェストール/著 越智道雄/訳 カバー装丁:鈴野 鐸 評論社
昭和55年初版 昭和58年第2刷

1975年度カーネギー賞ほか各賞を受賞。
ウェストールが本格的に執筆活動をスタートさせるきっかけとも言うべき今作にやっとたどり着いた。
こないだライブ友が教えてくれた壁のアートみたいな表紙のハードカバー。300Pほどを一気読み。
本当によい本てゆうのは、夢中で読めるのはもちろん、読んだあとなかなか自分に戻れずにぼぅっとしてしまう。
読書好きとしては、この「没頭感」が魅力なんだけど、ここ数年間は自分をなくすほどの時間も、ココロの余裕もなく、
絵本やそれに近いものばかり選んで、少しでも長い物語りを読む勇気すらなくしてしまっていたことを思い出した。


あらすじ
第二次大戦下のイギリス、海辺の小さな町ガーマス。毎日のようにドイツ軍の空襲に晒される町で、
チャス・マッギルらがいるグラマースクールでは、敵の残したガラクタをコレクションして競い合っていた。
ある日、ドイツ機が墜落して、最初に発見したチャスは、墓場っ子と組んで機関銃を取り外し、ガイ・フォークス人形に隠して持ち帰る。
やがてそのことは大人たちの間で問題となり、教師で市民軍指揮者リデル、巡査部長、太っちょのハーディらはやっきになって犯人を探す。
クラスのイジメっ子の大将ボッザもチャスとその仲間が怪しいと睨んでいるが、仲間同士の結束は固い。

チャス、墓場っ子、男勝りなオードリー、両親を吹き飛ばされたニッキー、ごろつきのクロッガー、にんじん汁は、
精神薄弱者でバカ力のあるジョンも味方にして、軍隊も顔負けな壕を作り上げ、盗んだ食料も貯蔵した。
チャスらが発砲したことで墜落した偵察機から逃げ延びたドイツ兵ルーディを捕虜としてかくまううちに交流が生まれる。
ある夜、ドイツ軍の侵攻がはじまったという噂が一気に広まり、町は大混乱に陥る。。


単なる「戦争反対」ものと本質的に違うのがウェストール作品。彼は戦争を通して子どもたちの真っ直ぐな勇気を描いている。
チャスの父は息子を信頼し、子ども扱いしない態度が読んでいて気持ちがいいけど、それでもチャスらは気づいてしまう。
誰が敵でも、味方でもない。兵士も、民間人もない。みんな晴れた日には外で紅茶でも飲みながら楽しく過ごしていたいのに、
なぜ泥にまみれて、敵の影に怯えて殺し合い、憎しみ合わなきゃならないのか、その理由が見当たらない。
大人たちのくだらない理由から、このくだらない戦争が始まり、そしていつも傷つくのは真っ直ぐな子どもたちだということに。

ドイツ軍侵攻の噂がたった夜の大混乱あたりから一気に物語りは加速し、クライマックスへとなだれ込んでゆく。
空襲の混乱の中を要塞までやみくもに走る場面では、ドキドキ、ハラハラ、時に泣きながら、一緒に息が切れる思いがした。

今作の続編にあたるのが『水深五尋』とのこと。そちらも早く読みたい。




壁のアートに関する情報はこちら↓↓↓

『壁の本』 杉浦貴美子

スカベーフ

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『スペシャボーイズ ザ・ワールド』

2010-05-20 11:21:44 | 日記
リアル脱出ゲーム
ライブ友に録画してもらったスペシャの番組を見ました~ありがとううううう!!!感謝×1000
まずは、在日からハマケンと久保田くんが出演した「リアル脱出ゲーム」。パソでたまに遊ぶけどリアルであるんだ/驚
最初2部屋に分かれて、3人組同士が壁を隔ててヒントのやりとりをして、与えられた問題を解いて倉庫から脱出ってルール。
制限時間が55分なのに、問題の数が多くない?解くのに夢中になって、全然相手側に郵便送らないと進めないし
やたらしきる人や、マイペースな人、近所からヒントもらってきちゃったり、それぞれの個性が出て面白い。
時間に間に合わず、壁を越えて両サイドのグループが合体して謎を解いたけど、
結局、最終的な答えが出せたのは一般の方のグループ1つだけだった!
ふぅーん、こうゆう企画をして、実際お金とって遊ぶ場所があるんだね。

それにしても久保田くん、お菓子持ち込みすぎっw

スペシャボーイズinフィジー
なんとっ!?またスペボが見れるなんて嬉しい!!!しかも、『スペシャボーイズ ザ・ワールド』ついに国外出ちゃいました
スペボのDVDを海に放って(ズィ~レイも登場!ズイッターって爆)、流れ着いたのはフィジーのとある一家。
お返事がきて、JxJx宅に集合。そこに可愛いミケにゃんこがっ!!!(荒れ放題の部屋もビックリだがw

空港ではハマケンの寝ぐせがすごかった!今回海外初とのことで浮かれまくりの子どもみたいw
実はフィジーはわたしも家族で行ったから、ナンディタウンや、セブセブ?の儀式もやった、やったと思い出した!
首都スバでは楽器屋を覗いたり、カレー食べたり、小学校での即興ライブは大盛況!
音楽番組に出るわ、新聞に載るわ、メディアを制覇した後、締めはなんと刑務所!!!滝汗
でも、どこに行ってもみんな優しくて、異質な文化に寛大w

ハマケンの白い肌が日焼けで火ぶくれ状態になってて痛々しかった!
海の底にいたのは「なまこ」じゃないかなあ?サイパン行った時も海底にびっしりいて気持ち悪かったんだよね
次はトルコ編も見たい~~~!!!


インパクト強かったせいか、ハマケンが2回も夢に出てきた/爆
1回目は、久保田くんとライブ演ってるのを、サケ友と見てる。
2回目は、なぜか昔住んでた町や、南の島やらを案内しながら、ハマケンとおいかけっこして遊んでましたw
なにか、いいことあるかな♪



バンバンラジオ
バンバンの会社「(有)パライット」のコンセプトは「ミュージシャンに優しく」。
具体的には、ライブ後すぐにギャラを渡す、もしくはライブ前に渡す。つまり「とっぱらい」ってことw
社歌をつくるって面白い!大人計画みたいな笑えるやつがいいなあ!

日本ロック55コーナーは、憂歌団。
こないだの代官山UNITのDJでも誰か♪おそうじオバチャン 流してたっけv

リクエストコーナーのファッツ・ウォーラー ♪Somebody Stole My Gal ああ、こうゆうの大好き!

そして富永セレクションでは、以前もものすごいインパクトを残した松岡計井子さんが再び登場!
♪She's Leaving Home の「娘は家出したぁ~」ってすごいなあ!
彼女も凄いけど、このレコードを買ったおじさんも大好きかもv



プレッツェル ハニーマスタード味
あとあじにピリっと残る刺激があとをひく。販売元はスイートボックスさんで、百均には3種類ある。


玄関脇の小花壇はすっかり黒ネコさんのベッドになってしまったw
夜帰ってきても寝たままで逃げようって気配もないから、とくに構わないで寝かせてあげてる。
もうかなりのご老体と見えて、目も不自由だし、骨ばったカラダで、息もぜえぜえと苦しそうなので心配。。

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