先日は高校の卒業式が後楽園駅そばの文京シビックホール(1800名収容)で行なわれました。
同様に今週は王子駅そばの北とぴあのさくらホール(1300名収容)で中学の卒業式が実施されます。
式典準備をしていて面白いのは一般的にはなかなか出来ない各会場の楽屋や舞台裏を見ることができることです。
規模が大きい文京シビックホールの舞台は50メートル×8コースのプール程の広大であり、舞台の一部がせり上がる舞台となっていました。さくらホールの舞台の大きさは文京シビックホールの半分程度でありせり上がる舞台は見られません。
利用料金は平日の半日利用でシビックホールは233,000円。さくらホールは70,440円です。
公的な会場ということもあり使用料金はリーズナブルに感じられますが、会場をお借りすることに加えて照明設備、マイクやプロジェクターなどの様々なオプション代金が加わってきます。
しかしながら、公的な施設なので、融通の利かない点も何点か見られます。例えば、1日借用か半日借用の2パターンしか選択肢はないのです。
9時から12時までの3時間借用する時は半日借用。
11時から13時までの3時間借用すると同じ3時間でも全日借用となってしまうのです。
加えて、各会館には指定業者が決められています。
会館のなかの一室を管理事務所として使用されている指定業者も見られます。
よって他の業者を使用することが中々できないのです。
さらに、公的な施設なので時間厳守を徹底されます。
午前中の終わりの12時、または午後の終わりの17時には完全撤収しなくてはなりません。厳守することを何度も告げられますし、終了15分前位になると撤収を強く促されます。
万が一、そのルールを守れない場合には次回以降の使用の予約ができないとも注意されるのです。
リーズナブルで交通にも便利である両ホールともとても人気のある施設です。約1年目からの予約が可能であり、入学式や卒業式シーズンには使用希望が重複することも多々ありえるのです。
よって、本校では入学式や卒業式は会場予約が取れた日となるので毎年違っているのです。