芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

「マイム♪・マイム♪」

2012-01-31 07:07:07 | Weblog

平成24年度から中学校の新学習指導要領では武道とダンスが必修になるそうだ。

現場の教員が指導できるかどうかが一番の問題だが、

創作ダンス、フォークダンス、現代的なリズムの三種のダンスは興味深い内容である。

 

さて、不思議と中学時代に踊ったフォークダンスは記憶に残っているものだ。

それは、テレビに出てくるしょうもないお笑い芸人が語っていたことで、

自分の記憶とオーバーラップして確かな記憶のように思い込んでいるのかもしれないが・。

 

異性を意識し出す中学生という年代。

淡い恋心を抱いているあの子と次にダンスできると思ったら音楽終了。

もう一度、音楽かけてくれと心の中で願った自分。

残念だったことはいつまでも覚えているものである。

また、今日こそは練習で、

彼女と踊れると期待して男子の輪に並んでいると

女子が欠席して少ないからという理由で

女子の輪に加わるように体育の教員に命令されて

しぶしぶクラスの男子連中と踊ったことは良き思い出である。

(どんだけ~)

 

さて、学校で踊ることが多いフォークダンスの「マイム・マイム」について記してみたい。

ある本を読んでいて“マイム“とは、

ヘブライ語で“水”ということを初めて知った。

マイム♪・マイム♪・マイム♪・マイム♪は、

当然の事ながら「水・水・水・水」だ。

その歌詞は水を掘り当てて人々が喜ぶさまを歌ったものだそうだ。

 

ちなみに新学習指導要領には以下の注意が書かれていた。

「フォークダンスでは,踊り方の特徴をとらえ,音楽に合わせて特徴的なステップや動きで踊ること。」

たしかに、その指導にあたる先生方は「元気よく!」とか、

「しっかり手をあげて!」という踊りにメリハリを付ける指導を行っている。

 

私はこれがとっても面白く思えてしまった。

言語の意味よりも

踊り方の特徴や

特徴的なステップに重きを置いた指導がなされていること。

日本の義務教育でマイム♪・マイム♪「水・水」と

イスラエル民謡を踊っていることは滑稽にさえ思えてしまった。

 

しかしながら外国のフォークダンスに加えて

郷土の民謡も学習する機会もあるようだ。

私も昔、昔、

高校生だった頃、

約3ヶ月間程、

体育の時間に「ちゃっきり節」を徹底的に教え込まれた。

カラオケが普及する前の宴会で何か歌うように促されると

元気よく、歌いながら「ちゃっきり節」を踊っていた自分。

爆笑をとることができたことも記憶に新しい。

 

本日は、「マイム」(水)についての厳しい一言を書いた。

水に流してもらえるだろうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北村文 阿部真大『合コンの社会学』(光文社新書)を読んで

2012-01-24 07:07:07 | Weblog

 今月、大学院のゼミの新年会に参加させていただいた際に、

Y君の作成予定修論について質問した。

それに対しての彼の返答は、

「尾崎豊」か「合コン」だった。
 

たまたま行った図書館で「合コンの社会学」というタイトルの本が眼にとまった。

そこで早速アマゾンに注文して、それを手に入れた。

率直な感想として面白かった!

2000年以降、

結婚相手と知り合ったきっかけのトップは、

「職場や仕事で」から「友人・きょうだいを通じて」になったそうだ。

まさにそれは職場恋愛や上司の紹介といったかつての「職縁結婚」から

同じ会社や出身大学(同じような階層)で

メンバーをそろえる「友縁結婚」への転換である。

 

現在、男性ならば、「4K」の女性を理想とするそうだ。

「4K」とは、かわいい、家庭的、かしこい、軽い。

かつてのバブルの頃

「3高」(高学歴・高収入・高身長)を理想の男性像とした女性は、今、

「3低」(低姿勢、低リスク、低依存)を男性に求めるそうだ。


「合コン」が複数の男女が参加する

社会的相互行為の場であるとした章を読んでいた際に、

JUWATゼミのキャラ論の瀬沼君が書いた文章ではないかと錯覚してしまった。

  

 それを以下に紹介しよう。

 「協力しあって場を盛り上げようとする。自己紹介は明るく・・食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてはならないし、誰かが誕生日なら歌も歌うし、店長お勧めの一品には歓声をあげる」

 「誰かの話にいっせいに笑う。みんなが均等に、しかも控えめに、会話に加わる。」

 「がつがつせず、みんなが楽しめるように気を配る。自己主張はしない。デリケートな話題には触れない。和を保つ。」

 

合コンという自然な出逢いの演出が、

実はきわめて不自然であるという指摘は的をえていると思った。

「積極的すぎると和を乱すし、わかりやすく近づいたのではひかれてしまう。」

 

合コンは参加者全員による協働作業ではあるが、

同姓間での競争も同時に起きているという。

 

  「合コン」で意気投合した2人も、

 何回か会うと別れてしまうことが多いそうだ。

 

 儀礼的な行為にほころびが生じ、素が出る事で別れてしまうのであろう。

  儀礼的相互行為の「合コン」の大変さを実感した次第であり、

 その先の「結婚」の大変さも再認識(自覚)した次第である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『センター試験』同一問題当日体験

2012-01-17 07:07:07 | Weblog

『センター試験』

14日(土)、15日(日)にセンター試験が実施された。

555000人が受験している。

勤務校の高3生もほぼ全員が受験。

3科目以上は18000円。(2科目は12000円)

一般受験の受検料35,000円と比べると安く見えるが・・。

積算すると555,000人×18,000=9,990,000,000

約99億円が大学入試センターに入金されている。

作問者への謝礼、大学会場使用料、監督官への手当・・。

決算報告はされているようであるが、

全体の決算報告なので素人には具体的に解りづらい。

ちなみにセンター試験の受検料は、

もっと安くしてもよいのではないかと思ってしまう?

 

大手予備校はセンター試験と同一日に、

センター同一試験問題を利用して

「センター試験同日体験受験」を実施している。

受験対象は高校1、2年生。

もちろん各予備校とも新規顧客(塾生)獲得が目的だ。

名目上の受検定価は3360円。

しかし、今回は特別無料!

そのうたい文句に、多くの生徒が受験している。

予備校は新規塾生獲得と受験者の生徒情報

(住所・電話番号・志望校、そして学力把握も可能である)

まさに3徳だ!

 

実際の試験より時間をズラシテノ実施。

全科目受験体験であるために

14日は午後15時40分から21時40分まで。

そして、15日は午後15時40分から20時20分までと長時間に及ぶ体験試験である。

 

疑問に感じる点が一点ある。

どうして、実際のセンター試験問題を多数の生徒が同一日に受験できるのであろうか?

という疑問である。

(1)  途中退場はできないので、試験終了後に、原本を印刷しているのであろうか?

⇒受験者数の多さを考えると、これは不可能だと思われる。

(2)  大学入試センターと特別な契約をしていて

センター試験問題が半日遅れで、時間指定で予備校に送られるのであろうか?

⇒大学入試センターと予備校間の太いパイプが必要かもしれない。

 

今年はあまりにも模擬試験受験希望者が多すぎて、

予備校会場だけでの実施ができなかったようだ。

受験会場として実際のセンター試験会場となっていない大学が

使用会場として設定されていた。

 

会場の一部を紹介すると、

新設大学○○大学と埼玉県の坂戸にある▽▽大学。

使用会場として利用する大学にはメリットが生じる。

土曜日の3時から日曜日の8時まで、

平常であれば閑散としたキャンパスが有効利用されるのである。

さらに新設で無名であったり

偏差値が低く、志望校として名前があがってこない大学名が・・。

試験会場となったために優秀な生徒の意識の中に入るのである。

 

生徒にとってもメリットはある。

無料でセンター試験疑似体験と1週間で成績表を受け取れるというメリットだ。

 

すべてがうまくいくようであるが、

大学所在地は埼玉県の端にあり、都心から1時間以上離れている。

さらに最寄駅からスクールバス利用だ。

取り扱い予備校は事務手続きのミスが目立った。

受験票が送付されてこない・・。

問い合わせても、下請け会社に任せているので・・。との曖昧な返答。

 

予備校のイメージは上がったのであろうか?

受験会場となった大学のイメージも良いものになったのであろうか?

疑問が残ってしまう。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『食べログ』のやらせ

2012-01-10 07:07:07 | Weblog

 カカクコムが運営する「食べログ」サイトへのやらせレビューが問題になった。

飲食店から一定額の報酬を受け取ることで

褒め称える内容のレビューを書き込んで

店のランキングアップを請け負うという手法だ。

 

テレビニュースでは、「食べログ」のやらせを利用して

突然、人気店となった月島「もんじゃ焼き」店の話が繰り返し放映されていた。

もんじゃ焼き組合役員がそれについてのコメントも出していた。

組合に入っていない「もんじゃ焼き」店が急に人気店になったのかもしれない。

 

しかしながら、問題は、月島もんじゃ焼きだけの問題なのであろうか?

「口コミ」は広告代理店の商品の一部であり、

その手法は目立たないようにずっと使用されてきている。

日本マクドナルド銀座一号店に並んだ客も

意図的に作られたさくらであることは有名な話である。

さらに、

JTB発行の旅雑誌「るるぶ」に取り上げられているような飲食店、

リクルートの「ホットペッパー」のレビュー等、

同じようなモノは巷に溢れている。

記事→記事広告→タイアップ記事→そして純広告。

批判的に読み解かないと、記事にも騙されてしまうのである。

身内の、口から口への信頼できる情報による「口こみ」、こそ、

信頼できるのかもしれない。

不特定のだれかわからない場所から「送られてくるメール」よりも

自らが「レビュー」を見に行くことで情報内容を信じやすいのかもしれない。

また、

電信柱に「このそばに美味しいレストランあります」という紙のポスターよりも

スマートホンで検索して

現在地そばに「4.0美味しいレストランあります」という電子情報の方が信じやすい。

 

「食べログ」の運営会社カカクコムは、

やらせ書き込みを問題としている。

消費者庁もレビューを「不当表示」として問題とするようだ。

しかしながら、カカクコムに記載される商品価格で

一番安い値段の商品を買うことは当然と考えると、

2番目以降の高い価格の店舗はどうして存在できるのであろうか?

商店名と、住所を代えているが実は全て同じ店が経営しているダミー商店?

であると勘ぐってもしまうのである。

 

自宅の近所にも、寒空の中、入店待ちの客が列を作っているとんかつ店がある。

列自体に広告効果があるだろうし、列に並ぶ人が途切れないのである。

入店まで、30分以上。

待っている間にきっと腹が空くであろう。

空腹で食べるとんかつは、普通以上に美味しいに違いない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『母の爪』

2012-01-03 07:07:07 | Weblog

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

私は年末、故郷に帰郷。

気にかかっていた母に会うために。

夏以来、何か月ぶりかの訪問をしました。

静かな老人たちと、元気な職員。

物音なども殆どしない静かな空間。

老人たちがあまりも静か過ぎて、

老人たちの動きがあまりにも無さ過ぎて・・。

まるで温室栽培されている人間のようにも思えてしまう。

まさにそこは一般家庭と病院との境界である。

賛否両論あるであろうが、

シモの世話を含めた母の面倒をみてあげる等、

24時間の世話は現在の私にはとても出来そうにない。

 施設には感謝、感謝である。

 

母の痴呆が進行しているために、

所謂、一般の会話は成立しなくなっていった。

しかしながら、まったくボケ~としているかというと

そうでもない。

日によって、

或いは時間帯によって記憶が「まばら」状態である。

時に記憶の回路が繋がるらしく会話的なやり取りは可能である。

先日面会した際も私たち兄弟2人を前にして3番目はどこ?

という話しの流れにそった質問を聞くことができた。

1番目である私から3番不在の説明をした。

名前を言わないのは、思い出せないのか?

ウケをねらっているのか?

真相は不明である。

ところで1番目()はどういう人物か聞いたところ、

「すぐ帰ってしまう」と即答。

的を得ている回答であり、

まともだと実感。

 

私が施設にいくと必ず行なうことが一つある。

それは母の手と足の爪を切ってあげることだ。

足の場合は靴をとり、

靴下をぬがせてから

語りかけながら一本一本爪を切ってあげる。

このようなことが出来るのは、

施設に入所して落ち着いてからである。

語りかけながらまだらな記憶を蘇らせ、

そして繋がるために・・。

さらに語りべとしての私は母の手を握りながら語ってもいる・・。

その時の体温を感じながら語るのである。

広いリビングにいる周りの老人や施設職員の視線は無視して・・。

心なしか初日冷たかった手は、

翌日温かさを感じる手になっていた。

息子たちの訪問で体温が平常に戻ったのか?

それとも2番目(弟)が購入した高級羽毛布団の影響か?

原因は定かではないが、

温かな体温を感じて安心して帰京することができた。

春夏秋冬、年4回の訪問はしているが・・。

それに加えた訪問もしようと心に決めた私でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする