平成24年度から中学校の新学習指導要領では武道とダンスが必修になるそうだ。
現場の教員が指導できるかどうかが一番の問題だが、
創作ダンス、フォークダンス、現代的なリズムの三種のダンスは興味深い内容である。
さて、不思議と中学時代に踊ったフォークダンスは記憶に残っているものだ。
それは、テレビに出てくるしょうもないお笑い芸人が語っていたことで、
自分の記憶とオーバーラップして確かな記憶のように思い込んでいるのかもしれないが・。
異性を意識し出す中学生という年代。
淡い恋心を抱いているあの子と次にダンスできると思ったら音楽終了。
もう一度、音楽かけてくれと心の中で願った自分。
残念だったことはいつまでも覚えているものである。
また、今日こそは練習で、
彼女と踊れると期待して男子の輪に並んでいると
女子が欠席して少ないからという理由で
女子の輪に加わるように体育の教員に命令されて
しぶしぶクラスの男子連中と踊ったことは良き思い出である。
(どんだけ~)
さて、学校で踊ることが多いフォークダンスの「マイム・マイム」について記してみたい。
ある本を読んでいて“マイム“とは、
ヘブライ語で“水”ということを初めて知った。
マイム♪・マイム♪・マイム♪・マイム♪は、
当然の事ながら「水・水・水・水」だ。
その歌詞は水を掘り当てて人々が喜ぶさまを歌ったものだそうだ。
ちなみに新学習指導要領には以下の注意が書かれていた。
「フォークダンスでは,踊り方の特徴をとらえ,音楽に合わせて特徴的なステップや動きで踊ること。」
たしかに、その指導にあたる先生方は「元気よく!」とか、
「しっかり手をあげて!」という踊りにメリハリを付ける指導を行っている。
私はこれがとっても面白く思えてしまった。
言語の意味よりも
踊り方の特徴や
特徴的なステップに重きを置いた指導がなされていること。
日本の義務教育でマイム♪・マイム♪「水・水」と
イスラエル民謡を踊っていることは滑稽にさえ思えてしまった。
しかしながら外国のフォークダンスに加えて
郷土の民謡も学習する機会もあるようだ。
私も昔、昔、
高校生だった頃、
約3ヶ月間程、
体育の時間に「ちゃっきり節」を徹底的に教え込まれた。
カラオケが普及する前の宴会で何か歌うように促されると
元気よく、歌いながら「ちゃっきり節」を踊っていた自分。
爆笑をとることができたことも記憶に新しい。
本日は、「マイム」(水)についての厳しい一言を書いた。
水に流してもらえるだろうか?