『指定校推薦』にモノ申す

大学から指定校推薦依頼状が大学から届き始めています。

レベルの高い生徒を恒常的に集めている大学は強気です。

いわゆる、偏差値の高い大学。

そのような大学から届く指定校推薦書類の半分の文面は推薦依頼文、

残りの半数は「次年度以降の指定校推薦依頼の取消しについて」が書かれています。

一言でいえば、成績の良い学生を推薦しないと縁をきるぞという圧力です。

具体的には以下の３項目です。

（１）合格者が入学を辞退した場合

（２）推薦生徒がいない場合で、かつ同封の「辞退届」を提出期日までに未提出の場合。

（３）入学後、期待した成績が修められない場合。

 

ここで、注目したいのは（２）です。

大学の都合でこちらが望んでいるかどうかの確認もないまま送りつけられる「推薦指定校」。それに対して、「辞退届」の提出を求めているのは偏差値の高い私大だけです。

 

「辞退届」を出すというのは商取引においては当然のこととも思われます。

しかし、定員を確保すること、少しでも多くの学生を確保するために今まで受験者や入学者が一人もいない大学からも指定校推薦の書類が送られてきます。

その総数は、在学生徒に対して３倍以上です。

ほとんどの推薦指定文書は話題にもされずに

公開もされることもなく届いたままなのです。

公平に考えるのであれば、

そこにも辞退届を出さなければならないのかもしれませんが、そのままにしているのが実情です。

 

さて、話は戻りますが先ほどの上位大学の考えていることは明白なのです。

まず、

 (1)付属高校からどの程度内部進学してくるかを把握

 (2)内部性には人気のない学部定員充足を目的に「推薦指定校」を選定

 (3)推薦指定校からの出願状況を把握後、AO自己推薦者の合否を判定

　一般入試以外の推薦入試の割当分は100％充足させて、少しでもレベルの高い学生を一般入試で確保したいのだと思います。

 

集客力のある大学と学生確保に苦戦している大学の二極化が鮮明になってきました。

苦戦している大学は学生募集を目的に、ちょうどこの時期から大学教員による高校訪問を開始します。

大学教授が学生募集を目的に高校訪問をして効果があったのは１９９０年代初頭の事だと思われます。

１日中、何校も訪問しているそうです。

重い学校パンフレットを大きな鞄に入れての学校間移動。

名刺には専門家の肩書きが書かれていますが営業トークに慣れていないので高校側から見てあまり印象はよくありません。

そもそも、高校の教員としては教材研究をしている時に訪問者に呼び出されるのですから印象が良いはずがありません。

高校訪問、入試説明会の見直しが必要な大学が多すぎると思う私です。

『「寝たきり老人」のいる国いない国』

鬼怒川の川沿いにある私の小さな書庫のベランダからは「日光花いちもんめ」というベゴニア園が見えます。

 

夜になると温室がオレンジ色に変化。

周りには何もないだけに、その光はすごく幻想的です。

 

あまりにも近くにある施設なので、正直行きたいという気は今までおきませんでした。

しかし、今年のゴールデンウイーク中に初めてそこを訪問しました。

「花いちもんめ」の売りは、敷地面積約4000坪、関東以北で最大規模を誇るベゴニア園。

入場料８００円。

営業妨害になっては申し訳ないので、

良いとか悪いとかの集客に影響を及ぼすような具体的な感想を書くことはひかえておこうと思います。

 

さて、ここの温室は１５度～２５度に室温が管理されていて１年中花が咲いています。

私がこの温室に足を踏み入れた時の感想は、数年前に通ったあの老人病棟に似ているという肌感覚です。

室温の生暖かさ、室内の静けさは老健の病室でほとんど１日寝込んでいるあの老人たちを思い出しました。

 

さて、そこで、読んだのが大熊由紀子さんの『「寝たきり老人」のいる国いない国です』。

コペンハーゲンにある高齢者デイセンターでは、

脳卒中の後遺症で半身不随、左手左足が不自由な女性が美しくセットされた銀髪、耳飾り、口紅、マニュキアで食事をするそうです。

しかし、もし日本なら

「寝巻き姿で１日中ベッドの中で過ごし、髪は性別不明に刈り上げにされている」とい指摘は的確だと思いました。

日本の老人病院は未だに患者を手のかからないようにしています。

点滴を外してしまうのでという理由で「ミトン型手袋」による身体拘束は当然のように行われています。

さらに、髪の毛も刈り上げられているので、

正直に言って「お爺さんかお婆さんかが不明」です。

もちろん、女性だけの病室ですから「お婆さん」のはずなのですが、

ベッドの枕元にある氏名が女性かどうかを再確認したことを思い出しました。

また、義母が総合病院に緊急で入院した際にはナースセンターが近い病室という理由で男女混合部屋におかれて、すごく嫌がっていたことも思い出しました。

施設の規模を「◯◯床」と数える日本と、「◯◯室」と数えるデンマーク。

デンマークの消費税は２２％ですが、高齢になっても生きていることに幸せをかんじられる国であるならが、日本もそれにならっても良いのではないかとも思います。

戦争準備に拠出する金額があるのであれば・・・。

 

 

 

『いざ、鎌倉』へ

例年のように４月の新学期から

もの凄い勢いで５月の連休までが進みました。

連休明けの先日は遠足に行ってきました。

 

遠足実施前の計画は本当に大変でした。

ホテル「ビュッフェ」を私は食べ放題と考えていて

ホテル側はそれを立食スタイルの食事と定義していましたので、

直前まで、高校生の男子の胃袋を満たすために焼きそば（２０００円）を追加する？方がよいのではないかというJTBの提案を突き返しながら、

当日のセットメニューに落ち着きました。

会場では学年全体写真を撮影してから

高校生の舌を満足させるような食事を提供していただいました。

ピラフの上に甘めのソースがかけられた高級な豚ステーキは最高でした。

 

食後は、本校初。

クラスごとに行きたい場所に行くという旅を実施しました。

私は鎌倉への旅に同行しました。

高３の受験生なので学問の神様である荏柄神社で参拝しました。

境内も狭く、４０名が居るだけで、その神社をほぼ独占しているような状態でした。

受験生に代わって試験日に祈祷してくれるサービスが受付に書かれていました。

祈祷代金は１０００円。

私は心の中で思いました。

こんな場所でも、「代行」がされているんだと。

学問の代行サービスの行き着く先は、替え玉受験かもしれないとも思いました。

 

次にバスで向かったのが由比ヶ浜です。

現地では体操着に着替えて浜辺でバレーボールをする予定だったようですが・・。

追いかけっこをするうちに、何名かの男子生徒が体操着のままで海に飛び込みました。

替えの下着などなかったので、下着を着けずに学生ズボンに履き替えたようです。

じゃれあいの遊びを見ていて、本当に楽しそうだと思いました。

高３、受験生なのにという声はどこからか聞こえてきそうですが・・。

 

由比ヶ浜海岸から、全員で由比ヶ浜駅に向かい鎌倉行きの江ノ電に乗りました。

平日にもかかわらずに、修学旅行生を中心に多くの人が鎌倉にいました。

小町道りを自由に歩きながら、鶴岡八幡宮に向かいました。

 

帰りのバスの中では約９０分間生徒のカラオケを聞きながら学校に向かいました。

今の子供達もバスの中でカラオケを歌う事や、

ハモりながらデュエットするカラオケなど

今の高校生の実態を観察もしました。

 

１日って、こんなに有意義に使えるんだということを再確認した１日でした。

限られた時間という条件や予算の中で、こちらが思いつかないような旅行計画を立てる生徒の力をあらためて感じました。

『ムスコの彼女との対面』など

俳優の萩原 流行さんがバイク事故で亡くなった。

原因は警察車両にバイクが警視庁護送車と接触し後続車にひかれたそうだ。

ニュース報道では、

過去に萩原さんは交通事故を３回起こしていたことや

うつ病に苦しんでいてバイクの運転どころではなかったなど、

被害者である萩原さんが悪いような報道内容だ。

警察車両が絡んでいるだけに、

マスコミも殆どそのことには触れない。

特に交通事故の場合には

取材記者は警察署に待機しているだけに相互の関係も出来ていると思われる。

交通弱者が亡くなっても芸能人だからさらし者になっているように思えてしまう。

なぜかしら、はっきりしない事件です。

 

加えて、日本テレビの上重アナへのバッシングが収まらない。

つくづく思うのですが、

マスコミは自分以外の他社（他者）をたたくのはうまいのに

自分が叩かれることには慣れていないようです。

１億３千円もの大金を無利子で用立ててもらい高層マンションを購入したり

２千万円もの高級外車を無償貸与することは偏向した明らかな利益供与です。

それを番組内で上重個人が謝罪だけで、全て終了とは絶対にならないと思います。

視聴者は納得しない。

テレビで彼を見るたびに事件についての怒りが深くなると思えます。

通常、営業マンが取引先とうまくいかなくなった場合には担当者を変えます。

上重アナを変えない頑固な姿勢は、

日本テレビとしての危機管理能力の甘さにも思われます。

３ヶ月程すれば人の噂も沈静化するのですから、

なぜ彼をそのまま番組に出しつづけるのか理解に苦しむ私です。

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今年のゴールデンウイークは鬼怒川温泉の小屋に相方とこもっています。

ミーハーな相方の希望で、

本日は新装開店した日光猿軍団のショーを見に行ってきました。

芸をさせられている猿がかわいそうになってしまう私ですが・・。

新装開店した猿軍団の方が、

芸もうまく出来ない猿も多くて

素人っぽさ、いやサルッポサ？を感じてしまいましたが

一生懸命にやっていることも伝わってきてまずまず、

満足した１時間の講演でした。

猿の芝居が終わると、突然ムスコからの電話が鳴りました。

Gを伴い、今から車を取りにくるとの内容。

慌てて、ホテルの食事の手配をしたり、

部屋を綺麗にしたりとてんてこ舞いの私です。

無口な私は見知らぬGと会話が弾むでしょうか？

面接試験にならないように個人に対しての質問は極力控えようと思っています。