先日、久しぶりに映画館に行った。金曜日の第一回目の上映は、1300円。500円引きになっていた。つい最近の悪い癖で、客はどのような年代か?あるいは男女比はどうかが気になってしまった。ざっと見た感じだが、圧倒的に中年男性と学生、少々アベックと言う構成だった。4.0というタイトル表記からもWEB2.0を意識した作品であり、四作目。多少期待していたのだが、正直な感想は期待はずれだった。期待を裏切ったと判断した理由は、あったと言う間の2時間に感じなかったからだ。1時間半経過した時点で時計に目をやってしまった。なぜだろうか?面白くなかったのは?多分、製作者がこの程度の内容を入れ込んでいけば観衆は驚き、喜ぶであろうことが散りばめられすぎていたからだと思う。アナログとデジタルの対比。アナログの象徴であるブルース・ウィリスが運転するトレーラーが戦闘機からミサイルを打ち込まれても、トレーラーの運転席のみが破壊されずブルース・ウィリスは無事。あまりにも現実離れしていて、スリルを感じられなかったのはわたしだけだろうか。それは、一例であり殆んどが西部劇タッチ。また、先に述べたように受けを狙いすぎだ。パートワンからパートスリーの見所を集めたよう。爆発、自動車の衝突、エレベーター内での決闘、ロサンゼルスの道路を模したハイウエイでのカーチェイス。ほんとうに私はどっと疲れた気持ちだった。しかし、老夫婦は楽しそうに映画の素晴らしさを同時にのったエレベーターで会話を楽しんでいた。正解はないのだが、映画について娯楽だと割り切って何も考えないで映画を楽しめる自分ではなくなってしまった。どなたかこんな私にお勧めの映画ありませんか?
先日、三回忌が済んだ。無宗教の私はお経を聞いていても全く分からない。臨済宗のそれは、とても日本語としては聞き取れない。「ムニャムニャ。ココホレ。・・」とも聞こえる。そんなお坊さんのお経が判らない私でも、はっきりと理解できた坊主の言葉がある。前もって言っておくが、これは檀家として寺を非難しているわけではない。
父が死んだその日、県立総合病院から亡き骸を自宅に運んだ。すぐに、葬儀社の営業が仕切っていろいろ手配していくのだが、ひとつやらないことがあった。それは、線香をあげる行為である。これは、坊主が到着しお経が済まないと線香があげられないことになっているそうである。その坊主が到着し、お経の後線香を上げてくれた。その後、間髪置かずに私に問うてきたのである。カタハイデスカ?リョウハイですか?(漢字不明)これは、通夜、葬儀の際四人の坊主を揃えるのがカタハイ。八人の坊主で行なうのがリョウハイなのである。そこで大きな葬儀ではないのでカタハイで御願いした。また、直ぐに戒名はどうするかを聞かれた。よくわからないので黙っていると、伯父が一言。「いい、戒名にすると後が大変だよ。」その一言で決まりだ。普通で御願いします。カタハイで普通。いくらくらいかかるのかをこちらで質問すると、80万円とのこと。高い、安いは一生のことなので個人の判断にお任せしますが、産業が発達したこの世の中においてあの世に行くことになってもお金とは縁が切れないのは間違いなさそうである。
時間があれば葬儀もまた研究してみたいテーマである。私の生まれ故郷では、地域の組の人が葬儀を取り仕切る。手弁当でだ。東京では、通夜に来ていただいた方には簡単な食べ物、飲み物を振舞いもてなしをするが、静岡の清水地区ではしない。その風習が一般的なので、都内にあるような葬祭センターは殆んどない。ご近所や友人をもてなす必要がないのだから、自宅で通夜をやることが一般的なのであろう。同じ県や市、また町会によってもその形式は異なると言う。地域によってそれぞれ違いがあって面白いものである。
父が死んだその日、県立総合病院から亡き骸を自宅に運んだ。すぐに、葬儀社の営業が仕切っていろいろ手配していくのだが、ひとつやらないことがあった。それは、線香をあげる行為である。これは、坊主が到着しお経が済まないと線香があげられないことになっているそうである。その坊主が到着し、お経の後線香を上げてくれた。その後、間髪置かずに私に問うてきたのである。カタハイデスカ?リョウハイですか?(漢字不明)これは、通夜、葬儀の際四人の坊主を揃えるのがカタハイ。八人の坊主で行なうのがリョウハイなのである。そこで大きな葬儀ではないのでカタハイで御願いした。また、直ぐに戒名はどうするかを聞かれた。よくわからないので黙っていると、伯父が一言。「いい、戒名にすると後が大変だよ。」その一言で決まりだ。普通で御願いします。カタハイで普通。いくらくらいかかるのかをこちらで質問すると、80万円とのこと。高い、安いは一生のことなので個人の判断にお任せしますが、産業が発達したこの世の中においてあの世に行くことになってもお金とは縁が切れないのは間違いなさそうである。
時間があれば葬儀もまた研究してみたいテーマである。私の生まれ故郷では、地域の組の人が葬儀を取り仕切る。手弁当でだ。東京では、通夜に来ていただいた方には簡単な食べ物、飲み物を振舞いもてなしをするが、静岡の清水地区ではしない。その風習が一般的なので、都内にあるような葬祭センターは殆んどない。ご近所や友人をもてなす必要がないのだから、自宅で通夜をやることが一般的なのであろう。同じ県や市、また町会によってもその形式は異なると言う。地域によってそれぞれ違いがあって面白いものである。