芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『タトゥー』考

2019-10-29 07:07:45 | Weblog

ワールドカップのサモア代表やニュージーランド代表ラグビー選手が日本文化に配慮して公共の場所ではタトゥーを隠すことがニュース報道されていました。

郷に入れば郷に従えということでしょうか?

日本の文化に合わせてもらっているので、それは好意的に報道されていたようです。

日本では、「タトゥー」という言葉から連想されることは、「入れ墨」に違いありません。

それは罪人であるという烙印。

それを体に入れている人はヤクザ者やアウトローであるという負のイメージでとらえられてしまいます。

周知のとおり日本では銭湯やプールなどの肌を人目に露出する可能性のある公共施設においては厳しく、タトゥーが禁止されています。

ですから、それを体に描くことは「悪」であるとの意識がわれわれ日本人に刷り込まれているだと思います。

 

一般的に言って「タトゥー」はいけないことと捉える私たちですが、スポーツ観戦やハロウィンのような祭りごとでは気軽に顔にペイントをする人たちも多くなっているように感じます。

ほほ(ほっぺた)に日の丸。

白塗り顔。

顔にタトゥーシール。

10代の若者たちも学校への登校義務のない長期の休み中は「タトゥーシール」で自分自身を装飾している生徒もいるようです。

そして最近は、「ジャグアタトゥー」の流行。

ジャグアタトゥーは特別の染料と絵筆を使い3週間ほど絵が消えることが特長です。

その気軽さで若者たちにブームの兆しが見られます。

もし、高校生が「ジャグアタトゥー」をしていたら各高校はどのような判断を下すでしょうか。

タトゥーであるという判断?

タトゥーのようなものであるという判断?

タトゥーの絵柄が入ったシールであるという考え。

それとも入れ墨と同じであるとの扱い。

大きな龍の絵柄はダメで、小さなハートの絵柄は問題にされないかもしれません。

黒や紺や金色はダメで、赤やピンクはどうでしょうか。

その判断に学校の生徒指導部内でも様々な意見が出そうです。

想像しただけで恐ろしいかぎりです。

タトゥーもどきにしても入れるなら、高校卒業後にしてほしいものです。

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『変形労働時間制』

2019-10-22 07:07:07 | Weblog

「変形労働時間制」の導入を盛り込んだ教職員給与特別措置法(給特法)改正案が閣議決定されました。

令和3年(2021年)からの実施です。

月45時間以内の残業を変形労働ということで認めて、その残業分を夏休み中の8月の夏休み期間中の労働時間で調整しましょうという国の考え。

つまり、毎日の労働時間超過は仕事内容から言ってしょうがないので、働きすぎの分を夏休みに振り替えて教員も休みましょうということです。

 

さて私立学校は、学校それぞれが特色を有しています。

夜の9時、10時まで職員室の電灯がこうこうとついている学校もありますし、

夜間部のある学校では夕方5時には昼間部の教職員と生徒の誰も校内に誰も残っていない学校もあり、まさにそれぞれです。

 

都内の私立では業界用語かもしれませんが「ロボット警備」導入校も何校かあるようです。

ロボット警備とは、ロボコップのような警備ロボットが夜間の校内警備巡回をするのではありません。

ロボット警備では特定時間になると全ての校内の電源がシャットオフ。

校内は真っ暗にされてしまいます。

おまけに、正門や通用門も自動でロックされるそうです。

よって誤って定刻を過ぎて校内に残っている場合には真っ暗な中で一夜を過ごさなければならないそうです。

私の勤務校には警備ロボットはいませんが、夜9時までには学校を出ることになっていますので殆どの教員がその紳士協定を守っているのです。

 

夏休み中の過ごし方も勤務校によってまちまちだです。

通常の勤務と同じように朝から晩まで学校にとどまることを拘束される学校もあるようですし、

生徒動様に教員も完全に休みになる学校もあるようです。

学校関係者以外がみれば、学校の先生は長い夏休みがあっていいと思うかもしれません。

しかしながら、三者面談、進学講習の希望者募集、教室の割り当てなどの教務事務、進学合宿担当者としての業務、進学合宿の引率と科目の担当、クラブ活動の顧問として業務、夏休み中の海外語学研修引率、夏休み中の海外研修旅行引率など多岐に渡ります。

それに加えて、その期間には翌年の入試問題の作成や学校から出される教育課題作成レポートなど、日常業務の方がかえって楽かもしれません。

 

教員は季節商売なので超過勤務はある程度はしょうがないと思っています。

しかしながら、それを夏休みに消化して帳消しにするのではなく、

5年~10年間位超過時間をためておいて1年単位での長期の休み(サバティカル)がとれれば理想なのですが・・。

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関東直撃の『台風』に思う

2019-10-15 07:07:07 | Weblog

久しぶりに大きな台風が関東を直撃。

数週間前の反省もあり計画運行が事前に公表。

前日から公共交通も動かなくなることが公表されました。

私の勤務校もその発表に合わせて休校がネットを利用して保護者と生徒に発表しました。

当初の予定では当日は年休を取得して勉強会に出席する予つもりでした。

それは三冊の書評会。

『趣味とジェンダー』

『女子のたしなみと日本近代』

『ライブカルチャーの教科書』

出席を心待ちにしていたのですが、その企画は台風のために延期となった次第です。

残念。

 

昨日の終礼での高校生たちに向けた私の一言。

私が子どもの頃、今から50年ほど前。

天気予報はありましたが、現在と比較するとその予報の精度はそれ程高いものではありません。

当時の子どもたちは「てるてる坊主」を作ることで天気を晴れにするという願いをかなえることができるかもしれないと信じていたのかもしれません。

白い花紙にサインペンで目を入れて「てるてる坊主」を作り、それを逆さまにしてそれを軒下にかけたものです。

しかしながら、今ではそんなことを信じる小学生はいないのでしょう。

天気予報の精度が非常に高いのですから。

子どもの時、台風の雨量が多い時には、雨戸をしめて玄関の下駄箱を一段高い廊下へ移動する手伝いをするのも子どもたちの仕事でした。

また、大雨の日には下水も溢れて自宅まで逆流して来ることもたびたび。

そうなると決まって汲み取り式の和風トイレの肥溜めは水で一杯になってしまいました。

和便器から下を覗き込むと、すぐそこは入り込んだ下水と混じった汚水。

そのままで翌朝、用をたすとお尻に汚水が跳ね返ってきたものです。

その現象を「お釣りが返ってくる」との表現をしていました。

子供心に、それが嫌でたまりませんでした。

朝、大の用をたす時には新聞紙を一枚持ってトイレに行き、すぐそこまで来ている汚水の表面に新聞紙を敷いて用を足しました。

現代の健康診断において大便を摂取するやり方とほぼ同じです。

放課後になると、肥溜めにいっぱい溜まった汚水を汲み上げに必ず自宅にバキュームカーが来ていました。

両親が共働きで自宅にいなかったので、バキュームカーの対応は私の仕事。

バキュームカーのホースを自宅便所外の小さなマンホールから汲み上げても、一部肥溜めにこびりついているウンチがありました。

そのような場合には自宅内の便器から、肥溜め内のウンチめがけて内にバケツに入れた水をかけるのが小学生の私の仕事でした。

今は、ほぼどのお宅のトイレも水洗トイレです。

私の経験を理解して頷いていただける方も少ないかもしれません。

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山田昌弘『結婚不要社会』朝日新聞出版を読んで

2019-10-08 07:07:07 | Weblog

 結婚する人が多ければ、こどもの数も増えるというのは結婚という契約を重視する日本では当然の考えです。

現在、アメリカの離婚率は2分の1。

日本の離婚率は3分の1です。

ちなみにカトリック社会のフィリピンで離婚は今でも認められていないそうです。

 

つまり結婚しても離婚が多いのが現実です。

同時に、再婚する人も多くなってはいるのですが・・。

 

今回、現代の結婚について山田昌弘さんの書かれた「結婚不要社会」を読みました。

その中には近代的結婚についての2つの条件が書かれています。

 

・「第一の条件は、結婚相手は自分の存在を肯定してくれる相手でなければならない」

結婚後に恋愛期間にはわからなかった相手の欠点が見えがちです。

それは当然のことだと思います。

その場合にお互いの違いを楽しめるだけの心の余裕があることが必要かもしれません。

若ければ若いほどその違いに我慢できなくなり、離婚してしまう可能性が高まります。

日頃、高校生と接していると忍耐力が弱くなってきていることを実感している私。

忍耐力あっての親密性の継続です。

 

・「第二の条件は結婚後の経済生活が自分の期待する以上のものでなければならない」

つまり、一人でいるよりも結婚後に安定した経済生活がおくれることが必要です。

かつて皆が貧しかった時代では、結婚することで少しは良い生活が可能となりました。

「貧しさを経験している昭和ひとけた生まれから戦中生まれ、団塊の世代までは95%以上の人が結婚しました・・つまりこの世代のほとんどの人は、誰と結婚しても豊かな家庭生活をつくれるという経済的条件を満たしていた」のです。

 

日本では現在は非正規雇用が多く、賃金が上がらないのが現状です。

・実質賃金指数の推移の国際比較では1997年を100とした場合に

2016年はアメリカ115.3、フランス126.4、スウェーデン138.4、日本89.7

 

 ・「相手の雇用形態の正規・非正規を意識するか」という問いに対して

大いに意識 男性11%、女性44%

 

日本は結婚したら経済生活と親密性を同時に満たすことが譲れない社会です。

・「結婚相手に求める年収と雇用形態」が関係ないと返答した割合は

関係ない 男性64%、女性19%

 

2018年NHKの「日本人の意識」調査では、結婚することについて「必ずしも必要ない」と答えた人の割合が68%です。

厳しい経済状況が継続するこの10年間。

このような高率になるのも頷ける話。

よって結婚する人が少なくなるのも当然なのです。

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『コンニャクパーク』見学

2019-10-01 07:07:07 | Weblog

職場の同僚は車好きです。

いや自動車免許おたくと言った方が的確かもしれません。

彼は大型二輪免許、普通自動車二種免許、大型一種免許を教習所に通わずに免許センターでの直接受験だけで試験に合格。

現在は、大型二種免許の取得にチャレンジしている人物です。

現在の職場を定年退職した折には、福祉施設のドライバーになりたいそうです。

その彼と私の660CCの小さなオープンカーで群馬方面へのドライブを楽しみました。

まず、訪問したのは邑楽郡にあるコンニャクパーク。

平日にもかかわらずに、会場には多くの観光客が来場していました。

年齢構成は、殆どが60、70、80歳代の高齢者たちと小学生の団体。

駐車場もほぼ満車。

江戸川区篠崎小学校から3台のバス。

横浜の専門学校から1台のバス。

その他に3台の大型バスも駐車中でした。

見学が出来るコンニャク工場に隣接するのは、コンニャク製品の売店と無料のコンニャクバイキングレストラン。

我々がまず向かったのは無料のコンニャクバイキングのレーンでした。

休日は90分待ちにもなるようです。

コンニャクバイキングの料理は多彩です。

味噌田楽、コンニャクカレー(肉の代わりにコンニャク)、焼きそば(麺がコンニャク)、ラーメン(麺がコンニャク)、うどん(麺がコンニャク)、プリン(コンニャクゼリー)。

コンニャクの食べ過ぎで満腹になり、結局当日の昼食は食べる気にはなりませんでした。

 

次に向かったのは

国宝となった富岡製糸所。

真夏のような暑さの中での製糸所工場の見学。

道路からの振動がダイレクトに来る車なので、乗っているだけで疲れてしまいます。

エアコンの効いた倉庫内で富岡製糸所の説明映像を見ながら思わず寝てしまいました。

工場は10メートル×100メートル以上の極端に長い窓の多いレンガ作りの建物でした。

半機械化された機械の両脇には多くの女工さんが座って作業をしていたことが想像されました。

敷地内の寄宿舎の窓には逃亡を防ぐために張り巡らされた金網。

それはまるで牢屋のような冷たさを感じる寄宿舎でした。

短時間の滞在となりました。

その後鬼怒川に移動して、うちの小屋に一泊。

温泉にはいって、のんびりした1日を過ごすことができました。

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