ワールドカップのサモア代表やニュージーランド代表ラグビー選手が日本文化に配慮して公共の場所ではタトゥーを隠すことがニュース報道されていました。
郷に入れば郷に従えということでしょうか?
日本の文化に合わせてもらっているので、それは好意的に報道されていたようです。
日本では、「タトゥー」という言葉から連想されることは、「入れ墨」に違いありません。
それは罪人であるという烙印。
それを体に入れている人はヤクザ者やアウトローであるという負のイメージでとらえられてしまいます。
周知のとおり日本では銭湯やプールなどの肌を人目に露出する可能性のある公共施設においては厳しく、タトゥーが禁止されています。
ですから、それを体に描くことは「悪」であるとの意識がわれわれ日本人に刷り込まれているだと思います。
一般的に言って「タトゥー」はいけないことと捉える私たちですが、スポーツ観戦やハロウィンのような祭りごとでは気軽に顔にペイントをする人たちも多くなっているように感じます。
ほほ(ほっぺた)に日の丸。
白塗り顔。
顔にタトゥーシール。
10代の若者たちも学校への登校義務のない長期の休み中は「タトゥーシール」で自分自身を装飾している生徒もいるようです。
そして最近は、「ジャグアタトゥー」の流行。
ジャグアタトゥーは特別の染料と絵筆を使い3週間ほど絵が消えることが特長です。
その気軽さで若者たちにブームの兆しが見られます。
もし、高校生が「ジャグアタトゥー」をしていたら各高校はどのような判断を下すでしょうか。
タトゥーであるという判断?
タトゥーのようなものであるという判断?
タトゥーの絵柄が入ったシールであるという考え。
それとも入れ墨と同じであるとの扱い。
大きな龍の絵柄はダメで、小さなハートの絵柄は問題にされないかもしれません。
黒や紺や金色はダメで、赤やピンクはどうでしょうか。
その判断に学校の生徒指導部内でも様々な意見が出そうです。
想像しただけで恐ろしいかぎりです。
タトゥーもどきにしても入れるなら、高校卒業後にしてほしいものです。