芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『街頭補導 いいね』

2013-02-26 07:07:07 | Weblog

異業種で協力しながら商品価値を高めることがブームのようです。

最近は事あるごとに「コラボレーション」、または「コラボ」という言葉が聞かれます。

最近のTVCMの「缶コーヒー」と「携帯電話会社」のコラボは記憶に新しいものです。

「サントリー・BOSS」と「ソフトバンク」

大学と民間企業とがコラボしての企画や商品も数多くあげられます。

最近の一例として、玉川大学と企業のコラボが報道されていました。

天候条件による野菜価格の高騰に左右されないで安定的に供給する為に工場で野菜を栽培。

具体的にはLED電球を利用したレタスの水耕栽培が取り上げられていました。

かつて2000年頃に、異業種合同プロジェクト「Will プロジェクト」が話題になっていました。

トヨタ自動車、コクヨの文具など大手企業の異業種間でコンセプトを統一。

近未来的なデザイングッズの発売がなされました。

 最近では企業とのコラボに取り組んでいる私立中高も出てきています。

東京の品川女子学院は製菓メーカーとのコラボで「おにぎり本舗 ツナマヨ味」と「おにぎり本舗 梅味」を発売しています。

 しかしながら、企業と私立中高とのコラボは非常に少ないのが実態です。

どちらかといえば、マーケティング的に使用される「コラボ」ではなく

「協力関係」にあるといえそうです。

私の勤務する私立中学・高校は同業として生徒募集でしのぎを削りながらも

いくつかの面において協力関係にあります。

具体的には各学校のPTAが一致団結して私学助成金(補助金)の拡充に向けて活動をしています。

 さらに警察と協力して合同で補導も実施しています。

実際、合同補導は年間5~6回位実施されます。

具体的には学校の最寄駅周辺にあるゲームセンター、漫画喫茶、カラオケなどの遊興施設を地元警察の少年課刑事の案内のもとに見学していくイベントです。

諸施設を見学しながら自校の生徒が遊んでいないことを祈りながらの補導・・。

今回は他校の金髪のネイティブの先生も補導に加わっていました。

外人の金髪先生がゲームに興じる金髪の生徒を指導。

思わず心の中でクスッと笑ってしまった。

 補導が終わってからは少年課刑事さんの講演開始です。

以下講演抜粋。

・少子化の影響もあるのか、補導される人数も減少傾向にある。

 都内では1万人をきった。

・脱法ドラッグで指導を受ける少年が増えている。

 違反薬物反応がでるかどうかの尿検査はするそうですが、

基本的には「脱法」と言いながら「違法」ではないので強い指導しかできないそうです。

・学内での金品の盗難(殆どは千円、二千円といった金額)に対して、被害届を出される保護者が急増しているそうです。実況見分で指紋採取も行うそうですは、現場である教室にはクラス全員の指紋が検出されてしまうので、その先に進めないというのが実情だそうです。

・警察と学校は協力関係にありますが、警察が補導した場合には学校に連絡を入れないことが多いそうです。なぜならば、それが原因で退学や停学処分される可能性があるから・・。

なるほど・。

 

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『多摩ニュータウン発表に思ったこと』

2013-02-19 07:07:07 | Weblog

首都大学東京に東京未来塾特別推薦入学制度を利用して入学が決まった生徒がいます。

先日、塾の在籍生徒50名の中で優秀な調査・研究をした6名に選抜されたとの報告を東京都教育委員会から頂きました。

そこで本校に在籍する生徒のプレゼン見る為に研究発表会に行って来たしだいです。

 

プレゼンを見た後の感想は「スゴイ!」。

1年でここまで伸びるのかというのが率直な感想です。

この1年間で生徒は勉強の主体をこの塾での学習に置き、

受験勉強は二の次でやってきました。

具体的な塾での学習としては、

(1)約1年間にわたって首都大学教授の講義や第一線で活躍する社会人の講義を受けて小論文作成に取り組んだり、

(2)調査、討議、発表をした後に5000字程度の報告書を作成したり、

(3)社会問題の探究を行い課題解決に向けた提言をしたり、

(4)企業での就業体験などをしてきました。

実際、大学生が体験するようなことを高3で学べているという表現が的確なのかもしれません。

 

 社会問題に関しての発表では多摩ニュータウンにおける住民の高齢化についての発表もありました。

発表要旨は、

1.多摩ニュータウンが急激に高齢化していること。

2.丘陵をうまく利用して歩道と車道が分離された道路は交通事故を減少されるという当初の目的は達してますが、歩道橋が町の至る所にあり高齢者にとってはバリアになっているという現状があるということ。

3.買い物に行くだけでも大変な道なので買い物客も減少してニュータウン団地内の店舗は閉鎖に追い込まれているという現状。

4.若者がその町に住みたいというように思えるような施策が問題解決になるのではないかという提言がなされていました。

若者が居住すれば町に活気が戻るとの提言。

さらに新たな公団住宅建築に関して若者受けするような建物にしてはどうかといった提言もありました。

 

別の発表では、フェアトレードについての発表がありました。

その発表に対してジャイカの職員の方が賞賛の言葉を発表者に浴びせていました。

 

社会問題に関しての問題提起については私も思う事がありましたが、その場はじっと我慢して拍手にとどめておきました。

 

例えば、高齢化した街ははたしてそんなに問題だろうかという思いです。

日本で最も高齢者が多く、他の地区からも高齢者が移住してきたいと思うような街作りをしてみてはどうだろうかとも反論してみたくなりました。

高齢者が幸せを感じて暮らせる街。

商店やスーパーに行きづらければ、スーパーが高齢者の自宅に来るような街。

福祉業務従事者の給料が高く(丘陵が高い訳ではありません)

多くの質の良い福祉労働者や良質な事業者が流入してくる街。

病院をたらい回しにされることもない街。

医療や福祉が充実していて金銭面を気にすることなく特養老人ホームのような施設にも誰でも入所できるような街。

発表を聞いて、その上記のようなことを思った私でした。

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『受験シーズン突入(小論文についての助言)』

2013-02-12 07:07:07 | Weblog

勤務校においても5回実施の中学入試と

4回実施の高校入試とで慌ただしい日々が続いています。

来年度を見据えて「入れる」忙しさに加えて、

今年は高校3年生担当として「出す」ことが加わっているのです。

2月に突入してから、

大学入試も真っ盛り。

ほぼ毎日生徒から

「合格・不合格」結果連絡の電話が学校にかかってきています。

年度当初に国公立合格○○名。

明治・青学・立教・法政・中央○○○名合格を目標にしてきているこの学年。

学校創立以来の記録樹立に向けて胃の痛い毎日が続いています。

今のこの時期はさらに国語科教諭が忙しくなっている時期でもあります。

慶応義塾大学や多くの国公立大学の二次試験に小論文が課せられているので、

その対策を直前まで個別指導しているからです。

昨年度、慶応義塾大学の出題として

「電子出版」が出題されるのではないかと予想した教員がいました。

見事にそれが的中。

その対策をとった生徒が見事に合格を勝ち得るということもありました。

参考までに昨年度の慶応義塾大学の小論文の出典を下に書いてみます。

 

文学部 

池澤夏樹『本日、これから』(岩波新書、2010)

法学部 

長尾龍一『リヴァイアサンー近代国家の思想と歴史』(講談社学術文庫、1994)

総合政策 

トマス・フリードマン『フラット化する世界』(日本経済新聞、2008)

経済学部 

中谷宇吉郎『電柱の研究』

商学部 

亜成活裕『クルマの渋滞 アリの行列―渋滞学が教える「混雑」の真相』(技術評論社、2007)

看護学部 

土居健郎『「甘え」の雑稿』(弘文堂、1975)

 

 これらの題目を見て感じることは、

一般的に言って大学1、2年でも小論にするのは難しいのではということです。

大学4年間の学習を通じて、

しっかりした内容のレポートを完成できるのではないかと想像します。

もつとも慶応の学生に論文作成指導は必要ないかもしれませんが。

 

たぶん、ほとんどの受験生は、小論文対策として予備校の講座をとって勉強するか?

それとも高校で国語担当教諭に個人的な指導を仰ぐのが一般的ではないかと思います。

仮に受験対策として高校の授業科目に仮に「小論文」が設定されていても、

問題集を購入し、与えられている「キリとられた文章」を元に論を進めるという作業の繰り返しをしていることは容易に察しられます。

 

私が思うに、本来は多くの専門書を読み解き、それについてのレポートを書くことで小論文を書く力が付くと思うのです。

しかしながら、彼ら受験生には専門書を読むような時間的な余裕が無いのが現実です。

 

何か彼らに論文を書くヒントを与えたいな~と思います。

その答えの一つとして「文化」について興味を持っている受験生、

さらにAOや公募制推薦受験希望者には

今春、青弓社から発売される『「文化系」学生のレポート・卒論作成術』という本を紹介しようと思います。

 すごく良さそうな本です。(決してステルスマーケティングではありません)

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『AKBダケ』

2013-02-05 07:07:07 | Weblog

キノコ型のマスコットキャラクター「ドコモダケ」。

それは(ドコモだけ)という文字遊びから生まれたキャラクター。

2013年の今年はアイドルAKBがキノコ型の帽子をかぶっている「AKBダケ」に変化しています。

最近キノコ型の帽子をかぶった彼女たちが歌うドコモのコマーシャルが大量に流されています。

その旋律が刷り込まれ、そのフレーズを覚えてしまう位に何度も何度も。

そこでもしやと思い調べてみると・・。

やっぱり思った通りのいつもの手法です。

新曲のリリース前に、タイアップしたCMでサビの部分を何度も放映する手法。

そのAKBが歌うバックミュージックは2月20日発売の新曲。

題名が「So long!」だということがわかりました。

例年この時期に発売している卒業式シーズンにあう桜もイメージした曲です。

 

速水健朗『タイアップの歌謡史』によると

Jポップの約2割はタイアップ曲だそうです。

そこでその本に取り上げられていた多くの事例から2つほど紹介しましょう。

 

まず、松田聖子と資生堂についてのタイアップです。

かつて資生堂は新人アイドルと自社製品を同時に売り出すという戦略を立てたそうです。

条件は以下の4点。

  1. 美人でないこと
  2. 声質は清純派新人の中では期待できる。
  3. イメージソングでレコード売りをはかる。
  4. フレッシュさで、商品との関連をもたせる。

 その条件に当てはまったのが松田聖子。

 当時、売り出した資生堂の新製品洗顔料名は「エクボ」。

 松田聖子の楽曲は「裸足の季節♪」。

彼女が歌う歌詞の中には「エクボの秘密あげたいわ」という詞が楽曲製作過程で加えられたそうです。

 

2つ目の事例は資生堂のヘヤケア製品「ティセラJUICY」と女性デュオ「PUFFY」のタイアップです。

彼女たちがリリースした2枚目シングル曲名は「私の生きる道♪」。

もうお分かりのようにタイトル「私の生きる道」には私生道(しせいど―)という文字遊びが含まれています。

それを知って私は聴詞者として騙され感と怒りを感じてしまいました。

作詞者が聴衆を見下しているように感じてしまったからです。

ちなみに「PUFFY」の楽曲はデビューから13曲までが全てタイアップ曲。

筆者の速水さんは「タイアップソングは音楽コンテンツであるのと同時に広告であることも忘れてはいけない」と忠告されています。

 

引き続いて冒頭で取り上げたAKBの新曲♪So long!♪のジャケットがえらく気になります。

パルルに、まゆゆ、たかみな、こじこじ、おおしまゆうこ、よこやまゆい・・?

あれ?

最近、異性問題を起こし坊主頭になって謝罪した峯岸みなみが登場していない。

コマーシャル打ち切りのリスクもあっかかもしれないのに・・。

CMにも出ていない。

もしかしたら

タイアップ曲のジャケットに峯岸みなみが登場していないのは計算済みなのかもしれない。今回の恋愛問題では、コマーシャルに傷を付けないで事件そのものが取り上げられて話題となっています。

タイアップ曲の発売前に注目される恋愛事件。

サスティナブルなアイドルグループである為のマーケティング戦略イベントであるならば恐ろしささえ感じてしまいます。

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