芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『大阪桐蔭中学・高校』の裏金問題について

2015-03-31 07:07:07 | Weblog

先日、大阪桐蔭中学・高校(以下:大阪桐蔭)

教材費の余剰金や模擬試験の一部費用などを利用した裏金作りがマスコミで報道されていました。

その金額も5億円以上と高額。

それらは生徒募集を目的として塾教師への接待や

ゴルフのプレー代にも充てられていたそうです。

さらに高額なブランド品の購入にも・・。

 

このような事件が発覚すると私学に対する世間の目が冷たくなり、厳しくもなります。

金額の大小はともかくとして

私学は多かれ少なかれこのようなことをやっているのではないかと多くの人々がそのように思っても当然のことだと思います。

しかしながら、現実としては

殆どの私学は真面目に学校運営をしているはずです。

金銭の徴収が実施される場合には、そのすべてにおいて残金やその処置の報告も含めた決算報告がなされています。

 

裏金を作り、それを別口座で私的に運用することは事件として扱われて当然です。

今回の事件では教材費の残金返金などが問題とされていましたが、

その他の問題として裏金を作りやすい体質がマスコミを含む日本の企業や学校にはあるのではないかということを指摘しておきたいと思います。

問題は日本的な商慣習であるキックバック、バックマージン、インセンティブです。

それは契約が成立した見返りとして契約担当者などにこっそり渡す現金のこと。

学校の場合は、

・教科書を採択すれば、その出版社から謝礼をいただけます。

・書店を通さずに、直接出版社から問題集を購入すれば20%ほど値引きしていただける場合も出てきます。

・  英検受験の本会場(書店申し込み)の場合の2球の検定料は5000円ですが、準会場(学校申込)の場合は4600円です。

・  教育実習生が差し出す実習費は指導担当者?教科?学校?へと渡されます。

・  新校舎を建設すると請負の建設会社からバックマージンがあるとの話も耳にします。

公認会計士の監査が行われていますが、上記の事例のような場合には、処理の仕方によって裏金にも変化しやすいのではないでしょうか。

 

私立中高の管理職も大手の一流企業の管理職のような出で立ちで

30万、40万もする高級な背広をまとい、時計は誰もが知っている舶来高級時計。

車はドイツの高級車に乗っているような人もいらっしゃいます。

汚い金での購入と疑われないようにしたいものです。

 

最後に疑問です。

生徒が野球部に所属していて万引きなどの不正行為を行った場合には、学校として高野連に事件を報告し、高野連の判断を仰ぎます。

処分が決まるまでは練習や試合は自粛ですし、処分が出される場合は有期の対外試合の禁止などの処分が下されます。

しかしながら、春の選抜では大阪桐蔭としてのお咎めはなく勝ち続けています。私は、それで良いと思いますが、

高野連に名簿登録している野球部員には厳しく、学校の不祥事は不問?

とても、不思議に感じるのです。

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春分の日の『3回忌』法要

2015-03-24 07:07:07 | Weblog

三回忌

母が亡くなってから約2年。

先日の春分の日に3回忌を行いました。

時の過ぎる速さを再認識している今日この頃です。

お坊さまの経が終わると三回忌用の卒塔婆をたてかけて終了。

古い卒塔婆はゴミ箱に入れておいてください、とのお坊さまの指示。

いつもの同様に疑問を感じながら卒塔婆について調べてみました。

卒塔婆(墓の脇になどに立てる木製の長い板)の元は

神聖な遺物を納めた円形の供養塔「stupa」。

確かに「そとおば」と「ストゥーパ」の音は確かに似ています。

 

私は直接会ったことはありませんが

このフロントページの自己紹介でも書いているように

「ちびまるこ」ちゃんの作者、三浦美紀さんと私とは遠縁に当たるようです。

すでに廃業している彼女の実家はくだもの屋さんでした。

ペンネームの「さくらももこ」は

くだもの屋さんだけに「さくら」と「もも」からつけたと思われます。

父から聞いた話では彼女の父の「ヒロシ」さんは、

くだもの屋とペンキ屋をやっていたとのこと。

父の実家のある「大手町」といっても静岡市の清水区の大手町ですが・・。

その実家に彼女の祖母の「おばあちゃん」が

訳あって晩年暮らしていたというような関係のようです。

彼女の祖父は、漫画にも出てくる「友蔵」さんです。

今回の法要をおこなった宝久寺の本堂にも友蔵さんが1962年に8万円の寄付をしたことが木札で残されていました。

加えて、友蔵の名入りの寺位牌が本堂の正面に置かれていました。

 

さらに会ったことのない有名人に関しての話をつけ加えておきたいと思います。

父が入院していた静岡の県立病院の病室の冷蔵庫に、

なぜかわからないのですが、

父の大好物の野沢菜が入れられていました。

父にとっては、それが最後の食べ物となったものです。

後で分かったことですが、

それは元、父の職場の同僚でありずっと仕事関係も含めて仲良くしていた鉄工所を営む佐藤さんからの差し入れだったのです。

後日、お礼を直接言うために病院近くのご自宅と職場の鉄工所を訪問させていただきました。

その工場には父の名前が入った専用の工具箱が置かれていました。

さて、話はその佐藤さんの息子さんのことです。

父から聞いた曖昧な話からは

東京の大学に行って、今はミュージシャンをやっている・・。

後でわかったのですが、

佐藤さんの息子さんはLOVE PSYCHEDELICO(ラブ サイケデリコ)の佐藤直樹さんだそうです。

 

兄弟といえども

大阪府の茨城に暮らす弟ともなかなか話をする機会がありません。

久々に直接近況を聞くことができました。

このような機会設定も亡くなった親が設けてくれているのかもしれません。

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『IPhone6 plus カバー』

2015-03-17 07:07:07 | Weblog

IPhone 6が発売されてから約半年が経過しました。

なんと、なんと昨年の9月に注文してあったiPhone カバーが先日アメリカより届きました。

なぜ、半年間も待ったのか?

その理由はiPhone4で以前に使用していたカバーが気に入っていたからです。

竹を使用しているバンパーの部分。

日本では見られないようなアメリカ的な木彫りされたデザイン。

さわり心地の良さ。

自然の材料から加工されている故に出てくる落ち着き等です。

今回のカバーの特徴は手帳型になっている点です。

さわり心地の良い革で覆われたカバー。

カバーが簡単に開いたりしないように

竹製のバンパーとカバーはゆるい磁石で結ばれています。

 

すでに、このブログでも書いたように

iPhone6本体を注文してから実物を手にしたのは一ヶ月半後でした。

今では、店頭にあふれているのに・・・。

本体とほぼ同時期に、今回届いたカバーも注文済みでした。

しかしながら、いくら待っても届きませんでした。

2回ほど、拙い英語で書いた請求メールを送ったのですが、

オーダー順に発送しているとの文書を受け取るだけでした。

 

今回手に入れたカバーの使用感ですが最高です。

値段も高く、139ドル+送料。(約15000円)

日本ではそのような高額なカバーを店頭でみることはありません。

そもそも、私のような変わり者?でなければこのような商品は購入しないのかもしれません。

 

「・・たら」「・・れば」の話はあまり好きではありませんが・・。

このカバーが届く前に一時的な使用を目的に透明なアクリル製のカバーを購入してiPhone6に使用していました。

軽くて何もつけていないようにも思われる品物でしたし、

一時的とは言っても、それなりに気に入ってもいました。

実は、1ヶ月ほど前に職場でiPhone6を床に落としてしまいました。

床もそれほどかたくなく、高さも50CM位からの落下でした。

アクリルカバーをつけているにもかかわらず結果として

ガラス面に亀裂が入ってしまいました。

それも蜘蛛の巣を張ったように画面一面です。

アメリカからカバーも到着する。

契約としてあと約1年半は使用する義務もある。

そのまま使用し続けることも考えましたが、

総合的に考えて修理することに決めました。

修理金額の高額さにビックリです!

実際の金額についてパートナーにチクリと言われそうなのでここには書きませんが、カバー2個分なのです。

 

画面が割れやすいことはネットに多くの書き込みがされています。

お気に入りのgrovemade社製のカバーに守られていますので、

今後はそのような事故から守ってくれると思います。

もちろん、たぶん二度と床に落とすことはないでしょうが。

 4月にJUWAT研究室にお邪魔した際に実物をお見せしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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高校生にむけての話「しあわせ」編

2015-03-10 07:07:07 | Weblog

先日、学年生徒約300名に対して話をする機会がありました。

利用できる時間は約10分間。

高校2年生が終わろうとしている今でさえ、

学校に来られなくなってしまう生徒も時に出てしまいます。

その理由は不明です。

私たち教員は、その現象による原因を「ストレス」という使い勝手の良い言葉を多用しがちです。

生徒たちの「ストレス」の軽減の一助になればと考えたのが「しあわせ」に関しての話でした。

 

「大学進学を選択できるしあわせ」

戦後5年後の1950年、農業などの第1次産業に従事していた割合は48.5%。

その時点でも約半数の人々は農業従事者です。

2人に1人は農業を選ぶという選択肢しかなかったことを話すことで、職業選択の自由がある「しあわせ」を語りました。

 

「大学進学できるしあわせ」

戦後から10年後の1955年。

大学・短大への進学率は10.1%(男15%、 女5%)でした。

なかでも女性の進学率の5%という少ない数値を確認しました。

2012年のデータでは56.2%(男56.8%、女55.6%)と増加しています。 

大学数で比較しても

1955年(昭30)には228大学でしたが2012年(平24)には783大学に増加。

現代は、短大・大学への進学を望めば進学が可能な時代。

大学進学ができるしあわせな時代でもあることをお話ししました。

 

「都会に暮らす幸せ」

大学進学率の平均が50%というのは日本全体の平均です。

ちなみに、勤務校ではほぼ100%の進学率ですが、

東京の2013年の平均は71.3%(男72.9女69.7)ですが、

岩手県の男性の大学進学率は約35%、

鹿児島県の女性の大学進学率は3割を切っています。

一部は専門学校への進学も考えられますが、

地方居住の場合には高校を卒業後にフリーター、アルバイト、派遣といった不安定な身分で社会へ放り出される高校生の数が多くなっているようです。

「首都圏に生まれ、暮らしている」ことは「しあわせ」かもしれないという話も加えました。

 

「今の時代に生まれたしあわせ」

乳児死亡率(生後1年未満の死亡)を提示しました。     

1900年 24.2% 

1950年 15.5%

2011年  0.2%

平均寿命

1950年 男59歳、女62歳

2012年 男79歳、女85歳

 

1900年に生まれていたら4人に1人しか生き残れなかったこと、

現代では乳児死亡率は極めて低いことを話しました。

今の時代に生まれたしあわせ。

 

この話から一週間後、

ある生徒から、私の「しあわせ論」に対しての反応を聞く機会がありました。

それは自分の祖父母が東大卒であり、よく自分はバカにされる。

過去の進学率のデータ提示は彼らが優秀であったという証明であり、自分にとっては不愉快なものであったというコメントでした。

不愉快と言いつつも、祖父母の母校名を出してくるのは自慢かもしれないと思いながらも、会話を楽しむことができました。

私にとっては

それは「語り合うしあわせ」や「反応のあったしあわせ」でした。

以上

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宮入恭平編著『発表会文化論』(青弓社)を読んで

2015-03-03 07:07:07 | Weblog

渡辺潤研究室に集うゼミの同門である宮入さんと佐藤さんが青弓社から本を出版されました。

 この本では発表会を「日頃の練習成果を披露するために、おもにアマチュアの出演者みずからが出資して出演する」と定義して発表会の現状や問題点を論じています。

アマチュアによる表現活動=発表会の多様性と魅力、それを支える仕組み、底辺にある問題点を浮かび上がらせる意欲作だそうです。

 

 この本はアメリアの発表会、公募展、公共ホール、地域アマチュア芸術文化活動、ピアノなどの習い事やその発表会、東京都合唱祭に代表される発表会としての合唱祭、軽音を事例とした高校生の発表会、発表会化するライブハウスなど多様な内容から構成されています。

 ぜひとも、興味のある章から読まれることをお勧めします。

 

 宮入恭平さんの「発表会化するライブハウス」について。

ライブハウスに関しての論文は何本か読んだことがありますが、今回の作品は発表会という切り口でライブハウスの現状が書かれています。

個人的な感想ですが、今までのライブハウス論の中で最も切れ味最高の作品だと思います。小気味良い文書構成です。

 

佐藤生実さんの「習い事産業と発表会」について。

スッキリした飲み心地の良いキレのあるビールのような文書です。

なぜ、私がそのような表現をするのかを明らかにするためには本文でご確認ください。

「オバリーナ」という大人の女性バレリーナの話やヒトカラ(一人カラオケ)のようなオンピーノピアノ教室の合同発表会の話は必読です。

 

その他、

薗田先生が書かれている「茶道はもとより生け花も当初は男子のたしなみだった」という事実も今回初めて知りました。

 

途中の構成段階から発表を聞いてきました。

完成度が素晴らしい。

本当に読ませていただき、とても勉強になるとともに刺激にもなりました。

私も宮入さんや佐藤さん同様に頑張りたいと思います。

 

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