芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

「入試戦線突入前の出張に次ぐ出張」

2012-06-26 07:07:07 | Weblog

先週は下高井戸にある日本大学文理学部の指定校説明会に出席した。

始めてみる100周年記念館での実施であった。

どの大学も、この10年位で新しい校舎が建ち、

キャンパスは中庭も整備されている。

雑多ではなく、整然としたキャンパスになってきていることを感じる。

日大に加えてベネ●セ主催の「首都圏私立大学出願指導研究会」にも参加した。

高3担当ということもあり、

このところ、入試関連業務にも大忙しの毎日である。

近年の傾向としては「理高文低」。

私立理系単科大学の芝浦、東京電気、工学院などが大幅に志願者を増加させている。

反して、不景気に不人気になるのが経済学部を筆頭に文科系学部。

 

国立大学の後期試験廃止が多くの大学で発表されている。

今年度は私大の偏差値が高い大学も同様にAO・自己推薦入試廃止が発表されている。

しかしながら、その流れに逆らうように

AO受験の出願は5月2日から東京家政大学が開始している。

高校でも自己推薦、AO推薦を考える生徒にとっては夏休みが勝負の時期である。

どの受験形式をとるにしても、

5月からの出願から3月の国立大学受験まで

一年中入試に関わっているということだけは事実である。

 

先にあげたベネ●セ研究会では

何校かの事例をあげていた。

・受験料割引制度(2併願以上は受験料が一律)を導入した東海大はセンター方式で大幅に20%も志願者を増やした事。

・明治・青山学院・立教・中央・法政の中では法政のある学部が入りやすい事。

・東洋大が志願者を減らし、合格しやすくなってきた事。

・帝京大の教育は2科目試験の受けやすさもあって受験者を増加させている事。

・大東文化大は昨年度全ての学部で減少。

つまり志願者が減り合格者が増えている事。

・国士舘は高得点1教科入試を政経学部で実施。

倍率の高い入試になっていること。

700人位の参加者で会場は満席だった。

聞いているこちらにとってお得な情報が提供されている。

頂いた資料でも受験生を送り出す側にとって有益な情報満載の資料を頂いた。

しかし冷静に考えてみると、マッチポンプの役割を果たしているのはベネ●セのような情報提供企業かもしれない。

それで多くの現場での指導が左右されることは事実である。

業者の見込み通りになれば、「予想どおり」であり、

そうでなければ、「反動」が起こったと客観的に分析する。

信ずるか信じないか?

そこが勝負の分かれ道であることに間違いはなさそうだ。

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『都内名門S女子大訪問』

2012-06-19 07:07:07 | Weblog

大学であるのに校則が厳しい西の京都女子大、東のS女子。

先日、渋谷に近いS大学に行く機会があった。

S女子大は校則(拘束?)が厳しくて有名だ。

もちろん茶髪禁止。

当然のこととして校内にはゴミ1つ落ちていない。

いや落ちていても、ディズニーランドのごとく

すばやく掃除がされていそうである。

校則違反学生は、正門で注意を受けて校内に入れてもらえないらしい。

そのように厳しいS女子大学の高校教員対象指定校説明会に出席させていただいた。

女子大訪問は数校のみ。

学会の関係でお茶の水女子大学。

十文字女子大学へも数年前にマスコミ学会で参加。

さらに数年前の東女(とんじょ)。

厳しいイメージのS女子大学説明会に参加したのは初めてであった。

 

さすがに厳しい大学だけあって、

警備員による正門で入校チェックがされていた。

事前に郵送された「入校許可書」を提示して無事入校。

会場に入るとビックリ!

全ての座席が名札が張り付けられた指定席。

高校と同じように全ての授業が指定席であることは噂には聞いていたが・・。

まさか、教員対象の説明会も指定席とは・・。

これでは居眠り等、できる雰囲気ではない。

当日の全出席者は50名程の高校教諭たち。

それらの人々を両脇にコの字に囲むように、

大学関係者(各学科の責任者たち)が我々の横顔を見るように座っていた。

各列8名づつ、16名の大学教員の皆様に囲まれて。

そして、まずは「女性の品格」の坂東学長の挨拶から会が始まった。

S大学の売りは、大学で伸ばすことだそうだ。

具体的に「基礎教育センター」では、

英数国をチューターが指導するそうだ。

「ライティングサポート」制度も設置されている。

授業レポート、論文、エントリーシート、履歴書の書き方など

をアドバイザーが個別指導・添削を行うそうだ。

どこの大学の学生も助言者に指導してもらわないと

レポートも中々書けないというのが現実かもしれない。

さらに、社会人女性300人がメンターとして登録。

彼女たちは土曜日の午後を利用して

人生や就職について、

教員やキャリアセンター職員以外の外部メンターが相談にのってくれるそうだ。

大学の内部だけでなく、外部の力も利用する発想とその行動には脱帽。

しかしながら、

就職したら誰もそんなにケアしてくれないだろうという疑念も抱いてしまった。

 

*指定校推薦入試の適性テスト問題も教えて頂いたので以下に紹介したい。

・インフルエンザと新型インフルエンザの相違点を述べなさい。

・放射能と放射線の違いについて説明しなさい。

 

 ん~。私は女子大への入学適性力も無いようだ。

 

 

 

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『震災講演(元朝日新聞)を聞いて思ったこと』

2012-06-12 07:07:07 | Weblog

『日本大災害の教訓―複合危機とリスク管理』

の著者の一人である船橋洋一さんの講演を聞いた。

彼は元朝日新聞主筆であり、

現在、日本再建イニシアティブの理事長でもある。

彼の話で印象に残っている事は

自衛隊への讃辞だ。

福島原発への自衛隊ヘリコプターからの水の投与。

これが効果的だったそうである。

チェルノブイリ事故の場合も同様に

ヘリコプターから水が投与されたとのこと。

しかし、当時乗組員が被ばくをしたことが説明された。

今回のヘリコプター乗員の隊員は一人も被爆していないことも紹介されていた。

 

「東京電力」に対して彼は怒っていた。

その理由は、水素爆発の危険性があるにも関らず、

それを最前線の自衛隊に告げていなかったこと。

爆発で数名の自衛隊員が負傷したことに言及していた。

 

「戦略的」な行動とは、リスクを最小限にすること。

「どこを捨てて、どこを守るか」

「何を生かして、何を殺すか」

リスクの軽減の為にトップが下す「予防」の重要性を強調していた。

 

ところで日本は戦略的な行動をとっているのだろうか?

野田首相は大飯発電所の再起動問題を語っている。

 

 >国民生活を守る。

東日本大震災での政府対応の拙さに国民の信頼は揺らいだままである。

そんな政府に国民生活を守ると言われても信用おけるのであろうか。

 

>地震・津波が起こっても、事故を防止できる対策と体制は整っています。

5月上旬にも今まだに経験したことのないような竜巻も起こっているではないか。

 

>豊かで人間らしい暮らしを送るために、安価で安定した電気の存在は欠かせません。

福島原発問題は未解決。

失業し仮設住宅で最低限の生活しか出来ていない人が多いのに・・。

犠牲になる人や地域を見ぬふりをして成り立つ人間らしい生活とは何だろう?

 

>更に我が国は石油資源の7割を中東に頼っています。

輸入に過度に依存しているのは、石油だけではないはず。

食料の方が更に大きな問題ではないか。

 

犠牲になるのは国民。

生かすのは産業。

電気で起動する産業があるから、

国民は生活できているんですよとも聞こえてしまうのである。

 

 

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『被災地ボランティア語り部語録』

2012-06-05 07:07:07 | Weblog

被災地に旅行してから約一ヶ月が経過した。

やっとのことで生徒から提出されたレポートを一冊にまとめ終える事が出来た。

 レポートには、

語り部の言葉に心を打たれたという感想が多く記されていた。

日常に感謝するということを教師がどんなに熱く語っても

なかなか身近に感じない。

しかし、語り部からの話は多くの生徒の心に響いたようだ。

親族を亡くした「語り部」が涙を流しながら語る当日の状況。

以下は「語り部」が語った内容の箇条書きである。

—————————————————————————

自分の目で見ることはずっと残ります。

夜だったら生きていない。

明暗を分けたのは運。

まず自分の命を守ることを最優勢に考えなければならない。

我々は活かされている。

竜巻や雨も人間の豊かな生活の代償。

交わす言葉は、

「うちは遺体がみつかったからいい」、

「うちは一人なくなっただけだから・・。」

名前を呼びながら町を歩き回っている人もいた・・。

水は4ヶ月もとまっていた。

私たちはいったいどこの国にいるのだろうか?

と感じずにはいられなかった。

冷たい川に入り老婆が洗濯をしている

人に支えられている。

ささえで頑張ることができた。

語り継ぐことが使命。

人口の流失が深刻な問題。

たまたま被災地に来てガソリンを入れるだけでも支援。

町が元気になる。

 

テレビゲームはリセットすると元にもどりますが、実世界はそうはいきません。

石ころ、鉄骨が語りかける。

ここで見てもらったモノは一生変わらない。

生きているからこそ、亡くなった人の思い出を感じられる。

海の底が見えた。

海に山ができて、川ができていた。

津波は人と人の関係は流さなかった。

現地に来なければ感じられないもの。

観光とは“見る光”。

 

警察・消防・自衛隊も何もない。不安。

当時の匂いは、海の臭い、ヘドロの臭いが混じったような・・。

凄まじい、この世のモノとは思えなかった。

遺体もあった。

コミュニティ、地区これが大切なこと。

誰がいないかすぐわかる。

犠牲を無駄にしない。

お互いが助け合う。

人間が忘れてきたことを再確認する機会。

 

以上です。

大飯原発がまた動き出しそうだ。

政府は日本の各地に「震災語り部」を増やすつもりなのだろうか?

近々この研修旅行全般、大変だった事、問題点、今後の課題等を簡便に報告発表させていただく予定である。

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