芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『みなさま良いお年をお迎えください。』

2020-12-29 19:07:07 | Weblog

みなさま良いお年をお迎えください。

コロナが猛威を奮っています。

帰省せずに自宅で過ごすように政府は促します。

でも、クリスマスにはケーキ屋さんには長い列。

チキン販売店にも同様の現象がみられました。

夜間時短短縮の焼き鳥店にも、限られた短い営業時間内に多くの客が殺到して「密」な状況が見受けられました。

年末には買い出しも多くなり、人が移動します。

年始には「初詣」で神社に人が集います。

いっそのこと、初詣禁止にした方が良いのではないかとも思われます。

それの方が危機感が浸透するのではないでしょうか。

 

さて、私は今年度高校3年生の学年責任者をしています。

1月中旬の共通テストや二月から始まる大学入試が本当に実施できるのかどうかとても心配です。

・受験会場のドアや窓は閉められているのだろうか?

・ソーシャルディスタンスを考慮して受験生は、前後左右にある程度の間隔をとっての受験がなされるのだろうか?

・年に一度のチャンスしかない受験なので、多少の微熱や倦怠感がある程度では無理をしてでも受験する受験生がいるのではないだろうか?

・そもそも大教室で効率よく受験生を詰め込んで、限りなく少ない監督官を配置して受験を設定してきているのに、ソーシャルディスタンスを考慮したら試験会場や監督官が足りなくなるのではないか。

 以上のように疑問や心配は尽きそうにもありません。

 

さて、今年の高校3年生は例年以上に推薦入試を利用希望する生徒が多く出ました。

たぶん、他校も同様の傾向にあると思われます。

大学も何とか定員を確保したいので焦っているようです。

入学偏差値が高くなかなか推薦では合格できなかった大学にも今年は合格者が出ています。

秋田のAIUやICUなど。

加えて、学校の偏差値ランクを落としてもいいので早めに合格させたいとの保護者の声も多くありました。

 

一方、大学からは一般受験者の合格を出せないとの事前連絡もありました。

(JK大)推薦、特に指定校推薦で多くの応募があり既に定員を充足してしまっているので一般入試では合格は出せない。

(JJ大)特定学科はすでに定員オーバーだが、学長判断で一般入試でも合格をだすので安心してください。

ある大学は、受験料ゼロ円で他大学との併願を認める大学もでてきました。

これから起こることは、一般受験のみを考えていた生徒たちが、滑り止め大学を受験しても受からないことです。

入試要綱で推薦入試と一般入試の合格者数を公開していたのにもかかわらず、

一般受験での合格者が出ない(出せない)ことはいずれ社会問題としてのニュースに取り上げられそうです。

いずれにしても、被害をこうむるのは善良なる受験生です。

公平にあつかってくれることを切に願うばかりです。

 

みなさまにとっても、私にとっても来年は良い年でありますように!

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「二学期もおわります。」(1年の振り返り)

2020-12-22 07:07:07 | Weblog

昨日は「2学期終業式」でした。

本日から冬休みに入りますが、例年通り冬期講習は12月28日まで続きます。

対面形式でもオンラインでもどちらでもよいというのが学校の指示でした。

私の冬期講習はコロナを見越して、オンラインでの実施としました。

オンデマンド式にしたので教材準備には普段の何倍もの時間をかけました。

コロナ禍で高校3年の受験生をわざわざ登校されなくてよいことは良い選択だったと思っています。

とはいえ、私は在宅勤務ではなく出勤はするつもりですが。

 

<今年の振り返り>

・あっという間の1年間でした。

コロナの影響かもしれません。

あるいは年齢的にそう感じるかもしれませんが「あっという間の一年」でした。

現在私は高校3年生担当。

全ての授業が高校3年生だけです。

学校の年度始まりは4月。

今年はコロナの影響もあり、実質的な始まりは7月。

となると5カ月間の対面授業で本年は終了。

早く感じるわけです。

 

・還暦になりました。

父親が60歳の時には自分は○○歳だった。

そして今、自分が60歳となると当時の父親はすごく年寄りに思っていました。

すごく不思議な感じです。

意外に60歳って若いかもと勝手に思っている私がいます。

特別なお祝い会は当然のことに実施されませんでした。

よって自分を祝ってあげたいと思います。

65歳までには「真っ赤な車」を購入することを約束したので、それが楽しみです。

 

・新版「コミュニケーションスタディーズ」(世界思想社)出版予定

前版は9年間で1万部以上が発行。

今回の新版では内容もアップデートされて1月に発行予定です。

1月初頭には、ズームを使用して筆者が集う会が予定。

今から楽しみです。

 

・ナカニシヤ出版から今年度中に発行される(2021年3月までには)レジャー関連本にコラムを寄稿させていただきました。

こちらも詳細が判明したらブログにて紹介させていただきます。

 

今年は退職後の生活を考える機会が多くありました。

毎日がレジャー時間となる退職後に自分が満足できるレジャーをすることができるだろうか?との自己への問いかけも多くなりました。

趣味はなんですか?と聞かれて即答できない私だからかもしれません。

 

皆様穏やかな良い年末年始をお過ごしください。

 

来週もブログは更新しますが。

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『英検』対策の英語授業?

2020-12-15 07:07:07 | Weblog

教員資格や自動車免許状などの資格ではなく

そのレベルを表す「級」の「資格」って何だろうかと考えてしまう今日この頃です。

商業高校出身の私は、何十年も前の高校在学時にいくつかの検定試験を受験しました。

そられは全国高商業等学校協会主催の「英語」、「簿記」、「珠算」。

当時、すべて一級を取得しましたが、

これらの資格は高校生のレベルとしては良くできましたという証にすぎません。

商業高校を卒業してしまえば、それらの級の価値はほとんど無くなってしまいます。

じっさいに全商英検の1級は、英検協会の2級程度の実力であり、主催協会や主催財団による実力の違いも明らかです。

 

さて、そもそも「英検」や「漢検」などは、学習者本人が自分の実力を客観的に知るために受験するものです。

あるいは、目標級を設定してそれに向けてがんばるためのやる気を起こしてくれるもの。

加えて、他者にその実力をわかり易く説明するための指標です。

 

近年では、中学や高校の現場では「英検」を積極的に受験する生徒がとても多くなっています。

その理由は他者に自らの実力を示す必要性が増しているからです。

特に大学受験では、近年「英検」などの英語の実力を証明する書類の提出を求める大学が多くなってきました。

推薦入試での優遇や一般入試においても、出願時に英検合格の証明書等を事前に提出すると優遇されます。

例えば、英検準1級取得者の英語科目は100点満点扱い。

2級の場合には80点となります。

ある都内の大学では、英語を受験科目の最終科目に設定。

事前に英検合格証書を提出してある場合には英語を受験しないで退場可能となっています。

卒業生の話ではその場に残った受験生の数があまりにも少なないので不安に感じることもあるそうです。

退場者は全員が8割以上の英語得点になることに不安を感じるのは当然です。

職場では、英検合格に的をしぼった授業展開を望む声が他教科の担任から出てきています。

英語は英語であって、英検の英語などはナンセンスだと思うのですが。

受験生の保護者が、在籍している生徒の英検取得率を気にし、英検準一級合格者数に魅力を感じることが現実のようです。

手段と目的が逆になっていることを問題である思う私ですが、英検合格率を上げる声には抵抗できそうにもありません。

それぞれの生徒の英語力が異なるのに、一斉授業で生徒のレベルに応じた英検受験対策をすることは本当にできるのでしょうか。

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石川一郎+教員人材センター『教員採用は生徒募集と同じである』(東京図書)

2020-12-08 07:07:07 | Weblog

タイトルにひかれて購入した一冊です。

印象に残った点もありますのでご紹介したいと思います。

(1)一般的に求人票には初任給や待遇などが書かれているのに多くの私立中高は教員採用時に給料がいくらかを提示しない学校が多い。

→まさにその通りだと思いました。

教員採用時に管理職や教科担当者だけが加わり、積極的に事務局(事務所)が加わることが少ないのだと思われます。

 

(2)夏前又は公立の採用試験の結果が出た後の10月頃が採用試験のピーク。

一旦、内定を出した後は次年度が近づく3月まで全くコンタクトを採用予定者と取らない学校が多い。

→確かにそれにも同意です。

多くの私立中高は受験生に公立校の併願先として考えられています。

つまり、来年度、つまり4月以降の生徒数が確定するのは3月中旬となってしまうのです。

それ以降に、どの学年の、どの科目を担当するかが確定されるのです。

多くの学校は、その頃に新採の方と連絡をとるだけになっていると思われます。

 

(3)私学の特色は学校によってそれぞれなのに、ホームページでの特色把握程度しか職場の情報を得られない。

→確かに、一般企業であれば先輩訪問やインターンシップで職場状況を把握することはできるのですが多くの私立校では勤務してみないと分からないというのが実情だと思われます。よって、3年以内での離職者も多いようです。

→ほんの数名に対してでも、若手教員による職場説明会などを実施する必要があるかもしれません。

 

元嘉悦中高の石川先生が書かれた本でもありますし、全国の私立中高の管理職の先生方が読んだら役に立つ内容が多く書かれていると思われます。

よって一読されることをお勧めします。

また、私立校での教員を目指している大学生にも就職先としての私立学校の情報が少ない状況にありますから、この本に書かれている内容は役に立つと思われます。

 

しかしながら、私にとっての読後の感想は定価1800円の書籍としては高いと感じました。

その理由は、たぶん私がその業界人だからであり、特に目新しい情報はなかったからだと思います。

話しは変わりますが、専門書にも関わらず約10年間で1万部以上も出版されてきた『コミュニケーションスタディーズ』の新訂版が近々発売されます。

3つの章を担当している私も最近の状況に合うように加筆訂正作業をさせていただきました。

ぜひとも、ご購入ください。

こちらは内容豊富で¥2310です。

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「日本軍の捕虜となったアメリカ兵の死亡率」

2020-12-01 07:07:07 | Weblog

先週紹介した『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』にはとても印象に残ることがかかれていました。

それは捕虜の扱い方です。

ドイツ軍の捕虜となったアメリカ兵の死亡率は1.2%。

それに対して日本軍の捕虜となったアメリカ兵の死亡率は37.3%だったそうです。

この日本軍の捕虜の扱いに驚かされました。

著者の加藤さんは「自国の軍人さえ大切にしない日本軍の性格が、どうしても、捕虜への虐待につながってくる」と書かれています。

さらに、ニューギニア北部のジャングルの戦線では食糧補給をした前線など一つもなかったそうです。

つまり、戦死ではなく餓死をした人たちが殆どだった。

国民を当時の政府がどのように考えていたかがよくわかります。

敗戦国でもドイツは国民に配給する食糧だけは絶対に減らさないようにしていたそうです。

それに対して、農業を支える人たちを全員兵隊にしてしまった日本。

政府が国民のことを考えているのか疑問を感じてしまうことは今に繋がっているのかもしれません。

ウオシュレットの調子が悪いので先日、トイレのリフォームをしました。

薄緑の便器だったので便座のみの交換ではカッコ悪いということで。

壁紙、床、そして便器の総取り替えをしました。

新しい家に住んでいる方にとっては当たり前の事かもしれませんが・・。

私にとっては本当に驚きそのものです。

便器は水道関連品から電化製品へ転化、進化を遂げていたのですから。

便所に入ると自動的に電灯が灯ります。

さらに、人を意識した便座の蓋が自動的に開き、

自動的に便器に渦を巻きながら水が流れていきます。

それは汚物が便器についた時に流れやすくするための前処理のようです。

用が済んで、手動で汚物を流すことも可能ですが

便座から人が離れて数分すると自動的に汚物を流してくれます。

水圧も利用して下水に流れる水もかなり少ないようです。

我が家のトイレだけは高級住宅のそれのようになりました。

しかしながら、停電になったら多くの機能は停止。

便利さが増すことは電気への依存の増加でもあるのです。

高校生までは、和式の汲み取りトイレを利用していた私。

バキュームカーが汚物を汲み取りにくると肥溜めにこびりついている硬くなった糞を吸い込んでもらうために和式便座からバケツに汲んだ水を流し込むのが私の手伝い。

時代の変化を感じます。

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