私の勤務している学校では
朝礼、昼礼、終礼と3回のSHR(ショートホームルーム)が設定されています。
私は担任ではありませんので毎日の朝、終礼は免除されています。
しかしながら副担任として担任のサポートにまわる役目を仰せつかっています。
つまり週に2回程、担任の先生が不在となる研究日に代行として担任業務のようなことをさせていただいています。
2クラス担当しているのですが、
私に依頼のあった1クラスに対して、
年度初めより意識的に様々な話をきました。
先週は、高田渡さんのファーストアルバム「ごあいさつ」に収録されている
詩人の吉野弘さんの「夕焼け」を聞きました。
詩が教科書に載っていたという反応がちらほらありました。
そして先週の担任からの依頼は、英語について語って欲しいというもの。
英検の結果が発表されて、予想に反して英検合格者が少なかったのでハッパをかけて欲しいというのが依頼の発端です。
「やる気にさせて欲しい」という難問。
英語の大切さを説いて生徒をやる気にさせる話など、私にはできそうにありません。
自信ないなと返答したものの
やらないわけにはいかないので・・。
結論として、英語に関しての話を生徒にすることにしました。
それは、「日本人の学習者にとって英語は難しい」ということがポイント。
具体的には、先日読んだ『動詞人間学』にあって記憶に残っている話です。
英語で
雨が降るは”rain”という動詞。
雪が降るは”snow”という動詞。
日本語では
「雨」も「雪」も名詞。
「降る」が動詞として使用されています。
これだけでは反応が薄かったので・・。
「雪(ゆき)ってるよ!」とか「雨(あめ)ってた」とは言わなでしょと追加。
これを聞いた生徒の反応は、ややウケていました。
そこで、急遽、英語の参考書に載っている鉄板ネタの一言を追加披露しました。
以下は、そのネタ紹介です。
英語の「動詞」も難しいし、「前置詞」も難しいよね~。
ニューヨークまでの航空券を買う場合には、前置詞は何だろうか?
迷いませんか?
“To” New York と告げたら
“two” New York と勘違いされて2枚のチケット。
あわてて
“to” を”for”にかえて
“for” New York と言ったら、
“four” と勘違いされてチケットは4枚。
困ってしまって、日本語で「え~ッと?」。
チケットは8枚になったという話です。
笑いを期待していたのですが、俺、そうしそうという「同意」が多かったようです。
担任からの依頼に応えるような話にはならなかったと思いますが、
ちょっとした話として、生徒たちの頭の片隅に残ってくれれば良いのですが・・。