芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『セクシィ・ギャルの大研究』

2010-09-28 10:10:10 | Weblog

『セクシィ・ギャルの大研究』岩波書店は上野千鶴子さんの処女作だ。

フェミニストの上野千鶴子さんの著書は、

『スカートの下の劇場』いらいだ。

今回、強く感じたことは自らの主義主張の伝達方法だ。

理論武装して論文作成を行ない、それを発表することも1つの方法だが、

主義主張を入れ込んだ文章をオモシロおかしく読みやすい文体にして発表することは多くの読者に自らの考えを伝えることができることを再確認できた本であった。

 

この本のなかで紹介されている村上信彦さんの紹介がとても印象に残った。

それは、女性の服装についてである。パンツルックの時代には女性が強く、そうでない時代には女性が弱いという指摘。詳しく抜き出してみたい。

 

 (1)「女がズボンをはいていた時代」

 (2)「女がズボンを脱いだ時代」

 (3)「女が再びズボンをはくようになった時代」

 

(1)上代から平安期までは、日本人が、男も女も裳(も)というはかま状のズボンをはいていた時代だった。

(2)鎌倉時代以降に女が裳(も)を脱いで、着流しのまますごすようになったのである。その時期から家父長制の中で女の地位は低下しはじめている。

「着流しの女は、パンツなんかはいていないから、めくればたちまち情を交えることができた。」そうだ。

(3)女が再びズボンをはくようになったのは、戦時中と、ここ数十年のジーパン文化の普及によるという。

さらにユニセックス・ファッションの流行は、女性の社会的地位が、男性に近づいてきたことを意味していると判断されている。

 

 確かにブームという一言で片づけられてしまうかもしれないが、街中にはスパッツをはいている女性の姿がやけに目立つような気がする。

 

リップスティックについての記述もとても鋭い発想であり、
強烈な印象として残った。
職場の高校生には、刺激が凄過ぎて話せそうにない。

しかし、このブログには書き留めておこうと思う。

 

「むかしの人は、小さな皿に紅を溶いて小指で口紅をつけた。
いまでもパレット型の口紅は、繰り返し発売される。・・・

唇が女性器のコピーであるのに対して、リップスティックは男性器のコピーだからである。

女たちは、口紅に犯される、秘密の愉しみをもっているのだ。」

 

 

 

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「敬老の日」

2010-09-21 22:37:11 | Weblog

約1年前に福祉の用語はほんとうにわかり辛いと嘆いたことがある。

老人保健施設とは、リハビリ・看護を中心とした医療ケアが必要な施設だ。

特定施設とは、介護付きの有料老人ホームやケアハウスのこと。

地方性高齢者グループホームとは、

読んで字のごとく痴呆の高齢者が共同生活を営む住居だ。

 介護療養型医療施設とは長期療養患者が入院する施設だ。

実は、9月初旬に母が有料老人ホームに入居した。

いや、させたとの表現の方が適切かもしれない。

うまく暮らしているのだろうか?と心配を増しながら

ちょうど敬老の日(20日)にホームのイベントがあったので

全てのことに最優先してホームタウンにある老人ホームに向かった。

イベントでは老人たちの家族も集い、

その施設で調理されている料理を食べながら
ボランティアによる余興を楽しむというイベントであった。

食事は松花堂弁当(しょうかどうべんとう)。

普通の料理屋さんで出されるモノと比べても遜色ないぐらいにおいしい食事だった。

このような料理が出されているのなら私が入居したいとも思ってしまった。

2時間半にも及ぶ長い時間をとった出し物。

近隣住民の詩吟サークルによる詩吟の披露、
紙きりに南京玉簾(なんきんたますだれ)、

そして皿回し、最後に代表職員によるオペラだった。

最後のオペラたぶん大学で声楽を専攻していたと思われるほどの歌声だった。

音大の声楽出身者も福祉産業に就職していることが印象付けられた。

音楽や体育の大学の出身者には、福祉現場でもその特性を活かし活躍できるはずだ。

そのイベントには、私の弟も名古屋から駆けつけていた。

弟は私のブログを観ているそうだ。

感想を聞くと、「妙に理屈っぽい文章だな~」と冷たい一言を浴びせられた。

以下に記するのは

     介護が必要になった場合に介護を期待する人の国際比較である。

日本(2001)1位 パートナー 40.7%  2位 ホームヘルパー 10.4%

        (2005)  1位 パートナー 43.5%  2位 ホームヘルパー 14.8%

米国(2001)1位 パートナー 36.1%  2位 娘 22.2%

        (2005)  1位 パートナー 40.6%  2位 娘 20.6%

韓国(2001)1位 パートナー 40.7%  2位 息子 29.4
   (2005) 1位 パートナー 45.4%    2位 息子 22.2%

         内閣府「高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」2005


 老老介護がどの国も1位になっていることと
2位がそれぞれの国で意識が異なることの理由が知りたくもなった。
娘がいれば米国に見られるような状況は納得できるが、
韓国の息子には日本人の私からは驚きを感じてしまった。

韓国の人からすれば、
私などはなんてひどい人なのだろうと判断されてしまうのかもしれない。
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「赤羽駅周辺街頭補導」

2010-09-14 11:05:13 | Weblog

先日、赤羽駅周辺街頭補導に出かけた。

近隣の私立学校は、

各校に対して特に強いライバル心を持って生徒募集を行なっている。

さらに、難関国公立・難関私大の大学合格者数でも熾烈な争いを行なっている。

それが学校評価に使われてしまうからだ。

しかしながら、地区内の警察主催又は地区内の生活指導部主催の街頭補導では

各学校の生活指導担当者が一同に集い、

協力して補導を行なっている。

たぶん、それを先導している警察にはメリットがあるはずだ。

不良少年を指導したり、捕まえたりといった対処行動、事後処理。

事件発生を出来るだけ少なくするということを目的に学校と協力して社会貢献活動ができるのである。

学校側としてもメリットがある。

公立校と違ってどうしても閉鎖的になりがちな私立校としては、

他校との情報交換ができるメリットは大きい。

さらに所轄少年課の刑事の案内で、

非行行動の発生場所となるような「遊技場」見学ができることは大きなメリットだ。

当日は、まずはインターネットカフェ。

それは24時間営業、シャワーも完備していて簡易宿泊場所としても利用されているという。

換気が良くないのか、中に入ると何とも言えないような悪臭が立ち込めていた。

ベニヤ板で、ひとり一人のデスクが区切られ、

インスタントコーヒーや紅茶を無料で飲めるドリンクバーも設置されていた。

私がもっとも関心を持ったのは、常備されている雑誌だった。

男女問わず、老若男女が読みそうな週刊誌や月刊誌が置かれていた。

男性が主にそれらを利用するのではないかと推測していたが

20代~30代の女性をターゲットにしたような雑誌があるということは、

客としてそれらの人が利用しているということだ。

どうして?という疑問が生じてしまった。

 

次に訪問したのはゲームセンター。

中はすごい爆音。

タバコの煙で充満している場所でもあった。

利用客のほとんどは、未成年。

勤務校の生徒がいなくて先ず安心。

利用客の殆どは、若い男性だった。

リクルートスーツをまとい、太鼓を一心不乱に叩いている女性もいた。

就職活動がうまくいかないので、うっぷんを晴らしていたのかもしれない。

二十人ほどの目つきの鋭い?

中年男性である我々の一斉見学にも動じることなく、

皆がゲームに没頭、興じていることが不思議でもあった。

 

最後は、カラオケの見学で終了。

赤羽のダイエーがつぶれて、駐車場跡地には、

今、都心で人気の野村不動産の「プラウド」という20階建て以上のマンションが建設中だった。駅からも近く、ショッピングアーケードからも近い。

雨が降っても駅から傘がいらないかもしれない。

病院にも隣接していて、公園もその建物の目の前だ。

公園には・・。

青いライトが設置されている。

警察の説明だと白でなく、青だと浮浪者が集まってこないそうだ。

何人かの浮浪者がテントをたてて暮らしている。

公園内に設置されている2メートル程の長いベンチは、

最近、真ん中辺りで区分けされたそうだ。

個別対応ということではなく、

浮浪者の寝床とならないための対策だそうだ。

小さな子供を安心して遊ばせることができないと親が判断し、

遠い公園まで多くの保護者が連れていくという。

 

明と暗、勝ち組・負け組み、階層化など

ごちゃ混ぜになった赤羽。

街頭補導終了時には強く印象付けられた。

 

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「白金の森」

2010-09-07 10:00:00 | Weblog

鬼怒川温泉駅に設置された自由の女神像です。
温泉だけに、入浴。入浴からニューヨークという発想でしょうか?
東武ワールドスクエアという、
偽物のミニュチュアパークもあるのであっても構わないですが、
これ一体が無造作に駅の改札口に置かれているのは少々違和感を感じてしまいます。
東武ワールドスクエアも東武鉄道も同じ東武電鉄なのですから、
駅そのものをテーマパークにしてみても良いと思います。

観光地として「軽井沢」なども同じように作られた街ですが、
街をあげて建物規制もしてイメージ作りをしています。
駅前を綺麗にしたばかりですが、統一感にかける町並みは何とも残念です。
古い土産物店や、ラーメン・うどん・かつ丼何でもありの食堂などピンボケです。
”鬼怒川のホテル三日月”のテレビCMが
洗脳を目的としているが如く大量に放映されているのに、そこだけで終わっている。
なんとももったいない。街の再生である。


この夏は、訳あって何度となく訪問した静岡市の清水区。
日頃は、自宅と生家の往復だけで街を見る余裕など無いのだが、
今回は、数時間のミニ観光をする時間が取れた。
上の写真は、鈴与(清水エスパルスの親会社)という清水の総合商社が経営する
”ドリームプラザ”からの風景。
平日だったから暇そうにショッピングモールを散歩するブラジル人の多さに驚かされてしまった。


先般、目黒のサンマ祭にいってみた。
サンマの価格高騰もあり、
無料配布の焼きサンマに多くの人々が引きよされているニュースを見てから出かけたので
私が現地に到着した時には既にサンマストリートは
片づけモードに入っていた。
よって残念ながら私はサンマを食することはできなかった。
そこで、急遽、「先日購入した東京・ミュージアム ぐるっとパス」
の目黒駅周辺の施設訪問に気持ちを切り替えた。
上の写真は、国立科学博物館付属自然教育園内の看板だ。
森林公園と間違えてしまうほどの自然。
都会にもこんな場所があることに驚かされた。
自然教育園に隣接している東京都庭園美術館も訪問。

ここは不自然な位に手入れがされていて、
眩しいばかりの芝の美しさや日本庭園の静けさが猛暑による体感温度を和らげてくれた。

 

9月6日(月)から新学期開始。


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