芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

金井景子編著『声の聴こえる防災教育』(学文社)を読んで

2024-05-28 07:07:07 | Weblog

この本は編著社の金井先生が所属されている早稲田大学と主催された「被災地の声を聴く」という講演会及びシンポジウムでの「語り」や「記録」で構成された著作でした。

「生きる力」を再編成して行く過程であるとも著書には書かれていました。

 

さて、この本で主に紹介されている東日本大震災の被災地宮城県の「南三陸」は私にとって、仕事を通じて、たいへん縁のある場所です。

被災地、南三陸への研修旅行実施は震災後の1年後の2022年5月に実施しました。

高校3年生約400名による被災地研修旅行を実施した場所が南三陸なのです。

その研修旅行は当時の朝日新聞、河北新報にも取り上げられたことからも、研修旅行としては珍しいものであったことは明らかです。

その被災地への研修旅行は2024年の現在まで毎年継続されています。

 

当時、被災地に対して物資を寄贈したり、寄付をした私です。

しかしながら、仕事も忙しくて現地でのボランティア活動に参加することはできませんでした。

そんな特にJTBの営業さんから被災地の窮状について伺いました。

福島原発の放射能の線量が高いのではないかという噂も加わり、観光客が来ないという声でした。

私にできることは何だろうかを模索する中で、出した答えは被災地への修学旅行を計画して実施することでした。

観光客も増え、生徒の学びもあるというウインウインの関係だと信じたからです。

学校現場でもイジメはダメだと教育しているのに、被災地住民が間接的にイジメられていると感じもしました。

 

金井先生は学生とともに現地を訪れてのボランティア活動に加えて、現地での農産物も東京で販売されてもいたようです。

福島県天栄村からはお米を。

先にあげたシンポジウム終了後には現地のお米を研究室で炊いておにぎりを作り、食べながらの座談会も実施されてきたそうです。

そんな金井先生とパートナーの元大学教授が2022年に早稲田の地に、「ごはん屋たまり」を開業されています。

美味しいお酒と東北からの食材が売りとのこと。

先日、職場の元同僚の先生方から、そちらに行きましょうとのお誘いを受けました。

元同僚の大学の指導教官がオーナーであるとの縁だそうです。

様々な縁を感じて、楽しい時を過ごしたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』

2024-05-21 07:07:07 | Weblog

今年から部長、主幹、主任職から解除された私です。

気分的には新人の頃に戻り、授業のみに集中できる幸せを感じています。

授業のコマ数は教科の中でもトップ。

1週間に18時間を担当しています。

トイレにも行けずに1日5時間授業の日もある私です。

 

さて、先年までの役割で何が疲れるかといえば他の先生からのクラス内の問題報告を聞いて、相談に乗ることでした。

昨今の傾向ですが、少なくとも本校では若手の教員からベテランまでの殆ど全ての先生方が、何でもかんでも上司に報告と相談をしてきます。

いわゆる、一般企業で行われている「ホー・レン・ソー」を学校でも行うようになってきたからです。

言わずと知れた「ホー・レン・ソー」とは、「報告」・「連絡」・「相談」です。

特にクラス担任の先生方はクラス内の生徒問題と保護者からのクレームを全て報告してくる傾向にあります。

保護者からの電話で担任が強い要望を受けたり、問題点を指摘された場合には保護者にその場で直接返答せずに、「かしこまりました」と保護者からの声をまず、受け取る傾向があります。

次に「上司に確認します」との言葉を発してその場を逃げる傾向があるようです。

その時点で、保護者は自分の要望が通った、あるいは通ることを期待してしまうのです。

数日後に、保護者への事後報告をした際には、特に待たされて期待通りの返答でなかった場合には大炎上するというのが最悪のパターンでした。

火消しにたいへんな労力と時間を使ってきたのです。

昔はどうせ管理職に報告しても何の解決策も見出されないので、担任が全ての責任の元に問題解決していました。

しかし、今は異なるのです。

 

pp.1751「A部長に報告をしておくことで、何か問題が起こったときに、「A部長がOKと言ったから」と言える逃げ道をつくっておいたということ。

この逃げの姿勢をA部長に見透かされてしまったわけです。」

 

まさに、この指摘と同様の報告を同僚から受けてきた私でした。

大ベテランのN先生は「学年主任も了解済みです」「学年主任には既に報告済み」など、電話口では必ず自分以外の肩書きのある上司の名前を出しての会話をされています。

おかげ様で自分自身が悪くないのに、保護者対応につかれることもなくなりました。

年齢的には日々の疲れがさらに取れなくなってきているのですが、心の疲れが減っただけマシなのかもしれません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『妖怪ホテル』

2024-05-14 07:07:07 | Weblog

先日は生徒を引率して一泊二日で「勉強合宿」に行ってきました。

今回り利用した宿泊場所のホテルはメンテナンスがどうもしっかり行われていないようです。

宿泊前日になって4部屋で水漏れがあるので、生徒は急遽別の部屋への変更を行いました。

その他には複数の部屋に「ゴキブリ」がいたとのこと。

生徒が怖がってしまったので急遽部屋の変更を行いました。

部屋に設置されている棚の引き出しを引いたところ、そこにも「ゴキブリ」がいたとのこと。

部屋に入るためにドアノブを廻すと、それが取れてしまった部屋もありました。

加えて、部屋から外に出ようとしたところドアが開かない部屋もあり、廊下にいる級友にドア下の隙間から部屋のカギ開錠カードを渡してドアを開けてもらった生徒もおりました。

湿っぽく照明が薄暗くて居心地の悪い部屋だらけ・・。

部屋の電気ポットの中にはたっぷりの水が入れられていました。

親切心なのか?それとも、他の客が使用したままなのか。

(朝、起きて気づかずにそれを飲んでしまった私です)

 

さらにさらに支配人のズボンの左足側が破れており、事務用のクリップ2本で彼はその破れを隠していました。

かつて、外国の航空会社のアテンダントも利用していたとの話もありましたが、それはとても信じられないようなホテルでした。

食事はバイキング形式。

冷凍のポテトフライ。

業務用のクラムチャウダー。

そこで調理された食品はほとんどなく、冷凍食品が中心でした。

 

先月、ハワイのハプナビーチウエスティンに宿泊し、結婚式後のランチパーティではフォーシーズンズの海の側での食事を経験した私。

私の口がこえてしまったのか?

それとも、食事、部屋ともあまり芳しくないのか。

どちらかは不明ですが支配人の破れたズボンと、その対応が判断材料になりそうです。

大教室や教室、そしてスパ施設もあり小学生には人気のあるホテルとのことでしたが、もうこのホテルは利用しないと思います。(たぶん)

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白川ラーメン『とら食堂』

2024-05-07 07:07:07 | Weblog

一ヶ月前に定年退職された1年先輩と福島県の白川にある「とら食堂」にいってきました。

「とら食堂」は白川ラーメン発祥の店です。

訪問日はGW中ということもあり「とら食堂」を目指して鬼怒川温泉を8時30分に出発。

渋滞している高速道路はあえて避けて一般道を選択しました。

渋滞もなく、約2時間ほどで福島県の「白川」に到着しました。

開店は11時。到着は10時30分。

駐車場にも空きがあり、ラッキーと思ったのですが・・。

店先で「整理券」を発行しており、それには「66番」と印字されていました。

店員さんから66番は14時30分位に呼ばれるとの説明がありました。

「えっ?」、ラーメン一杯食べるのに4時間待ちとは。

ちなみに、「1番」の人は6時30分から並んだとの話を耳にしました。

「白川」の田んぼの真ん中にあるようなラーメン屋さん。

その場所で4時間待つこともできそうにないので、急遽観光地を検索。

向かったのは「小峰城跡」です。

駐車場も三重櫓への入場も無料でした。

急な木造の階段のある三重櫓の最上階から見る景色は格別でした。

これで約1時間を要しました。

次に向かったのは「南湖公園」です。

ここは湖でボートを漕ぐ人々や湖畔にある飲食店を利用する観光客でごったがえしていました。

ここでは駐車スペースが見当たらないので車窓からの見学で終了。

現地からそのままラーメン屋に向かい到着したのが13時30分でした。

その時点で、電光掲示板は「45番」。

あと、約1時間待たねばならならない私たち。

そこで、「とら食堂」の近隣にある「五箇食農工房 ことら」を訪問しました。

そこでは米粉で手作りされたパンを販売していましたので、紅芋パンとコーンパンを購入しました。

販売されていた農業が本業であるという高齢の女性からインスタントコーヒーでも飲んでいきませんかとお誘いいただきました。

お邪魔してコーヒーを飲みながら、ラーメン屋の事、その辺りの気候の事、近所にある水耕栽培トマト工場の事などをお聞きしました。

気づいた時には14時になっていました。

幸運にも14時20分に番号が呼ばれて、やっとでラーメンを食べることができました。

味はやさしい醤油味のスープに、つるっとした麺とワンタンが入ったラーメンでした。

たぶん、もう一度行くことはないと思いますが、ラーメンを通じた小旅行ができた記憶に残る1日となりました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする