かつて出前と言えば
ラーメン店、蕎麦店、寿司屋の各店舗の従業員が注文先に配達していました。
最近ではネットを利用した出前注文のウーバーイーツが大流行中です。
ウーバーイーツでは和洋中から多くの種類の料理を選んで注文することが可能です。
さて、ウーバーイーツの配達員はそこに登録した個人です。
彼らは自分の自由な時間を活用して配達の仕事が可能です。
さて、ウーバーイーツが伸びている理由は
(1)各店舗は配達員を確保する必要がない。
(2)配達員が各自の都合の良い時間帯に働くことが出来る。
(3)料理の注文主はマクドナルドのハンバーガーやイタリアン料理など多くの飲食店から多彩な料理から好きな物の注文が可能です。
レストラン、客、そして配達人
2014年にアメリカで開始されたウーバーイーツですが瞬く間に全国に広がっています。
先月訪問したオーストラリア(ブリスベン)の中心部で見かけた複数のウーバーの配達員の身なりはそれほど綺麗ではありませんでした。
彼らはインドネシア出身の方のようでした。
配達に使用していたのは年期モノの古びたバイク。
現地で宿泊したホテルの部屋内のデスクにはウーバーイーツの案内が置かれていました。
一階には自前のレストランがあるにも関わらず、ルームサービス品はホテル外から配達可能なことに驚かされました。
それは宿泊者としても大歓迎なサービスに違いありません。
日本においては都内でも土日の食事時間帯は自己所有の高級なロードバイク自転に乗って幹線道路を疾走する若者の姿が目立ちます。
数日前の平日の夕方にはリンガーハットの前で高齢の男性を見かけました。
おそろいの赤いジャンパーをまとった老人2人が乗りなれた自転車で注文品を配達しているようでした。
それはまるで近い将来の自分の姿を見ているかのよう。
仕事に対しての趣味というように二項対立で語られることが多い趣味と仕事。
趣味が仕事になるということは理想かもしれませんが、
高額な自転車に乗って、背中に食事を背負っている姿は、
「カッコいい」?「かっこ悪い?」
どちらでしょうか。