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『大学生の就職状況』

2015-06-30 07:07:07 | Weblog

先日所属している研究会に参加して大学生の就職環境についてお話を伺いました。

報道されているように近年景気が上向いて、

大卒の就職状況が好転しているとは単純に言い切れないことがわかりました。

それは、まさに『本当だけども真実ではないこと』です。

 

・  大卒求人倍率の推移

2012年1.23倍

  2014年1.28倍

   2015年1.61倍

  2016年1.73倍

景気回復基調により求人数は増加しているのは本当ですが、

従業員5000人以上の企業の倍率は横ばい、

求人数を増やしているのは従業員300名規模の企業というのが真実です。

 

・  大学生の就職環境状況

経団連に加盟している1329社は原則として協定を守ります。

2016年倫理規定では8月1日先行解禁。

しかしながら、一般に知られているように

経団連非加盟のユニクロなどは大学1年次から内定を出しています。

Wという会社は有効期間3年の内定パスポートを発行。

内定をゲットした学生は一旦他社に入社してから転職先としてのW

に入社する道も開かれているそうです。

また、3年間という猶予期間に海外に流浪の旅に出ることもできそうです。

その他、内定学生には解禁日に海外研修旅行をプレゼントするなどの、バブル期並の囲い込みもおこなわれているそうです。

 

・  大卒就職状況調査

2011年以降の大卒就職状況調査では

「求人総数」は約60万人で推移しています。

就職活動者は約50万人。

実際の就職者は40万人から緩やかな僅かな上昇。

就職も進学もしていない学生の推移は

 2011年97055人

 2012年96832人

 2013年85469人

 2014年77232人

*  上記7万人以上の学生は全4大卒業生約56万人の15%前後となります。

 既述のように就職活動者数が約50万ですから約5分の1は就職が決まらないで卒業しているという事実なのです。

 

・  外国人留学生の日本における就職状況

2011年7831人

2012年8586人

2013年10969人

2014年11647人

上記のように増加しており、

従業員数1人~49人の中小零細企業に4767が就職しているそうです。

その数は実就職者の約半数です。

留学生にとってはベンチャー企業を中心に今後伸びる会社に就職しているようですし、

中小企業にとってもグローバル(特にアジア圏)に進出する際には必須のブリッジ人材となります。

 

大企業や公務員を目指して就職浪人する多くの日本人学生がいます。

一方で日本の中小企業に就職してその企業がグローバル化するうえでの橋渡し人材として重用される留学生。

 

それぞれの学生がどのようなライフスタイルを描いて「仕事」を考えていくことが必要なのかが問われているように思われます。

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『フェイスブック』のメッセージ

2015-06-23 07:07:07 | Weblog

フェイスブックを積極的に活用しているわけではなく、

「ジャストルッキング」している私です。

ところで先日、卒業生からフェイスブックにメッセージが2通届きました。

結論から言うと前者は「恐怖」、後者は「ハッピー」な出来事の発端でした。

まず、最初に届いたメッセージは勤務校で初めてクラスの副担任をした時の生徒です。

探りを入れながら、私がS高校の実物であるかどうかの確認がありました。

「久しぶりですね」との返信をしたのが悪夢の始まりでした。

数回のメッセージのやり取りをした後。

しばらく、ほっといたところ・・。

朝、昼、夜と絶えまなくメッセージが送られて来るようになってしまいました。

内容は「おはようございます」「お返事いただけないのですか?」などなど。

通常のメッセージ内容なのですが、

其の回数の多さに恐怖さえ感じられました。

届くたびのメールの確認作業が発生。

対応に困りました。

どうしたらよいか分からないのでネットで対処法を検索。

結論から言うと、

彼女からのメッセージを受け取らないようにブロック。

「私の初恋の人なんです」などのメッセージも送られてきていましたから

昔の憧れの気持ちは、今回の私の対応で嫌悪に変わったとも思われます。

この年になって羨ましいと他者から言われそうですが・・。

恐ろしい~話です。

現住所や電話番号などの個人情報を彼女に教えなくて良かったとつくづく思っている私です。

 次に届いたのは私が中等部で担任をしていた生徒からのメッセージでした。

ちなみに、30年以上の教員経験がある私ですが中学生を担当したのは唯一、一回だけということもあり、とても印象深いクラスの生徒Kからのメッセージでした。

内容は当時のクラス仲間6名が集い食事会をやるのですが「参加していただけませんか。」というお誘い。

実は、3か月ほど前にメッセージの送信者Sには偶然に学校の最寄駅で再会しました。

大学病院勤務看護師という仕事を辞めてオーストラリアに留学することを語っていた彼女。

パーティーはメッセージ到着後の翌々日という突然のお誘いだったので。

参加しようか、どうしようかを迷ったのですが・・。

当時を懐かしんで声をかけてもらうだけありがたいかもしれない気持が勝り参加してきました。

当時の中学2年2組は生徒19名。

私は突然に中学に派遣された驚きもあり、

いまだに当時の生徒全員のフルネールを覚えているクラスでもあります。

パーティーはオーストラリアへ向けて出国前のSに対する激励会が主目的でした。

ガングロ化粧を引きずり派手な化粧のY。

既婚者のKとE。

製薬会社でMRをやっているA。

私のネクタイを引っ張ることを好んだアパレルに勤務するS、建設資材メーカーのY、ドコモのAなど

各自の仕事はそれぞれですが

一同が集うとあの時の顔、

そして彼女たちは中学時代のそのものでした。

「若い女の子たちに囲まれてよかったわね」

と帰宅後のパートナーの冷めた一言に

ただただ、「ちがうし・・」と返答した私でした。

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『明治学院』大学説明会 +『怒りの臨界』

2015-06-16 07:07:07 | Weblog

鎌田彗『怒りの臨界』岩波書店

 

この本の中に「「原発安全神話」は崩壊した」というコラムが掲載されています。

 

これまで、政府は原発は安全だ、日本の技術はまちがいない、といいきって、原発や核施設の建設を推し進めてきた。これからさらに20基もの原発を建設する政策を押し出しているのも、この「安全論」によっている。

 

ところが、原発の場合は、政府も電力会社も、危険だけど便利だからつかう、とはいわない。危険だというとあまりにも影響が多く・・原発のちかくに住む人たちの反対運動も強まるからである。

 

「政府が安全だ、というから」というのは、地方自治の精神の放棄である。住民に対してあまりにも無責任である。しかし、それ以上に、「安全だ」といい張る科学技術庁など政府の責任が大きい。

 

原発建設にあたっては・・買収、謀略、脅迫などの不正がおこなわれてきた。なぜ、そのような悪事が横行したかといえば、尋常な手段では、原発を建設できなかったからである。

 

震災による原発事故から約10年前の1999年にこの文書が書かれている。

その指摘の鋭さに対して、政府の対応の鈍さがここにも表れている。

 

震災後、停止していた原発は第三者機関による「安全」宣言により原発が再稼動されようとしています。

危険が指摘され、安全が強調されることが繰り返されているとしか思えません。

 

———————————————————————————

今週は明治学院大学の高校教員対象説明会に参加しました。

会場は大学に隣接している白金キャンパスではなくシェラトン都ホテル東京でした。

内容ですが、青学と異なり学長の話はありきたりの大学改革についての話でした。

また、学生全員の海外留学を必須としている国際経済学科の先生の話が30分ありました。

教授の話し方は抑揚がないので・・。

なおかつ話の中身が論文スタイル。

全員が留学することに関しての課題や問題点なども指摘されていました。

これって語る必要があるのかな?

参加した約200名の高校の先生方はメモもとらずにじっと30分の話しが終わるのを待っているようでした。

 

さて、この説明会に出ての収穫は一つありました。

それは都ホテル、明治学院から目黒駅まで歩いたことです。

東大病院、目黒自然教育園、東京都庭園美術館以外はビル、ビル、ビル。

初めての経験でした。

私の足で約20分。

広い歩道で歩きやすく

バスや地下鉄に乗らなくても明学に行けることが発見できた1日でした。

 

 

 

 

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「青山学院大学」の大学説明会で印象的だったこと

2015-06-09 07:07:07 | Weblog

今年は高校3年生の学年担当。

そのために積極的に進路指導教員を対象とした大学主催の説明会に参加しています。

それらは5月下旬から6月末辺りにかけて行われる説明会です。

その内容は昨年の入試結果の公表と年度入試の変更点の説明等です。

 

今年度はまず東洋大にお邪魔しました。

東洋大で最も印象的だったのは、

その内容ではなく会場となった700名収容の井上円了ホールでした。

そのホールの椅子の背当て裏のプレートにビックリ。

一般的な映画館や劇場では座席場所を示すナンバープレートが付けられている場所に、寄付をした卒業生たちの名前プレートが付けられていました。

 

さて先日行ったのは青山学院大学です。

青学へは人生初めての訪問。

渋谷駅や表参道駅に近いのにも関わらず、

学内に入ると自然も豊富な素晴らしいキャンパスでした。

当日の会場には約300名の高校教員でほぼ満席。

遠くはナゴヤから来た教員もいるとのことでした。

 

さて、今回の青学訪問で印象に残ったのは仙波学長の話でした。

要点のみあげると、

(1)最近の学生は一人で勉強することを好まない

誰かに見られて勉強するのを好むので学習ラウンジを充実

(2)学生時代にこそ、社会と距離をおき客観的に眺める視点をt持たせる

(3)青学は近視眼的にならない大学

(4)大学でも実学志向の学生が多いし、会社も即戦力となる人材を求める。

  しかし、大学を出て即戦力になる人間は直ぐ飽きられ捨てられる可能性もある。

話し方はお上手ではありませんが青学の教育方針が心に残るいい話でした。

   

学長以外で印象に残ったのは来年から始まるTEAP入試です。

TEAPとは、大学受験で英語が免除される試験です。

高校2年生時以降に受験したTEAPのスコアーが志望校が提示する点数以上であれば、あとは小論文などで合否が判定されるという試験です。

上智大学の吉田先生が主体となって始められたTEAPは英語の4技能を測定可能な試験です。

初年度から上智、青学などが入試に導入し始めたこともあり、

私の勤務校でもTEAPを受験の救世主のように語る人たちが出てきています。

それに対する私の意見は一部賛成です。

大学入試改革の名のもとでアメリカのTOFELではない、

日本的なTEAPは今後、定着していく可能背が大だと思います。

しかしながら、過度な期待は危険です。

特に本校の一部の先生方が語るように

TEAPで上位大学に合格が容易にできることは幻想に近いように思われます。

例えば、試験に課される小論文では英語の文章を読んで英語で自分の考えを書くなどして、他の受験生に差をつけることを実施するそうです。

高校現場ではそのようなことは準備していませんし、

一般受験の「英語」を学習している受験生にとっては。それは過度な負担です。

 

出張は疲れますが、そのようなことが分かっただけでも説明会に参加してよかったと思いました。

今週は明治学院大学の大学説明会にお邪魔します。

 

 

 

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金菱清『体感する社会学』からの出題

2015-06-02 07:07:07 | Weblog

私はクラスの副担任です。

よって担任不在の折に、「帰りの会」(終礼)に出ています。

生徒は、それが終わるとクラブ活動に行くことや帰宅が許されますから

できるだけ、はやく終礼を終えて欲しい生徒たち。

そのような状況の中でも

その時間を利用しての私の短めな雑談を楽しんでくれるクラスがあります。

先日は、テレビに映るのは最大「7」人という話をしました。

例えば、

「関ジャニ∞」は7人。

「三代目J Soul Brothers」も7人。

J Soulの女版の「Flower」も7人。

ジャニーズWESTも7人。

 

戦隊ヒーローは5人が中心ですが、

時に6人で構成されることもあることも指摘しました。

だれか、大学入学後にその理由を調べて欲しいことも加えて。

 

「勉強しなさい」という言葉は高3にとっては更なるプレッシャーとなりますので、私の専門分野で高校生が面白く感じるような話をしている次第です。

しかし、クラス全員が興味ぶかくて面白い話などそれほど多くはありません。

 

よって、それらを集めるために読んだ本が金菱清さんの『体感する社会学』です。

一言で言えば、社会学の入門書でした。

その中から、問題を数題ピックアップしました。

高校生の興味を引くことはできるでしょうか?

さっそく、近日中に生徒に質問して見るつもりです。

 

【問題1】

縦2センチ、横2センチの正方形があります。この正方形をはみ出さずに、できるだけ正確な円を書いてください。ただし、コンパスを使わず、フリーハンドで書くこと。

 

→答えは◯ではなく、「円」という漢字を四角の中に書く。

 

【問題2】

A君は毎朝満員電車で通学している17歳の男子高校生です。Bさんも電車通学をしている20歳の美人女子大生です。毎朝A君が座る前にいつも必ずBさんが立っていました。しかも、自分が座る席は毎朝違います。A君は思いきってBさんに告白したところBさんは怒ってしまいました。なぜでしょう。

 

→答えはつぎの駅で降りるA君の前にたっていれば、BさんはA君の後に座れるからで、お男か女かは全然関係ない。

 

【問題3】

卵巣は女性・男性のどっちにあるでしょうか?考えるまでもなく女性のからだにあります。では卵巣は昔何と呼ばれていたでしょうか?

 

→答えは「女性のからだいんある睾丸(コウガン)」

 

【問題4】

ある父親が息子を車に乗せて運転中、交通事故に遭いました。父親は即死、子供は重傷を負って病院に運ばれました。緊急手術を行うことになり、準備を整えた外科医が手術室に入ってきました。しかし、担当の外科医は、手術室に寝かされた子どもを見て言いました。「この子はわたしの息子だ。わたしの手で、息子にメスを入れるなんてできない」。即死した父親もこの外科医も、その子どもの実の親という。さてどういうことでしょうか?

 

→この外科医が母親だった。

 

以上です。

 

 

 

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