ある年齢以上になると、代謝が悪くなり太りやすくなると言う。
私に限ってそんなはずは無いと高をくくっていた。
食べる量も変えず、運動も特にはしていなかった。
そんな怠惰な私に、ついに「つけ」が回ってきた。
近頃とってもズボンをはくとキツサを実感する。
ベルトのアナを合わせるとキツイのである。
太股もひと回り大きくなってしまったようだ。
まるで小ぶりの養殖マグロのようでもある。
無意識にお腹周りの肉を自然とつまんでいることにハット気づく。
先週、鬼怒川に行った際に急にプールで泳ぎたくなった。
目的は、もちろんシェイプアップのためだ。
夏休み中なので、芋を洗うように小さな子供たちでごった返してはいたが、
そんなことよりも、毎日約1時間プール内で歩きに歩いた。
ほんの数日間の運動なので、
体型の崩れを堰き止められるかどうかは
今後の継続にかかってきそうだ。
プール内をガムシャラに歩き、
そして泳ぎながら学生時代のサークル仲間、
「マスダ」のことを思い出した。
風ぼうは、まさに春風亭笑太。
文化会委員長である彼は、常に上着として学ランを着用していた。
インターハイにも出ている彼はすこぶる足が速かった。
そして、朝から夜までいつも走っていた。
大学祭のイベントであるクラブ対抗駅伝大会でも
体育系のどの学生よりも速く彼は走っていた。
酒癖が悪い「マスダ」は、
無意識にみんなから呑み代金を徴収して夜の暗闇をかけ逃げて行った。
翌日、かれは全くそのことを覚えていなくて胸ポケットの大金に何度も驚いていた。
酔っ払いのマスダはこんな事件もおこしている。
国分寺を巡回中のパトカーに気付くと、
突然パトカーに向かって走りだして、前方のボンネットに駆け上がり
屋根経由でパトカーを駆け抜けていった。
(後日、小金井警察署に学園祭関係の打ち合わせで行くと、
あのランニングマンだと警察でお灸をすえられたことも記しておこう)
吉祥寺で行なわれた新入生歓迎コンパで酔いつぶれた彼は、
店の奥の狭い路地で酔いつぶれて寝てしまっていた。
しかも、骨付きの肉のカタマリ(牛の片足?)を大切そうに抱きかかえて寝てもいた。
二階に住んでいる彼が酔っ払って、
窓からようをたしたので翌日大宅さんから退去命令を出されたこともあった。
「マスダ」ほど自分と違うと感じた人もいないし、
自分に大きな影響を及ぼした人もいない。
職場をはじめ、彼ほどインパクトのある人には未だにあったことはない。
彼とは音信普通になってからしばらく経っている。
旧友の誰も彼の居場所を知らないようだ。
しかし、どこかで、走っているようにいまだに感じてしまう。
私に限ってそんなはずは無いと高をくくっていた。
食べる量も変えず、運動も特にはしていなかった。
そんな怠惰な私に、ついに「つけ」が回ってきた。
近頃とってもズボンをはくとキツサを実感する。
ベルトのアナを合わせるとキツイのである。
太股もひと回り大きくなってしまったようだ。
まるで小ぶりの養殖マグロのようでもある。
無意識にお腹周りの肉を自然とつまんでいることにハット気づく。
先週、鬼怒川に行った際に急にプールで泳ぎたくなった。
目的は、もちろんシェイプアップのためだ。
夏休み中なので、芋を洗うように小さな子供たちでごった返してはいたが、
そんなことよりも、毎日約1時間プール内で歩きに歩いた。
ほんの数日間の運動なので、
体型の崩れを堰き止められるかどうかは
今後の継続にかかってきそうだ。
プール内をガムシャラに歩き、
そして泳ぎながら学生時代のサークル仲間、
「マスダ」のことを思い出した。
風ぼうは、まさに春風亭笑太。
文化会委員長である彼は、常に上着として学ランを着用していた。
インターハイにも出ている彼はすこぶる足が速かった。
そして、朝から夜までいつも走っていた。
大学祭のイベントであるクラブ対抗駅伝大会でも
体育系のどの学生よりも速く彼は走っていた。
酒癖が悪い「マスダ」は、
無意識にみんなから呑み代金を徴収して夜の暗闇をかけ逃げて行った。
翌日、かれは全くそのことを覚えていなくて胸ポケットの大金に何度も驚いていた。
酔っ払いのマスダはこんな事件もおこしている。
国分寺を巡回中のパトカーに気付くと、
突然パトカーに向かって走りだして、前方のボンネットに駆け上がり
屋根経由でパトカーを駆け抜けていった。
(後日、小金井警察署に学園祭関係の打ち合わせで行くと、
あのランニングマンだと警察でお灸をすえられたことも記しておこう)
吉祥寺で行なわれた新入生歓迎コンパで酔いつぶれた彼は、
店の奥の狭い路地で酔いつぶれて寝てしまっていた。
しかも、骨付きの肉のカタマリ(牛の片足?)を大切そうに抱きかかえて寝てもいた。
二階に住んでいる彼が酔っ払って、
窓からようをたしたので翌日大宅さんから退去命令を出されたこともあった。
「マスダ」ほど自分と違うと感じた人もいないし、
自分に大きな影響を及ぼした人もいない。
職場をはじめ、彼ほどインパクトのある人には未だにあったことはない。
彼とは音信普通になってからしばらく経っている。
旧友の誰も彼の居場所を知らないようだ。
しかし、どこかで、走っているようにいまだに感じてしまう。