特にテレビ番組のワイドショーにおいて
問題を起こした政治家やタレントへの過剰なバッシングが気になります。
マスコミにとって、自らが返り討ちに会うことのないような力のない弱り始めたタレントや政治家へのバッシング報道。
タレントとしての旬を過ぎたベッキーへの対応。
猪瀬、舛添、そして小池の3都知事への弱みを何度もつっつくバッシング。
「はげ」で有名になった元自民党の代議士、豊田さんへのバッシング。
先ほど、「元」と書きましたが
事が起きて、自民党を離れた人と残った人への対応の差にも違和感があります。
秘書へのはげ発言で有名なった元自民党の豊田さんと不倫問題で取り上げられた歌手スピードの現職自民党議員の今井さんへの対応の違い。
現職で自民党が守ることを決めた代議士へのマスコミ追及はすごく及び腰です。
同様に芸能界でも、
不倫問題においてベッキーへのバッシングに比べて
歌舞伎役者・中村橋之助へのマスコミの対応は緩やかなものでした。
ベッキーがマスコミに対しての謝罪会見にしっかり対応しなかった。
そして、マスコミに嘘をついたことが原因ではないでしょうか。
対照的に不倫問題の中村橋之助の場合は相手が舞子ということもあり、
歌舞伎役者にとって、それが当然のことのように報道。
さらにその妻、三田寛子のマスコミ対応の素晴らしさが賞賛さえされていました。
私が問題にしたいのは、一般大衆の代表者として大衆が知りたい問題をあえて過度に報道しているマスコミと、それが日常になっているということです。
報道という名の「いじめ」が垂れ流されているようにも感じます。
さて、10月27日(金)に文部科学省が「いじめ」件数を発表しました。
その件数は22万4540件。
昨年度よりも3万6468件増加したそうです。
「いじめ」の件数の内訳として
小学校は151190件、中学校は59422件、高校は12654件。
いじめの発見ですが、
アンケート調査など学校の取組により発見が
小学校55.5%、中学校40.5%、高校55.0%。
担任が発見は
小学校12.4%、中学校11.0%、高校7.4%
担任が「いじめ」発見を発見が少なくなっているのは当然です。
それは担任がいじめ発見の前に、いじめがないようなクラス運営をしろという声があがりかねませんし、担任責任となる可能性大です。
それに比べて、学校として調査した結果の発見となれば、その手柄は学校です。
毎年、学校が発見したという数値が増加するのは当たり前です。
さらに
高校生は少なくなっていますが、
「いじめ」が大きな問題となれば退学させられているかもしれませんし、
小学校以来「いじめ」を受けてきた生徒は、ちょっとしたことも「いじめ」ではなく、「いじり」程度に我慢しており調査結果に出てこないのかもしれません。