日本は阪神淡路地震、東日本大震災、そして今回の能登半島地震と定期的に地震被害を被ってきました。
それぞれの場所での被害死者、行方不明者の数は異なりますが、毎回「同じような課題、問題」が発生しています。
「同じような課題、問題」とは自分の家や家族を失うなどされた方々が、避難先での劣悪な環境に何日もいなくてはならないということです。
体育館の床に段ボールを敷いて寝る人々。
体育館で与えられるパーソナルスペースがあまりにも狭くて、壊れかけの自宅に戻ったり、自家用車で寝泊まりしたりする人々。
避難中に健康被害にあうなど、2次的な被害も発生しています。
被災後すぐは、体育館などの公共スペースで過ごさざるを得ません。
道路が寸断されて物資を届けられないので仕方ありません。
水道管が何箇所かで分断され、復旧にすごく時間がかかるのも理解できます。
大雪も降り倒壊した住宅の撤去がなかなか進まないのはもっともです。
そして、仮設住宅への入居を望んでも、住めるまではかなりの時間がかかるのも当然です。
2次的な避難先として無償でのホテルへの滞在は評価されると思います。
しかしながら、たとえ自宅が倒壊していても、知り合いのいる町で暮らすことは精神が安定するのです。
住宅倒壊など同じような被害を受けた人々の心は、話題も同じであり復興に向けての気持ちが一つになりやすいのではないかとも想像されます。
そこで、私の提言です。
海水を真水に濾過する装置は、東日本大震災でも大活躍しました。
万が一に備えて、それらを各都道府県が準備しておくのはどうでしょうか。
避難先に指定された公共スペースは避難した時に快適であるように設計したり、準備しておくのはどうでしょうか。
自家発電装置や快適に多くの人々がシャワーを浴びることができるようにする。
加えて、空気を入れれば快適に寝れことができるベッドもいいかもしれません。
パーソナルスペース確保が物理的に不可能であれば、Apple Vision Pro
のようにバーチャルゴーグルで対応できるかもしれません。
政治家の仕事は、災害に備えての対策をすることでもあるはずです。
南海トラフ地震が明日にでも起こり得るかもしれません。
できることは、すぐに対応してほしいものです。