芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

小崎恭弘『お母さんのための「くじけない」男の子の育て方』を読んで

2017-09-26 07:07:07 | Weblog

これは元保育士であり、現在大阪教育大学の先生の書かれた本です。

ご自身も3人の男の子の父親。

私も2人の男の子を育てあげた経験がありますから、

読みながら、時には笑いながらすごく納得することが多々ありました。

私は「くじけそう」というよりも

彼らの思春期中の行動や態度に「くじけた」父親だったかもしれません。

もし仮に子育て中にこの書に出会っていたならば、

気持ちが楽になったかもしれないと強く思いました。

以下に、印象に残った個所を書き留めておきたいと思います。

―――――――――

車、電車のおもちゃに群がるのは、全てが男の子

男は不器用ですから・・口より先に出るのは手か足!

彼らの住んでいる世界とお母さんの住んでいる世界は、実は違う世界

 男の子は目から光線が出ると思っています。

 男の子はヒーローに変身できると思っています。

 男の子は姿が透明になると思っています。

うんちおしっこ ちんちん大好き!

静かな時はいたずら中か病気

寝癖は気にしないのに、持っていくカバンは決まっている

長いものを手にしたら、とにかく戦う

地面にあるものはとにかく蹴る

ランドセルの奥底に、蛇腹になったお知らせプリント

何かよくわからないものを、とりあえず拾って集めてみる

高いところには必ず上り、道を普通に歩かない

宿題を忘れたことを忘れている

友達命!親や先生より仲間意識が最優先

誰に対してでも、常に自分が一番でいたいと思っています

 どちらが長くおしっこができるか。

「ただいま」より先に「ごはんなに?」

何を訊いても「別に」「普通」

部屋に入っただけで、そこまで怒るか?

「だりい」「疲れた」「うざい」ネガティブワードのオンパレード

親の言うことを聞き流す「はいはいはい」

 

筆者も書かれているように

男の子の子育てはすごくパワーが必要です。

今しかない「期間限定の男の子の子育て」を心から楽しんでほしいと思います。

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『センター試験受験料の支払いをコンビニ可能にしてほしい』

2017-09-19 07:07:07 | Weblog

最近では自動車税の支払いもコンビニ払い。

固定資産税の支払いもコンビニ払い。

24時間利用可能であるコンビニは時間的な制約がなくて本当に便利です。

最近何かと話題の電気自動車の充電も全国に点在するコンビニで充電が可能であれば、充電の不便さに購入を躊躇している人も安心して電気自動車を購入。

普及に弾みがつくと思うのですが・・。

コンビニで殆どのことが何でもできる凄さ。

これもインターネットのおかげです。

先日、生徒が出願した国士館大学のAO入試出願もインターネット出願になっていました。

結婚式の準備はホテルの結婚式場の特別サイトに招待客名を打ち込むと瞬時に座席表ができるのです。

新郎新婦の自己紹介等も含めて、事前準備作業は全てインターネットサイトを利用した事前登録です。

直接、式場の係員との打ち合わせ回数は確実に少なくなっているに違いありません。

結婚式場の特別サイトに打ち込まれた新郎の自己紹介文が気に入らないと添削したがる母親。

これもまた困ったものです。

さて、私たちは便利なことに慣れすぎているのかもしれません。

アマゾンプライムを利用して買い物をすると

買ったその日に商品が届くことが当たり前に感じてしまっている私。

そんな「便利が当たり前」を当然と感じる私には最近納得できないことが一つありました。

それはセンター試験の受験料の振り込みです。

ご承知のようにセンター試験の申し込みは現役生の場合は学校単位での申し込みとなっています。

受験料の振り込みを終えた受験票約350枚の回収とそれらのチェックも私の仕事です。

ふりがなの記入間違いが多く、修正に追われるこの数日。

句読点、濁点は1マス使用することを守れていないのです。

さて、私が納得できない問題点はセンター試験の受験料支払いがコンビニ払いできないことです。

郵便局か、都市銀行か、地方銀行の窓口払いをしなければなりません。

当然ですが彼らの親もたいへん忙しく、子どものセンター試験受験料払い込みは子どもにさせています。

学校に1万8千円という大金を多くの生徒が持参しているのです。

貴重品の管理を気にしない生徒もちらほら。

納入させるまではこちらも気がぬけません。

生徒は4時近くまで授業を受講します。

閉まってしまう前に郵便局に直行。

 

ぜひともセンター試験受験料支払いをコンビニ払い可能にしてほしいものです。

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『授業料の無償化』

2017-09-12 07:07:07 | Weblog

2017年度から都内在住の私立高生の約3割を対象に授業料の実質無償化が始まりました。

私立校生の約3割がその対象です。

具体的な補助額としては世帯年収が760万円未満の場合には44万2000円。

世帯年収が760万円以上910万円未満の場合には11万8800円。

世帯年収が910万円以上の場合には何の補助もないそうです。

ちなみに、なぜ44万円は東京私学高校の平均授業料金額です。

対象生徒は東京都に住んでいること。

つまり神奈川や千葉の私学に通っていても補助の対象となるのです。

各県ごとに様々な助成が行われてもいます。

埼玉県では埼玉県内の私学に通う場合には補助金が出るなどです。

よって、埼玉県に住んでいて東京の学校に通う場合には補助金対象にならないという問題もありますから、それらの生徒対象に東京の私学は独自の奨学金システムを打ち出して特色を出しているようです。

さらに加えると授業料は無料となりますが、

入学金、施設設備費、修学旅行積立金などは無料ではありません。

合計すると約40万円程の金額はかかるようです。

 

都内のどの私立学校も夏に実施した入試説明会への参加者が増加しているそうです。

早速、授業料無償化の効果が出てきているとも言えますが

回遊魚のように同じ人がいくつもの学校の説明会に参加している現実もありますので都内の私学は安易に喜ぶことは危険があるようにも思えます。

入学者が確定するまでは気を引きしめて生徒募集に取り組まなければならないのかもしれません。

さて昨年までは、秋になると授業料に対しての大幅な助成金アップを求めて

東京の私学の各支部主催で支部大会が実施されてきました。

その該当地区選出の都議会議員たちは決起集会に招待され

「助成金の増額は私にお任せください」という言葉が各議員より発せられてきました。

それを聞く聴衆は各学校に割り振られ出席を強いられた 保護者の皆さんでした。

助成金についての問題が解決されたこともあり

今回は大会を開く目的がなくなったとの理由で決起集会は中止になっています。

その大会に向けてのPTAの注いだエネルギーは計り知れないもの。

ですから大きな行事が一つ減ったという安堵の気持と同時に

保護者が一つの目的に向かってきた故に生まれた団結心が弱まってしまうかもしれないことも危惧しております。

昨今はエネルギッシュでアクティブな保護者も増加していますから

補助金増額獲得に向けられていたパワーが学校や、担任に向かってこないことを祈るばかりです。

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『歯学部』について知ったこと

2017-09-05 07:07:07 | Weblog

倉部史記『看板学部と看板倒れ学部』を読んで「歯学部」について新たに知ったことがあります。

 

それは戦前の日本での歯学教育は以下の6校。

東京医科歯科大学のみが国立です。

東京歯科大学

日本歯科大学

日本大学歯学部

大阪歯科大学

九州歯科大学

東京医科歯科大学

 

経済が発展し、食が豊かになると虫歯が増えたそうです。

具体的には1960年代に子どもの虫歯が社会問題になっています。

虫歯の子ども割合が40年代の約2倍に急増。

60年代から80年代までの小学生の8割が虫歯。

チョコレート、飴などのお菓子の甘味が原因とされています。

 

問題を解決するために国家の後押しもあり、

この時期に歯学部が大学に新設されています。

1965年までには

愛知学院大学

神奈川歯科大学

広島大学

岩手医科大学

 

1980年代前半までに

さらに16大学に歯学部が新設。

現在29の歯学部が存在しています。

結果として全国の歯科医院数はコンビニエンスストアの数を上回っていることは周知の事実です。

 

歯科医師にとってはさらに悪い状況になっています。

歯科医師数の増加や予防の浸透などもあり

子どもの虫歯の割合はピーク時と比較して約30%まで急落。

患者が少なくて、歯科医院が多いのです。

学校での歯科検診で歯並びの悪さが指摘され、

歯列矯正が進められるのも頷ける話です。

患者が少ないのですから夜11時まで診療したり、

日曜診療を行う歯科医院は都会では目新しいことではないのも納得できるのです。

 

さて、ご承知のように、歯学部は医学部同様に6年制です。

私立大学の学費は6年間で約3000万円かかると言われています。

歯科医師数は過剰であり、歯科医師になるには多額のお金がかかる現実。

当然ですが、志願者数も減少しています。

2007年1万人を超えていた志願者が2012年までに半数程度まで減少したそうです。

今まで該当する歯学部への受験者や進学者が一人もいなかった高校が推薦入試指定校になっている現象も、上記理由からわかるわけです。

今、国主導で何かと話題になっている岡山理科大学への獣医学部新設問題。

長期的なスパンで見ないと獣医学部新設は歯学部と同様の道をたどる危険性が大なのです。

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