芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『原発の恐怖』

2011-05-31 07:07:07 | Weblog

毎週月曜日に見ている渡辺先生ウェブページ

そのウエブの5月16日号。

「拝啓 菅直人様」という記事に

京大助教の小出さんの講演の紹介があった。

そのタイトルは原発「安全神話」溶融

YouTubeにアップされていることが紹介されていた。

そこで小出先生が紹介されていた本をさっそく購入。

それは1999年、茨城県東海村での臨界事故についての記録。

本のタイトルは『朽ちていった命―被曝治療83日間の記録―』(新潮文庫)である。

 

悲惨な状況を目に浮かべながら

あっという間に約1時間程で読み終わってしまった。

とても心に残った衝撃的な内容を下に書き留めておきたい。

 

「8シーベルト以上の放射線を浴びた場合の死亡率は100%だ。染色体検査などの結果から、最終的に大内(被爆者)の被曝量は20シーベルト前後とされた。」

 

「「臨界」というのは核分裂連鎖反応が持続して起こる状態のことをいう。核分裂反応が起きると大量の中性子線が放出される。中性子線は人体の中にあるナトリウムをナトリウム24という放射性物質に変える。

 

「通常は23組の染色体がある。・・大内(被爆者)の染色体は、どれが何番の染色体なのか、まったくわからず、並べることもできなかった。」

 

「体の粘膜という粘膜が失われていた。腸などの消化菅粘膜のみならず、気管の粘膜もなくなっていた。」

 

「骨髄にあるはずの造血幹細胞もほとんど見あたらなかった。」

 

「放射能が目に見えない、匂いもない、普段、多くの人が危険だとは実感していない」

 

「27日目、恐れていた大量の下痢が始まる。内視鏡で見ると、腸の粘膜がなくなり、消化も吸収もできない状態。体表の皮膚の水ぶくろが破れて体液、血液が浸み出すようになったばかりか、新しい表皮ができてこない。・・皮膚から浸み出す水分は一日2リットルを越える」

 

原子力に頼る、世界で唯一の被爆国・日本。

放射線被曝が人体に何をもたらすか、

その国民こそきちんと知っておかなければならないのではないだろうか?

という指摘は心に留めておきたい。

 

3月15日、東京。

ベランダに黄色い粉がいっぱい落ちていた。

それは「花粉」だと報道されていたし、実際そう思っていた。

しかし、アメリカのメディアによると

福島原発3号機が爆発した際に発生した化学変化で黄色い粉が発生するようだ。

それが空から落ちてきたらしい。

ん~。

指で触っちゃったなあ。

これも真実が今後明らかにされるのだろうか?

 

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『同窓会設立60年記念』

2011-05-24 11:49:21 | Weblog

勤務校の同窓会の60周年ということで先週末にパーティーがあった。
 
311後の世間の自粛ムードとは無関係に

たいへん豪華なパーティーでもあった。
 
コース料理が用意され、司会はプロの落語家。
 
余興では卒業生を代表して三味線の師範の演奏、
 
さらに出張オペラ歌手2名の歌声が加わっていた。
 
 非常に個性的な先輩の先生方が何名か出席されていた。
 
 身長130センチ台。

小柄で、生徒は「ミクロ」というあだ名を付けていたI先生。
 彼女は学校を離れS校アイルランド分校に勤務されてきた80歳の老人になっていた。
  
中国の大学で昨年まで教鞭をとっていたO先生は、

チャイナドレス風の洋服を着用。
 
いかにも中国帰りであることを暗にほのめかされていた。
 
「ジョリジー」と言う名の体育のT先生は退職後に口頭ガンが発生。
 
声帯の摘出手術痕か、喉仏の辺りにくぼみがあった。

声を失っておられたので筆談で会話をさせていただいた。

固形物が食べられないと言うことで、日本酒を飲まれていた。
 
青森県の八戸に住むK先輩は、

S女子校時代のOGであり、そのまま母校に勤務した方。

東日本大震災についての状況や避難した体育館での日々の話を聞くことができた。

4日間は体育座りの状態で寝ていたそうである。

家のすぐ前まで津波が来た恐怖を語られていた。 

私としては、入校当時、20代の頃

にお世話になった教職員の皆さんとの関係性は強固である。

当初は、煩わしいと思い出席したパーティーであったが

懐かしい人びとに会えたのは収穫であった。

 

さて
 
本日より中間考査が始まる。
 
授業をやりながら作問に、試験監督、採点、

 そして試験後の結果分析とプラスの仕事が加わる週になってしまった。
 
本日は慌ただしさが加わってくる週への突入である。
 
6月には教育実習も開始される。
 
 
さらに、6月2日(木)は体育祭。
 
東京湾をゴミで埋め立てた夢の島での実施。
 
日頃、運動をすることや

肉体労働で美しい汗をながすことが殆んど無い

私にとっては炎天下の元、

一日中立っているのはとても辛い仕事である。
 
返り道で途中下車して、
 
冷え冷えのビールを飲むことをイメージして頑張るしかない。

ひとつひとつのイベントは、たいしたことはないが・・。
 
いくつか重なると準備も含めて慌ただしさは急増してしまう。
 
暑い夏もすぐ来そうである。

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『TVが呼びかける義援金』

2011-05-17 07:07:07 | Weblog

テレビをぼ~お~と見ていて

東日本大震災に対しての義援金への呼びかけが

民放キー局ごとに異なる事が気になった。

NHKは中央共同募金会、日本赤十字社、

 NHK厚生文化事業団が主催である。

 

日本テレビは「24時間テレビ インターネット募金」

で義援金を募集している。

振込金額は一口500円、最大20口だ。

最大10万円という規制があるようである。

 それはシステムエラー予防の対策かもしれない。

日テレでは日本赤十字への募金を通じて、

被災者に善意のお金が届けられるようだ。

 

TBSでは「JNN・JRN共同災害募金」

 という名で義援金振込を呼び掛けている。

日テレと同様に、TBSも日本赤十字社への寄付である。

フジテレビは、FNSというフジ産経グループ28局共同で

 

「フジネットワーク募金」と言う名の元に募金を集めている。

 既に、ニュースでも取り上げられていたが

 みずほ銀行のシステム障害原因は、

フジネットワーク募金振込口座に、

振込が一時的に集中したためにシステムがダウンしてしまったためだ。

情けない話である。

 

テレビ東京は「TXN災害募金」名前での募金活動だ。

 

テレビ朝日は「ドラえもん募金」で募金活動を行い、

 その義援金を岩手・宮城・福島の各県と

 日本赤十字・ジャパンプラットフォーム・国連WFPT協会

に寄付をしている。

民放各キー局の判断で、日本赤十字に

また他の団体だったり。

それらを事前に意識することはなかった。

振り込めサギに騙されないようにと

警笛をならしているテレビ局。

そこが銀行口座への振込みを依頼している不思議さがある。

さらに各民放キー局がそれぞれに

募金活動をおこなっていることにも違和感を感じる。

 

その良し、悪しは別として、

「地デジ」のようにNHKとその他民放が局の垣根を取っ払って

すべて一つになって啓蒙活動を行っているような 一体感が感じられない。

(「地デジは視聴できなくなるという脅迫を含んでいるが・・  )

いや、それよりも如何にも民放キー局の力で

募金を集めたように見えてしまう。

 一人一人の支援者の願いが打ち消され、

「ええかっこしい」しているのはテレビ局。

そんな風に見えてしまうのは私だけだろうか?

テレビ局が一つになって募金できない現状に問題が潜んでいるような気がする。

 

――――――――――――――――――――――――

 『もし高校野球の女子マネージャーが

ドラッカーの『マネジメント』を読んだら』を読んだ。

筆者は岩崎夏海氏。

彼は秋元康に師事した放送作家であり

 AKB48のプロデュースを担当した人物でもある。

 内容はテレビドラマを見ているようで最後はハラハラドキドキ。

くだらない本だと思ってバカにしていた小説だが、

少し引き込まれてしまった。

なんと情けない私。

これはメディアミックスのよいお手本だと思う。

 ブログで火を付けて、書籍で大儲け。

 さらに、映画で大ヒットを狙う。

 ちなみに、この本もドラッカーのマネジメントも

同じダイヤモンド社からの発で、

売上として相乗効果をもたらしている。

絵に描いたような戦略である。

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『いただきました』

2011-05-10 07:07:07 | Weblog

ゴールデンウイーク中も暦どおりに仕事(授業)があった。

この時期、生徒の中の数名は、

仕方なく登校しているような態度が目立つ期間でもある。

具体的には、宿題はやってこない。

授業にも集中していない。

授業中も寝ているのか?

起きているのか分からない。

彼らは教材を数冊、机に積みあげ、

何十本もの色ペンが入りパンパンに膨れ上がった大きめのペンケースを

机上に置いて寝ている姿を気付かせないようにしているのだ。

そんな姿に加えて、

こちらから質問を投げかけた時、

彼らのフテブテシイ態度に接するとむしょうに腹がたった。

そして、ある言葉をふと思い出した。

「ぶっさらってやろうか」。

「叩こうか?」という意味である。

これは標準語だと思っていたのだが、

あとで調べてこれは静岡弁であることが分かった。

 

さらに、ついでに静岡弁を調べてみると今回新たな気付きがあった。

食べる際に「いただきます」は全国の共通語であるが

今日まで食べ終わったら「いただきました」が標準だと思っていた。

また、学校に行く時は「行ってきます」だが、

帰ってきた時は「ただいま」ではなく、

「行ってきました」を当たり前の言葉としてずっと使用してきた。

よって私の子供たちもそれを当然のように言っている。

自分が当たり前だと思っていたものが

その地方特有のものであることをこの年齢になって知る驚きでもあった。

 

その他に懐かしさを感じた静岡の言葉を書き残してみたい。

 標準語   静岡弁

「いかい」  ⇒「大きい」

「いくら?」 ⇒「行くでしょう?」

「いみり」  ⇒「クラック」

「おぞい」  ⇒「質が悪い」

「おだっくい」⇒「お調子者」

「鍵をかう」 ⇒「鍵をかける」

「こぶら」  ⇒「こむらがえり」

「在所」   ⇒「実家」

「そらつかう」⇒「とぼける」

「とぶ」   ⇒「走る」

「まめったい」⇒「几帳面」

「やっきり」 ⇒「頭にくる」

==============

竹中正治『ラーメン屋VS.マクドナルド』新潮新書 

・アメリカ人に多い類型は「希望駆動型」であり「できるじゃないか!」と励まされると強く反応して動くそうだ。反して、日本人に多い類型は「危機感駆動型」であり、「このままではお前(日本)はダメになる!」と言われると強く反応して動き出すそうだ。日本的な企業に勤める私として、ドミノ倒しのように、あるいは幹部から部下への伝言ゲームの文言として危機感の混じった言葉を耳にすることも多く、すごく納得してしまう指摘であった。

     ブログ調査会社テクノラティ創業者のデビッド・シフリーによると、世界のブログ書き込み言語のシェアで日本語は37%と、英語の36%を上回るという

(http:/www.sifry.com/alerts/archives/000493.html)静なる聴衆と言われる日本人はブログの世界では本当に活発に書き込みをおこなっているのであろうかと言う疑問も生じてしまった。

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『フレンチ』と『ハレンチ』

2011-05-03 07:10:01 | Weblog

4月は学校年度の始まりの月だった。

月末には学年主催の新人歓迎会を実施した。

 

いままでの慣例として、

歓迎会や年度末の打ち上げは

刺身を中心に日本酒や焼酎であったり、

又はイタリアンでワインであったり、

或いは中華を食べながら紹興酒であったし、

2~3時間飲み放題付き居酒屋の利用も多かった。

今回は、体育のS先生と日本史のS先生の提案でフランス料理に決定。

出陣式としてのフレンチの利用は私の経験では初めてであった。

せっかくフランス料理を食べるのだから、

「乾杯」の挨拶程度はフランス語で言うことを思いついた。

そこでネット検察。

フランスでは乾杯の挨拶をしないことがわかった。

あえて、フランス語で乾杯を言う場合は「チン」というらしいということも。

権限も、予算もつかない肩書きが昨年からついているので

そのような小さな集まりのパーティーでも

形式的に挨拶を求められることが多い。

そこでひらめいた。

 

ネットの情報も利用して、乾杯「チン」を2回唱和していただく。

その際、丁寧なことばにしようと決して「お」を付けないように!

 その注意を添えて笑いをとろう。

さらに自分らしさを加えて、

もし、先頭に「お」を付けてしまうと

「フレンチ」が「ハレンチ」になってしまう。

それで、きっと笑いがとれるであろう・・。

宴会ひとつでもすごく気を使っている自分に驚いてしまう。

――――――――――

先週、学会の研究会で

大手広告代理店D社のTプロデューサーから面白い話を聞いた。

それは、3月11日の大震災以降に

元彼女(モトカノ)から元彼氏(モトカレ)に

突然メールが送られるという現象の増加が顕著であったということだ。

理由は不明だが、自分の子孫を残したいという行為ではないかとT氏は言っていた。

D社はそのようなデータを婚活ビジネスにつなげようという意図は見え見えだが、・・。

モトカレからモトカノではなく、その逆。

なぜだろうか?

不思議であり、とても興味深い現象である。

 

先日、東京都中体連のテニス大会があり、

お茶の水女子大学まで生徒を引率してきた。

昨年度も同じ場所への引率があり、

このブログでも校章のマーク入りのマンホールについて記載させていただいた。

今年、気がついたことは大会を見学する保護者数の増加だ。

テニスの場合には、コートの制約もあり何ヵ所かの会場に分散されるので一般的には保護者の応援は数少ない。

ここ数年は、ぱらぱら程度の保護者数。

しかし、今年は10時時点の観測で

私が数えただけで約30名以上の保護者が試合の見学に来ていた。

先週は合計でも100名程度なのだが・・。

たぶん、更に子供に対しての親の期待が増しているだろう。

大会前の教員を集めての総会でも、

試合見学をしている保護者からのクレームが多発しているという報告があった。

クレームは、引率教員を通じて大会本部にするようにとの対応が促されていた。

 

いよいよ、今日から今年度のJuwat研究室の研究会?が開始される。

学生でもないのに参加させていただけることを感謝している。

たいへんではあるが、とても楽しみである。

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