芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『教義的なアイドルの言葉』

2012-09-25 07:07:07 | Weblog

「努力は必ず報われる」はアイドルグループAKB48の高橋みなみ(タカミナ)の口癖です。

第三回、第四回の総選挙で彼女はこの言葉を日本武道館の舞台から発しています。

たぶん、「努力は必ず報われる」というこの言葉は、

自らに向けての言葉であるとともに

AKB劇場に来場している250名の観客に直接発している言葉であり、

ブラウン管、いや液晶テレビ画面を通じて彼女を見ている視聴者に向けてのモノであるとも思われます。

私は高橋みなみの推しメンではありませんが、

アイドルである(たぶん)彼女がこの言葉を発していることに衝撃を受けました。

アイドルがファンや一般視聴者に向けて教義的な言葉を発したのは、

私の知る限り初めてではないかと思います。

かつて、1969年~1985年に放映され「8時だよ全員集合!」というテレビ番組が放映されていました。

テレビゲームも、インターネットも、携帯電話もない時代の殆どの子供たちが視聴していた番組です。

昔の小学生にとって土曜日の夜の楽しみはそれしかなかったのかもしれません。

コント主体で構成されていたその番組の主演のザ・ドリフターズ(渡辺プロダクション)は、エンディングで視聴者の小学生たちに向けて毎回必ず発する言葉がありました。

メンバーの一人の加藤茶から発せられた「歯磨けよ!」「宿題しろよ!」は今でも忘れられない言葉です。

当時は、その言葉を聞いてから「歯を磨いて」床についていました。

それは私だけでなく多くの日本中の子どもたちが・・。

タカミナが語った「努力は必ず報われる」は、

加藤茶の「宿題やれよ」と同じように教義的な言葉に感じられました。

だからこそ、私は懐かしさも感じたしだいです。

 

先日、高校3年生約400名を集めて集会をする機会がありました。

この時期の彼らは、不安で一杯です。

模試結果が伸びない。

受験が近づいている。

大学に合格できるだろうか。

AO入試でもう合格している人がいるそうだ・・。

そんな彼らに向けて私から一言。

(1)東日本大震災で被災にあった人々の心の痛みや悩みとは比較にならないが受験に関して悩めるというのは、ある意味、幸せなこと。

(2)タカミナが言っているよ。「努力は必ず報われる!」

 彼らに伝わるように工夫してこの2項目を話し伝えた。

 私としては、短時間でうまく伝えられたという満足感で一杯だったのだが・・。

演壇を降りて、会場から出ると2名の女子生徒が私に駆け寄ってきた。

彼女たちから発せられた言葉は、

「先生もタカミナ好きなの?」とカバンに付けられているストラップを指しながら、

私たちもという反応。

「これじゃダメじゃん」とドリフのいかりや長介の落ちと同じになってしまった。

 

追伸:多くの学生や市民の方の前でお話をさせていただける機会を頂きました。

    もし、よろしければおいで下さい。

 

 

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赤坂は楽しい!「博報堂・フーターズ」

2012-09-18 07:07:07 | Weblog

東京にいても殆ど訪れることなどない街、赤坂。

その場所を数ヶ月前から月に一回、月末に訪問することが続いている。

その理由は、学会の研究会が「博報堂」の会議室で行われているためだ。

定期券を持っているので交通費節約のために、

「溜池山王」から「赤坂」まで首相官邸を背にしながら徒歩5分。

早く着き過ぎた場合は、博報堂のビル内にあるスタバで時間調整している。

定刻になると博報堂のビル内に入る為に、

一日パスポートを発行してもらい、

改札ゲートを通過しなければならない。

建物内の会議室は、本当に「スゴイ」。

廊下から会議室ドアを開けると

中央に大きなカウンターテーブルが置かれている飲食スペースが現れる。

それは私の勤務先の1教室分位はありそうな広い空間だ。

そのカウンタースペースに隣接して会議室が2つ。

これまで我々は、大きい方の会議室を利用させていただいている。

ブラインドを上げると、きらびやかな赤坂の夜景が現れる。

日頃見ている景色とは違い、そこは別世界だ。

ニューヨークを舞台にした映画にも出てきそうな摩天楼が見渡せるような会議室だ。

毎回、会議が終了すると

「フォローアップ会合」という名目で夜の赤坂にくり出すのが定例だ。

和風大衆居酒屋、イタリアン風居酒屋(ワイン飲み放題)、韓国料理、

そして今週はフーターズへ行った。http://www.hooters.co.jp/

フーターズとはアメリカから上陸した飲み屋さん。

ウエイトレス全員がチアガールのようないでたち。

カウンターの高さは、日本標準よりもかなり高い。

イスに登る感じだ。

殆どが男性の客たち。

彼らは注文するときに自然にチアガールを見下ろしてしまう。

胸元が開いているコスチューム。

どの客も誇張された胸元をちらっとみてしまう仕掛けは流石だ。

もちろん、私はそんな仕掛けには決して騙されないのである。(たぶん)

実際。一次会の会合は至ってまじめに行われている。

私の場合は、この研究会に参加してはや3年半。

研究会創設時からのメンバーだ。

文化が一番、広報二番の私だが、この研究会をなんとか実のある物にしなければと主査を支えている。

研究会か、それとも飲み会か?判らなくなりがちだが、

それはそれで刺激のある会合である。

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小林よしのり、中森明夫、宇野常寛、濱野智史『AKB48白熱論争』幻灯社 を読んで

2012-09-11 07:07:07 | Weblog

4人の著名な中年男性による座談集だった。

読み易く、読み進めるうちにこの4名の論者のように劇場に行きたくなった。

読み進める中で、新たな発見も見られた箇所は下記に抜き書いてみた。

アイドルについてというと少々誤解されてしまう可能性もあるので

アイドルシステムについて、ますます興味が湧いた私でした。

———————————————————————————————————————————————————

 夢の実現の為にAKB48で頑張っているメンバーは口に出しますし、

最近AKB48を卒業した「あっちゃん」は女優になると言います。

この件について、小林は言います。

「AKBの子たちも今が夢の中にいるはずなんですよ。その夢は卒業したときにおわるのかもしれない。」と手厳しい指摘をしています。

 中森は言います。「J-POPの場合、CDの売り上げが激減した分、フェスティバルで稼いでいるんですよね。」

 小林は言います。『真夏のSound Good!』なんて、出だしのメロディは『木綿のハンカチーフ』

濱野は言います。「90年代に宮台真司が扱ったオウムとコギャルは、AKBと連続・・AKBはオウムっぽくもあるし、制服アイドルなのだからコギャルっぽいところもある。ファンにお金で投票させて夢を叶えるというのは、ある種の「マイルドな援助交際」と言えなくもない。」

中森・・「AKBの『ヘビーローテーション』がずっとカラオケの一位だったのは、蜷川実花が撮ったPVが女の子に受け入れられたからですよ。」

濱野・・「俺が握手会に行くと彼女に負担をかけるから行かない」と。そういうファンを「在宅」と呼ぶ

濱野・・「病気で助からない中年のおじさんが、自分の娘ぐらいの年齢の子の夢を叶えるために財産を注ぎ込んでいる。」

小林・・「AKBは莫大な費用を投じてこれだけ巨大なシステムを作り上げたのに、紅白では一枠だよ。で、ももクロは5人で一枠。」

宇野・・「AKBは消費者参加型なので、むしろ未完成のほうがいい。

小林・・「こんな集団性は中国ではあり得ない。50人集めただけで、すぐにケンカが始まって決裂するよ。」

中森・・AKBの運営会社だけで被災地に100億円ぐらい寄付

 

* 秋元康については好き嫌いが分かれるかもしれない。

しかしながら、素人だから助けてあげたい可愛さのある「おニャン子クラブ」や「AKB48」のプロデュース。

また、ナンチャってではなく、「なんたってアイドル」を作詞するなど、

アイドルはなるのではなく、アイドルをするという役割転換を明確に打ち出したのは見事だと思う。

 

 

 

 

 

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『経口・経鼻・胃瘻』

2012-09-04 07:07:07 | Weblog

親の病状についての記載は弟にしかられるかもしれない。

しかしながら、現在の親の病状を記録しておく事は

私にしか出来ないことなので記録として残しておきたいと思っている。

一般の病院から、介護認定を受けている老人を受け入れている病院に転院した。

以前の病院は公立病院。

建物が古くて、換気が悪くて、働いている医師の言動も凄く気になっていた。

今度の病院は、清掃も行き届き、働いている職員が生き生きしているように感じる。

廊下ですれ違う看護師、介護職員とも皆が挨拶をしてくれる。

病室に寝る母は風呂に入ったばかりということもあり髪の毛がつやつやしていた。

本人も、また私たち見舞いの者も気分よく対面が可能だ。

週に2回、風呂に入れるらしい。

男性2名と女性1名がチームになりベッドから手際よく母をストレッチャーに移動。

ホテル業務のようにシーツも手際よく換えていた。

私立病院のためか、入院患者は全員が同じ患者服を着ている。

それは薄紫色のサッカーのユニフォームのようだ。

おもわず、「ヤングでないナデシコ」と口ずさんでしまった。

母は寝る乳幼児のように寝る時間がすこぶる多くなっている。

その理由は栄養の不足が原因ではないかと思っている。

ゼリー状の食事を一日に何口しか食べていない。

朝は、それでもゼリー食が進むようだが昼、夜の食事量が圧倒的に少ない。

この一週間点滴はしないで経口から何とか栄養を取れるようにする試みをしていただいている。

同じ病室には、経鼻から栄養を取得している60代と90代の患者さんがいる。

鼻から粉ミルクを入れるようなイメージの「経鼻栄養」や

胃にあけたチューブから栄養を入れる「胃瘻」までしての延命はどうだろうか?

という兄弟で共通した考えを持っていたが・・・。

いざ、同じ病室の方々が「経鼻栄養」していても

体を動かし、話をしている姿を見ると・・。

逆にそのような手段を頑に選択しない自分への罪悪感が湧いてきた。

どうしたらいいのか?

本当に決断に迷ってしまう。

看護師の話ではゼリー状のみそ汁、ゼリー状のごはん、ゼリー状のお茶は美味しくないそうだ。

前回訪問時には翌日からは栄養が豊富に含まれているゼリーを多めに出してくれることを聞いた。

願わくば、甘くて栄養たっぷりのゼリーを何とか完食してほしい。

そうなれば、先ほどの悩みは消え去るのだが・・・。

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