芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

「スマスマない」

2009-04-29 21:55:00 | Weblog
 スマップの草薙くんが公然わいせつ罪で逮捕された。
話題に飢えていたテレビのワイドショーは飛びつき、
その謝罪会見まで異常とも思えるような報道をしていた。
たしかに裸を異性に見せて喜ぶ性癖の露出狂を許すわけにもいかないのと同様に、
酔っ払ったとはいえ、深夜の公園において裸で大声を出して踊っていたことは問題である。
しかしながら、
誰しも大学生位の年齢の時に
飲みすぎて人には言えぬような失態をしてしまったことはあるのではないだろうか?
ここにはかけないが、私の友人・知人の事件は間違いなく草薙君の事件以上だ。
あれは厳重な注意をおこなって済ませてあげるだけでよかったのではないかとも思える。
それよりも問題なのは、たかがこの手の問題に大騒ぎするマスコミだ。
薬物事件でもおこしたかのような対応から、謝罪後は彼の人柄の良さを前面に出している。
謝罪の仕方が立派であったと褒め称え、悪人扱いしていたレッテルが急に剥がされた。
それはまさにプロダクションの思惑どおりの
ストーリー展開であったように推測してしまった。
彼の復帰は、稲垣くんに準じた時期に、準じたテレビ番組となるのであろう。
話は変わるが今日のワイドショーでは、北野誠氏の謝罪会見を取り上げていた。
芸能活動の無期限禁止処分とのこと。
3月中旬のラジオ番組の差別的な発言が理由とのことだというが
どうも理由が分からない。
2チャンネルで問題となった発言が録音されていたので、
聞いてみたがそれでも何が問題かはわからなかった。
アアミューズの社長の悪口をいったとか、
アそうか学会の悪口を言ったことが原因であると推測されている。
しかし、実体はわからない。
本日の記者会見でも理由について述べると
関係者にまた迷惑をかけることになるのでという言い訳で明確な理由は語られなかった。
理由を語らないことは、
大物プロダクション社長の怒りをかったり、
宗教団体から大きな圧力がかかったということが真実にも思えてしまう。
元をたどれば、
初期の吉本興業と○○○との結びつき等、
闇の部分が存在していることはその歴史を紐解くと明らかである。
様々な憶測が飛ばないように、
北野誠氏の事件についてもメディアが明らかにする義務があると思うのだが・・。
 追伸:
『カルチュラル・スタディーズを学ぶ人のために』クリス・ロジェク〔著〕/渡辺潤・佐藤生実〔訳〕世界思想社 
発売前に渡辺先生から頂きました。
本文については、何回も読んできたのですが訳者あとがきは初めて目にしました。
そこにはこの本に何らかの形で関わったメンバーの関心や経歴の多様さが
カルスタ草創期のバーミンガム大学に似ているのでは、
という気持ちになることもあったという渡辺先生のコメントがありました。
そのような「場」に参加できていることに感謝、感謝です。

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「擦る(さする)」

2009-04-22 21:43:17 | Weblog
 ある人からこのブログ楽しみにしていますという言葉をもらった。
 うれしいかぎりである。
 期待に応えられるかどうか判らないが
 仕事やゼミの課題でやらなければならないことは多いが、
 これはこれなので書き始めてみたい。
 動物には、接触性動物と非接触性動物に二分されるそうだ。
ある動物はいっぱい群がって互いに体を接しあう。
また、ある動物は接触を避けている。
接触性動物に入るのは、セイウチ、カバ、ブタ、コウモリ、インコ。
非接触性動物に入るのは、ウマ、イヌ、ネコ、ネズミ、ユリカモメだ。
非接触性動物は群集することからくるストレスに対しての
 抵抗力が弱いのかもしれないとE.ホールは言っている。
 では、人間はどうだろうかとふと考えてしまった。
時として孤独になりたいとも思うし、場合によっては群れたいとも思う。
そこで、群れるというよりは繋がるに近いと思われる身体接触。

 「触れる」にふれてみたい。
「触れる」はやさしくタッチしている状況が感じられる表現だ。
例えば、唇が触れ合うとしてみると、何か青春の甘酸っぱさを感じる。
相手の手をぎゅっと「握りしめる」としてみると
格闘技の試合に臨む際のそれは、闘志の表れであるし、
恋人同士であれば強い心の結びつきの確認かもしれない。
 では、「擦る(さする)」はどうだろうか。
嘔吐してしまい苦しんでいる子どもの背中を擦るように、
その言葉には弱者に対しての心遣いや優しさが感じられる。
背中をさする場合にも、「ちょうどよい擦り」が必要である。
それは、強すぎても、弱すぎてもいけない。
もちろん早過ぎても、遅過ぎてもいけない微妙な擦りだ。
 よって、「擦る」には相手の心を「察する」ことに繋がるのであろう。
他者の心を察するとは
 身体接触の擦ると同じような微妙な心遣いが必要なのかもしれない。
うんと落ち込んだ時のように心が疲れている時には、
他者から察してもらうとともに身体に触れてもらう。
しかも、微妙に・・。
気が触れる前に。
子どもに戻ったように
(酔っ払って嘔吐した場合でもよいのだが)
擦ってもらうことで疲弊した心は救われるのかもしれない。

 日頃お世話になっている渡辺潤教授と院生の佐藤さんが
クリス・ロジェクのカルチュラル・スタディーズを学ぶ人のために」を翻訳し、
世界思想社から近日刊行予定です。
ということで
・カルチュラル・スタディーズに興味がある方
・SG学園の元同僚、同僚で私のブログを見ていただいているアナタ
・数少ない友人・知人、そして縁者の皆様
ぜひともご購入ください。
ちなみに、
このブログの書き手であるMMもコラム担当させていただいています。
コメント (2)
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エコポイント

2009-04-15 21:42:51 | Weblog
地球にやさしいをキーワードに政府は省エネ家電を購入した場合には、
その価格の5%を「エコポイント」として消費者に
還元することを考えているようだ。
それは、まるで大手家電量販店の手法と同じだ。
省エネルギー対策を政府が後押しすることは、
一見すばらしいことのようにも思えるが
何点かの問題がそこに浮かび上がる。
まず、「エコポイント」の管理だ。
きっと環境省の外郭団体、
いわゆる天下り団体が新たに設置されるのではないかという疑念が生じる。
さらに、国民が購入する家電製品情報を国家が把握する可能性もあるわけである。
そんなことをする前に、
年金の管理をしっかりすべきであるということをまず声に大にして言いたい。
そもそも最近の環境をキーワードに発表された政府の政策は問題だらけだ。
この4月、ハイブリッドカーを新たに購入すれば、
自動車取得税と自動車重量税(約20万円分)が無税である。
また、
新規登録から13年以上たっている車の買い替えにも
25万円が補助される追加経済対策が計画されている。
ここでも環境のために車を買い換えましょうという考えのようだが、
本当にそれでよいのだろうか?
家電メーカーと自動車は、今大幅な輸出減に苦しんでいる。
またそれらの業界は、政党にも大金を寄付し続けてきている。
それらの企業献金に対しての企業に向けての返礼に見えてしまうのは
私だけだろうか?
確かに、これらの政策で一時的に家電製品や自動車が売れるであろう。
しかしながら、一部の特定業種のみに肩入れして、
国が介入することは長い目で見れば決して良いこととは思えない。
厳しい環境の中で、
「消費者に好まれる製品を他者に先駆けて開発する」
ことに尽きるはずなのだが・・・。
国が援助しなければならないことは、
メーカーの援助をして商品販売増のドライブをかける補助をすることではなく、
国家として輸出依存体質を改善することや
戦後以降の高度経済成長を担ってきた業種に代わる
新たな成長産業を育成することではないだろうか?
 やはり、どう考えても身近に迫った衆院選挙対策や
企業献金の多い一部大企業への度量の天秤にしか思えない。

環境を考える政策であれば、
繁華街の明かりをもっと控えたらどうだろうか?
光に集まる虫のように、欲望をかりたてられ
深夜まで飲食をさせられたり、
ショッピングをさせる必要はないと思うのだが・・・。



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「誤探知」

2009-04-08 22:35:28 | Weblog
このブログも何とか満2年を迎えることができました。
ゼミの瀬沼君のように文書を書くことを目的に、
そして同じくゼミの佐藤さんに指摘されたことに対する対抗意識として
書き込みを実行することで何とか継続できています。
このまま何とか継続していこうと思います。
ブログには真実を書くべきかどうかを時に自問自答することがあります。
実は今日も書きたい内容があるのですが、
その書き込みは止めようと決めました。
なぜならばそれは事実であっても、
そしていくら面白い投稿内容であっても
プライバシーの公開の危険に繋がることを躊躇してしまうからです。
もちろん、それは他者に関する内容でなく
自分自身をさらけ出すことのディメリットにほかなりません。
一般的に記事内容は以下の4つに分類ができると思います。
1.嘘そのもの、
2.本当のことだけども嘘っぽく脚色、
3.事実ではないけれでも本当のことのよう、
4.事実そのもの
 たぶん、他の多くのブログのように
私のブログも“4”と“2”が該当しています。

少々、理屈っぽい内容になりかけているので本日のメインに変更します。
それは、最近話題になった「誤探知」についてです。
「誤探知」とは「北朝鮮がミサイルを発射した」
という誤情報が入り緊急警報が発令された言い訳として、
レーダーが誤探知した理由として使用された言葉です。
たぶん、その言葉を非常に妙に感じたのは私だけではなかったと思います。
「誤探知」の私の解釈は、
「レーダーがミスをした。」
と何か物のせいにしているように思えてならないからです。
以前にも書きましたが、
「電車のドアが閉まります。」
はよく耳にする電車の運転手が使用する言葉ですが
ドアを閉めているのは明らかに運転手なので
「電車のドアを閉めます。」が的確な表現だと思います。
それには潔ささえ感じます。
やはり「誤探知」ではなく、
人為的なミスであるので「誤判断」
の方がより状況を表しているような気がします。
締めとして
とうとう新学期が始まりました。
例年通り、火曜日が研究日。
自由に勉強に使えそうです。
来週の14日からゼミにも参加し、
自分が関わっている文書については最善の努力をしていくつもりです。
3月31日に提出した課題については先生や皆さんの評価待ちですが
提出期限を守ることに最大限の時間をつぎ込み、
提出できたことはひとまず安心です。
渡辺ゼミの方以外は
なんのことやら分からない話になってしまいましたが
「死と病」「異文化コミュニケーション」「ステレオタイプ」
この3項目の完成が夏までの本業以外で私に課された課題です。
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「アタックナンバーワン」

2009-04-01 12:15:47 | Weblog
今回は「アタックナンバーワン」というカタカナ表記で
結婚式について書いてみたい。
数日前に職場の同僚の結婚式および披露宴に出席した。
このブログを職場の関係者も見る可能性もあるので
極力否定的な部分はカットしておきたい。

まず、驚いたのは結婚式場の場所だ。
かつて富士重工の大宮工場があった場所が大規模に開発され、
新たな町が出来上がっていた。
スバル車のステラという名と同じく、
そこは「ステラタウン」という名の町。
区画整理され絵に画いたように一戸建て、マンション、
そしてその中核にはステラモールというショッピング街と
イトーヨーカドーが鎮座していた。
イトーヨーカドーの正面には、
その町の中心部に突然現れたようなシンデレラ城風の建物、
そこが結婚式場だった。
このような新しい町には若い同年齢の人びとが住み活気さえ感じられる。
まさにそのような若い町にはシンデレラ城はぴったりなのだろう。
この町も建物も、そして住人もいつかは年をとるはず。
それほど遠くない未来において
老人だらけになった町に結婚式場を利用する客は
いなくなるかもしれないという不安。
たぶん葬祭センターとして転用するのではないかとも疑ってしまった。

一段高い場所にある式場を下りると、
イタリアのトレビの泉を模したような人工池があった。
後ろ向きにコインを投げる代わりに、
ブーケを投げるのが通例だが、
バレーボールをこよなく愛する二人の考えで、
ドレス姿の新婦がピンク色に塗られたボールを後ろ向きにサーブ。
サーブ失敗。
めでたい席なので「もう一度。もう一本。」
とは誰も言えずなんとなく転がったボールを高校生が拾っていた。

新郎新婦とも職場の同僚同士ということもあり、
参列者約100名。
その内の約30%以上が職場の関係者だった。
まるで、職員会議をしているような披露宴。
祝辞の4名とも学園関係者。
飲みすぎて取り乱すものなど誰もいなかった。

結びとして
最近は定番の結婚式から形式が少々変化してきていることを強く感じた。
まず、仲人をたてない結婚式が多くなったと思う。
形式的な仲人から二人の馴れ初めや人物紹介をするのではなく
パソコンで動画、アニメ、写真を編集したプレゼン形式が大きく取り入れられている。
今回は、新郎新婦登場の前にバレーボールアニメ「アタックナンバーワン」。
顔だけをアニメの顔と差し替える動画編集し「新郎の愛のアタック」、
「愛の勝利」という定番メニューから式は開始された。
(涙が出ちゃう♪女の子だもん♪)

エンドロールには感心。
出席者全員の名前がエンドロールに映し出された。
私はこの形式は始めて見たのでとても新鮮だった。
出席者名の上には、そのひとに対しての二人からのコメントが記されていた。
事務長名には体育館を新たに作ってほしいとのコメント。

教会に似せた建物、牧師に似た人物、
聖歌隊風の衣装をまとった従業員、
トレビの泉風の水溜り、
白い鳩の代用品としての天まで飛ばない風船。
舞踏会会場を模した披露宴会場。
疑似空間における疑似イベントであるからこそ
二人の愛は本物であることを願うばかりである。


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