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『旧制服少女によるママ活』

2018-11-27 07:07:07 | Weblog

女子校生という漢字での表記に比べてJK(ジェイケイ)という表記は中学生や高校生を消費の対象としているように私は感じてしまいます。

 

「売春」という言葉からは「違法」、「罪悪感」、「危険」などを感じる中・高生も多いのではないでしょうか。

しかし、「援助交際」、「出会い系」などと表現を変えることで、その罪悪感や危険感が薄まり、危うい行為への障壁が低くなるようです。

簡単にそこに足を踏み入れる中高校生が増えることを危惧してしまいます。

1994年に宮台真司さんは『制服少女たちの選択』を書いています。

そこでは女子中高生が援助交際をしたり、ブルセラショップで制服や下着を売ったりしている当時の社会現象が分析されていました。

 

援助交際に代わり、今流行りの言葉は、「パパ活」、「ママ活」でしょうか。

時代の進化とともに出会いの手段がテレクラから携帯アプリに変わったに手技ません。

「パパ」、「ママ」という身近によく耳にする言葉の使用により、その活動に参加するハードルが下げられているように思われます。

初めは見知らぬ年配の人と見知らぬ中高生が、ただ喫茶店に行ってパフェを食べて語るだけ。

そして、中高生は別れ際に交通費として少額の金額をもらう。

1時間程度我慢すれば、お金を手にすることができるのは彼女たちにとって幸せ感いっぱいに違いありません。

多分、それらの中高生は家庭内での自分自身への対応と比べてすごく大事にしてもらっている自分を感じるはずです。

しかしながら、パパ活、ママ活を利用する大人の最終目的はセックス。

何回かの面会を重ねて体の関係になっていくことは当然の流れではないでしょうか。

 

かつて、女子中高生と親父の関係がクローズアップされていました。

親父狩りなどという言葉もありました。

最近の話題は「ママ活」なのではないでしょうか。

先日も「東大や早慶生がママ活に殺到」との記事が書かれていました。

かつてより女性の社会進出が進んでいます。

宮台さんが調査した制服少女たちも、今ではママになっています。

そのような年を重ねた旧制服少女たちが若い男性と遊ぶことも当然のようにも思われます。

いずれにしても、参加の方法やその呼称を変えての出会いのハードルが下げられ危険が蔓延しているのです。

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『マスコミの危機対応』

2018-11-20 07:07:07 | Weblog

先日、大手町にある「読売新聞」社に行きました。

大手町の地下鉄C3出口の上に建っているビルです。

私が参加した目的は秋山仁先生の講演を聞くことでした。

日頃から仲良くさせていただいているある大学の先生に参加を誘われたことも今回出席させていただいた理由の一つです。

講演以外の参加目的は他の高校、大学、教育産業企業の方々との情報共有です。

 

講演者の秋山先生は講演慣れしていました。

自前の実験道具がずらっと講演台に並べられ

約100名の聴衆を飽きさせないような工夫がなされていました。

いつくかの話題の中で

私が興味を最も感じたのは穴あけ用のドリルの歯です。

通常、ドリルで穴を開けると丸い穴があきます。

しかし当日は、

三角形の穴があくドリルと四角形の穴があくドリルを見せていただきました。

なぜそのようになるのかを説明されましたが数学が苦手な私には理解不能でした。

実際に穴あけを見たことでそれは、大変興味深かったです。

 

読売新聞社がこのようなイベントを開く理由は、発行部数の減少対策だと思われます。

小学生、中学生、高校生が新聞に慣れ親しむ機会の提供の模索とも言えましょうか。

具体策として、例えば、

・ビブリオバトルという書評合戦の大会主催

・新聞記者を学校に派遣しての特別講義の実施

・新聞社見学

・新聞記事をもとにした論文課題とワークシートを無料で提供

 (添削指導は有料)

・「大学の実力」という年刊雑誌の発行

いずれにしても、新聞に興味をもって欲しいという大手新聞社の考えた手立てのいくつかです。

 

加えて、懇親会では日本テレビの方と名刺交換をさせていただきました。

最近、「日テレ」も中学や高校での出張講義をされているそうです。

内容はメディアリテラシー。

NTTなどの大手通信会社や新聞社が実施している「コンピュータリテラシー」に関しての出張出前講義内容との違いを伺いました。

その返答は、日テレ記者がいかに汗をかき、自ら取材しているかを語り真実となる記事が放送されることを伝える講演だそうです。

意地悪な私は彼女に再度、確認させていただきました。

それは、いかに日テレの報道内容が真実というフィルターを通っているかという自負ですか?と。

そこまでは・・。

テレ笑いしながら返答されていました。

いづれにしても、若者のテレビ離れ、新聞離れに対しての対応に違いありません。

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『マウントをとる?』

2018-11-13 07:07:07 | Weblog

最近多い学校で見られる事象。

それは夕方に母親から担任に電話がかかってくる相談。

具体的には自分の子どもが親に相談した悩みに関するものです。

絶対に学校の先生には言わないでという約束のもと、子どもは親に相談するようです。

すると、親、特に母親は子どもに内緒にしてくれと言われたが、学校に関してのことなので担任の先生にはお伝えしておきますと言いながら子どもから聞いた相談内容を担任に伝えてくるのです。

絶対に、これは内緒にしておいてくださいという言葉を最後に重ねるそうです。

それを聞いた担任の先生は対応に苦慮。

黙っているわけにもいかず、私に相談してくる事が多いのです。

悩んでいる先生に対しての私の返答は一つです。

それは母親に協力をお願いすること。

事が大きくなる前に問題解決したい。

不登校やいじめになる可能性もあるので、母親に協力をお願いしてくださいという促しです。

しかしながら、子どもと約束したので言えませんとの返答が多いのが現実です。

その理由は、先生に言いつけけたとの理由で子どもに嫌われたくない。

母親として子どもの悩みを受け止めてくれる子どもにとっての偉大な理解者でありたいとの気持ちがあるのかもしれません。

 

もっとも、クラス内やクラブ内で人間関係において亀裂が生じたら、その問題に関しては直接当人同士で解決するのがベターだと思うのですが・・。

生徒は生徒で仲間うちでの人間関係が崩れることを恐れて、生徒間では問題を解決できない事が実情です。

 

生徒間の問題行動のほとんどが、SNSを利用しての威嚇発言や誤解。

また、ドラえもんに登場するジャイアンがネット場にいるのです。

クラスメンバーを結ぶラインなどでのネットの場で特定人物が「マウントをとる」ことが行われる。

それは、ネット空間場のスクールカーストにおける支配者のような生徒。

特定人物の発言に同調して、ターゲットとされる生徒に向けられる悪意ある発言がネットにされるのですが、タイムライン上なので証拠が残らないのです。

それは意地悪が拡大して、いじめに発展していく構図にほかなりません。

 

上記の件とは、直接関係しませんが

多くの学校では学内での通信の管理を行うことが行われています。

それは生徒が使用するタブレットにゲームをダウンロードできなくしたり、特定のサイトの検索ができなくすること。

しかしながら、デジタルネイティブ世代の生徒たちは、そんなハードルを簡単にクリアしてしまいます。

ネットの管理下から抜け出すことを「脱獄」というそうです。

毎月の脱獄者の名前をリストアップしての個別指導が行われているのです。

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『渋谷区副区長、澤田伸さんの講演』

2018-11-06 07:07:07 | Weblog

渋谷区区長は長谷部健さん。

彼をサポートしているのが澤田さん。

2人は元博報堂の上司と部下の関係。

長谷部区長は先輩の澤田さんを23区初の民間人副区長に登用したそうです。

LGBTなど区長の発信はメディアを熟知した博報堂出身者ならでの行動を感じます。

 

さて、私は講演全体を通じて私は澤田さんからパワーを感じました。

最近の渋谷区においては

他の区と比較してお役所らしくないホームページに変革されたそうです。

「美味しいケーキ屋さんがシブヤ区にオープン」したというような情報提示もあるそうです。

 

澤田さんの一言で印象に残ったのは、

「同じ価値観の人が集まって会議しても何も生まれない」という一言です。

将来の危機や現在の組織運営に関して、狭い世界での会議の多さを感じている私としては大いに同意した次第です。

 

さらに澤田さんはラジオについても述べていました。

渋谷のコミュニティラジオ、87.6MHz。

従来のラジオは一方的なもの。

でも渋谷のラジオは住民が主役で、すでに約7000人の区民がラジオに出演していることを語っていました。

それは、まさに聞くラジオから出るラジオへの転換です。

さらに、副区長の澤田さんは毎週土曜に区民との対話をされているそうです。

 

教育については、すべての小中学校の生徒にタブレットを無償配布。

リクルート社のスタディーアプリという学習ソフトを採用。

アプリ学習をしている、していないは保護者も閲覧可能。

学習結果(弱点を含む)については、各生徒が在籍している学校に結果をフィードバックして効率的な教育を目指しているそうです。

 

行政だけではできない解決できない問題や課題事案を大手企業や、渋谷区内の大学などとコラボレートして解決を試みているそうです。

 

澤田さんは消費行動において言われているマーケティングモデルを否定されていました。

具体的には「AISAS」(Attention(注意)、Interest(興味)、Search(検索)、Action(購買)、Share(情報共有)」)は間違いであり、

「AIDMA」(Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)も同様だということ。

 

それは「感情」が全ての先に来るということ。

その人の思い出やブランドも「感情」がさき。

 

マーケティング的な手法による注意、興味から始まるブランディングは渋谷区には要らないということ。

渋谷は「シブヤ」。

それは、文ではなく絵本型のストーリーテリングが提案される街。

「好奇心」に人が集まるので

渋谷という街にいかに好奇心をインストールするかが行政として重要だと言われていました。

 

しかしながら、ハロウインでは皮肉にも好奇心で多くの人が渋谷に集まった故に起きた騒動という見方もできるのです。

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