芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『年末の旅』 皆さま良いお年を!

2015-12-29 07:07:07 | Weblog

先日、職場の同僚と我が愛車「ビート」(1991年製)で鬼怒川に行ってきました。

それは東京から一般道を通っての旅です。

途中休憩は、佐野にあるラーメン店でした。

「唐沢亭」

地元のご老人も数多くいることからも分かるのですが、

すごく優しい味の手打ちラーメンでした。

最近食べたラーメンの中ではダントツに美味しかったです。

ぜひ、お近くに行かれた際は立ち寄ってみてください。

 

「大谷記念館」

に初めて立ち寄りました。

大谷石採石場跡地を見学できるように整備して観光客を呼び込んでいます。

地下にいる独特の冷ややかな感じと、

天井から漏れてくる光が地下の大谷石の壁や床を照らし出して幻想的でした。

中にいる職員の方に聞いたところ、

それまでは、土台とされた大谷石が有名になった理由は、

本館は壊れても大谷石で建造された帝国ホテル別館は関東大震災に耐えたそうです。

それ以来、人気が出たという理由を教えていただきました。

また、地底にステージのような場所があり、

PVや映画撮影などで使用されているそうですが

それ自体は、トラックの荷台の高さになっていて、

そのステージの所に、切り出した大谷石を積んで、

それからトラックの荷台に乗せた話も伺いました。

昨年、「足尾銅山」観光したのですが、その何倍も感動的でした。

 

翌日、訪問したのは足利にある「ココファーム」

というワイナリーです。

ここは知的障害者自立支援を目的に作られたワイナリーです。

ここでの食事や、ここでワインを購入することが作業に従事している人々のためになると思ってワインを数本購入しました。

************************

今年最後のブログとなりました。

このページへの毎日100以上の閲覧に感謝します。

今年は毎日毎日が忙しくて、

それをこなすことで1年が過ぎてしまったように感じております。

時に流されたのか?

それとも時という波に乗ったのか?

何れにしても波の前に進むことを来年は試みたいと思います。

まさに「パクリンピック」の一年が終わります。

皆様にとって来年も(は)良い年でありますように!

そして私にとっても。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古市憲寿『保育園義務教育化』を読んで

2015-12-22 07:07:07 | Weblog

 とても文体は柔らかく読みやすい作品でした。

彼の著作の『絶望の国の幸福な若者たち』、『希望難民ご一行様』を読んだことがあります。

古市さんには「若者論」の印象があったのですが、

「保育園」というタイトルには少々疑問を感じながら注文しました。

読み始めると、内容が豊富で面白くて一気に読み終えてしまいました。

何箇所か興味深い箇所をご紹介したいと思います。

 

・ハンガリーでは2014年から3歳からの義務教育が始まった。

・母親と子どもが「一体」であることが求められているのだ。子どもが泣くのも、全部母親のせい。

この国では「お母さんというだけで「人間」扱いしてもらえなくなる

・都心にはオムツを売っているコンビニが少ない。・・それで結局「Amazonファミリー」に頼る人が多いようだ。オムツとおしりふきはいつでも15%オフ、それを最短当日に無料配達してくれる。・・なぜかアメリカ企業が都心のママの子育てを支えているのである。

・「努力ができる」という能力は、子どもの頃に身につけた習慣に大きく影響されている可能性が高い。

・今から1000年ほど前、捨て子は日常茶飯事で、それを助けようとする人もいなかった。赤ちゃんは無防備のまま放置され、牛や馬に踏み殺されたり、犬に食べられてしまうことが多かった

・1780年に産まれた子どもは2万1千人。そのうち母親のもとで育てられた子どもはなんと、1000人にも満たなかった。

・「女性が育児をするものという考え・・大正時代に都市部から始まり、昭和時代に徐々に庶民の世界にも拡大していったらしい。

・1930年の段階で、「サラリーマン」と呼べそうな人は日本全体で約200万人しかいなかった。今から考えればとんでもないエリートである。

・日本で女性の働いている割合が最も少なかったのは、1975年

・日本政府の本気度が見えない最たる例は、待機児童問題だ

・生涯未婚率は2010年で約15%、2030年には25%が生涯独身となる

・独身の30代前半、4人に1人は童貞・処女

・昔の若者のほうがセックス経験率は低かった

・今や20代男性の平均年収は348万円、25%が非正規

・フランスではすでに3歳からの保育園は無料だし、その義務教育化も検討されている

 

これだけの内容で1000円。

100%保育園義務化に賛成です。

ぜひ、一読をお薦めします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

盛田茂『シンガポールの光と影』を読んで

2015-12-15 07:07:07 | Weblog

 Juwat研究室に集う研究者の盛田さんが「シンガポールの光と影」という書籍を出版されました。

 「シンガポール」について

地上200mの屋上の舟形プールが特徴的な「マリーナベイサンズ」や「リゾートワールドセントーサ」などが話題となっているように

私のその国に対してのイメージも「美しい国」であり、

アジアのハブとしても「経済の発展している国」であり

そして、新婚旅行で行った国といったところでしょうか。

 

まさにシンガポールは我々日本人にとっては、

観光として行きたい「美しい国」だと思います。

したがってシンガポールについては多くの観光案内ブックが出版されています。

しかし、シンガポールの映画分析を通じて、

シンガポールと言う国を理解するような論文や書籍は盛田さんの作品が初めてです。

 

この本は博士論文にかなり手を加えてあるために、

とても読みやすい作品になっています。

なんと帯にはあの有名な内田樹さんの推薦の辞も書かれています。

読んでいくと分かるのですが、

数多くのシンガポール映画を視聴し、

さらに映画監督などからの聞き取り調査などを行い、

内容に厚みが感じられます。

日本語でもなく、英語版でも無い華語や方言も混じった映画視聴にはかなりの時間を要したと思われます。

 

さて、シンガポールのエレベーター内には「Fine」の注意書きが目立ちます。

つまり法に反することをすれば、厳しく罰する。

それが社会の姿勢です。

経済の反映を成し遂げたシンガポールが次に狙うのは、

映画制作に代表される文化産業だそうです。

映画産業を育てたいが、自由には作成させたくないシンガポールは厳しいレイティングシステムを採用しています。

例えば、

PG・・成人保護者の助言や指導が適当

R21・・21歳未満の鑑賞禁止

NAR・・上映禁止

 

レイティングにかからないように、それを掻い潜りながら他民族の問題、貧富の差の問題、言語の問題を映画で表現している作品紹介事例がこの本には取り上げられています。

 

盛田さんは影の部分について書かれています。

「政府は、経済発展を基盤とする近代化を推進する上で、言語政策と文化・芸術政策の維持は必須の政策だと確信している。しかし、多言語・多文化社会を標榜しておきながら、方言と大衆文化を無視した結果は、今や同国の歴史を語り継ぐ上で、深刻な障害となっている。」

 

これで、書籍紹介を終えたいと思います。

沸点の低い盛田さんに怒られないかが心配です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ストレスチェック』

2015-12-08 07:07:07 | Weblog

What is it that makes people feel stress? One factor is the degree of control they have over an unpleasant situation. Both animals and humans have been found to cope better with painful or threatening stimuli when they feel that they can exercise some degree of control, rather than being passive and helpless victims. Such a sense of control can help reduce the negative consequences of stress, both psychological and physical.

In one well-known experiment, a scientist gave electric shocks to pairs of rats. In each pair, one of the two animals was given a degree of control over the situation; it could reach through a hole in the cage and press a panel that would turn off the shock both for itself and for its partner. Thus, the two rats received exactly the same number of shocks, but one was passive and helpless, and the other was in control. After a continuous 21-hour session, the animals were sacrificed and their stomachs examined for ulcers. Those rats who could exert control had fewer ulcers than their helpless partners.

The sense of control benefits humans, too. For example, the loud music coming from your stereo is not stressful; in fact, it’s quite enjoyable. But the same music coming from the place next door can be terribly irritating and stressful. Merely knowing that one can control a noise makes it less stressful.

Personality is another key factor that influences the degree of stress one experiences. It has been found that there is a certain kind of person who can resist stress. People who cope well with stress tend to be committed to what they are doing, to feel in control, and to welcome moderate amounts of change and challenge. These people experience fewer physical illnesses than those with other kinds of personalities.

Until recently it was generally believed that, to maintain good health, people should avoid stress. But the desire to avoid stress may lead people to lose potentially beneficial changes in their lives, such as getting a better job or a promotion. Besides, the attempt to avoid stress is often unrealistic. It is also true that, if people do not confront a certain amount of stress in their lives, they will end up being bored from lack of stimulation, and this can be physically harmful. Thus, each person needs to come to terms with stress in his or her own way, sometimes trying to avoid it, but sometimes accepting it or even seeking it out as a challenge to be mastered.

 

 上記の英文は大学入試問題を解く演習で最近扱った問題です。

実際にはZKAIの問題集に掲載されている関西大学の「ストレス」についての英文です。

 

現代はまさにストレス社会。

ストレスに押しつぶされて病気になってしまうことも多々あると思われます。

また、ストレスに耐えられなくてその場やその状況から逃げ出してしまいたくなることもあるでしょう。

 

まず、この英文を読んで思ったのは、

なぜ「ストレスを感じるのか」という要因を理解しておくことの大切さです。

それをわかっているだけで、救われることがあるかもしれません。

受験というストレスを感じている生徒にとっては、

これは単なる英文読解練習だけではなく

内容理解により新たな知識が追加されました。

読後においてストレスに向かう姿勢や考え方が変わる気がします。

「ストレスって悪いことばかりではないよ」という救いにもなりそうです。

 

ところで、12月1日から従業員50人以上の事業所に「ストレスチェック」が義務化されました。

医療費削減等が目的のようですが、

産業医から披検査者へ結果が伝えられ、

状況に応じて披検査者が事業所に相談する流れのようです。

過酷な労働時間を課す等、就業時間も厳守できないブラックな企業が社会問題化されています。

そうであれば

精神的に参っている病気を抱える従業員に対しての的確な処遇や配慮がなされるとは到底考えられません。

福利厚生にも恵まれた一部の大企業に勤務する従業員にしかこの制度は該当しないように思えてしまいます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『行方不明児童の捜索』の伝え聞き

2015-12-01 07:07:07 | Weblog

私の勤務校では朝のショートホームルームの時間を利用して生徒の出欠確認を行います。

事前連絡がなく、不在の場合には該当生徒の自宅か保護者の携帯電話に連絡をいれています。

保護者が不在や電話に気がつかず応答しない場合もあるのですが、

まずは確認。

学校としてアクションを起こしたことを示すためにも何らかの着信履歴を残しています。

伝言が残せる場合には、必ずメッセージを残すようにもしています。

 

さて、同居人34が勤めている小学校でも同様のようです。

先日、事前の連絡も無く小学校1年生の児童が登校していないので

直ぐに担任が自宅に電話連絡をしたところ

母親からは定刻に自宅を出たことが確認できたそうです。

 

事故か?それとも事件か?

母親にも心当たりのある場所を探してもらうとともに

小学校の教員もすぐに行動に移したそうです。

具体的には直ぐに管理職が空き時間の教員を招集。

担任でなく、非常勤であり持ち駒が少ない(担当授業時数が少ない)

そして足が速い「34」も捜索隊に加わるように指示が出されました。

召集された教員数名が手分けして学区内を隈なく探したそうです。

捜索されている小学生自宅玄関前にはランドセルが乱雑に置かれたまま。

寒い朝の時間帯に学区内の公園、公園のトイレ、コンビニ、その他小学生が行きそうな場所を隈なく探したそうです。

 

行方不明の児童を見つけ出したのは「34」だったそうです。

自分だったら何処に隠れるかを予想して探したところ、

自宅と隣家の間にあるブロック塀に身を隠していたそうです。

発見時にはお漏らしもしていたとのこと・・。

直ぐに心配している母親に知らせるとともに、自宅に帰したそうです。

 

心配から解放されて母親はすぐに子供をバスルームへ導き

シャワーを浴びさせたとのこと。

その間中、家の外に取り残された教員たちは待ち続けたとのことです。

母親からの感謝の言葉もなく・・。

 

それにしても小学校の先生もたいへんです。

学区(通学の区域)も把握しておかなければいけないのですね。

 

++

時に交通指導を行う緑のおじさんに対してもクレームの電話が入るそうです。

うちの子は確かに悪かったかもしれないが、発せられた言葉が厳しいと、学校に行きたくないと子供が言っていると・・。

 

「なんだかな~。」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする