芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『オリジナルのお礼文』

2011-02-22 12:05:18 | Weblog

先週降った雪が嘘のように今日は雲ひとつない晴天だ。

身内の葬儀から一ヶ月が過ぎ、いよいよ今週末には納骨だ。

葬儀の裏方としての仕事もこれで一段落。

やれやれだ。

私自身、少々疲れ気味なのも、

セレモニーを通じて少しでも心に残ることを企画・提案したからかもしれない。

その中の一つが下に示した会葬御礼文だ。

ありきたりの定型文でなく、オリジナル。

会葬者一人一人とお話は出来ないが、その方々に向けた心からのお礼文。

 

結果として下記の文章の賛否は分かれてしまった。

↑今まで見たことのない斬新な会葬お礼文

↑故人の人柄が伝わってくる

↓筆者の自己満足陥っている

↓文章が尻切れだ

 

新たなことを試みると何事においてもご批判を受けてしまうことを再確認したしだいである。

マイナスのコメントをお聞きすると少々疲れてしまうというのもホンネである・・。

私が書いた文章ではないが、下にその会葬御礼文をご紹介して本日のまとめとしたい。

―――――――――――――――――――――――――――――

桜の花がとても好きでした。

建て替える前の旧家の角に、

故人の両親が植えた桜の木がありました。

太く大きくなり、毎年、三月末にはいっぱいの花びらを咲き誇らせ、

区の保存樹にも指定して頂いた桜です。

この桜を母はこよなく愛しておりました。

桜はパッと咲き、あっという間に散る潔さが身上ですが、

母は穏やかで争いごとを好まず、常に控えめであったと覚えております。

 

大正十二年の関東大震災の五ヶ月前に生まれ、

先の大戦の砲火をもくぐり抜け、

この地、○○・▽▽の地に移り住んで、八十有余年、

地元の皆様、近隣の皆様、

そして晩年は△クラブの職員の皆様にも支えられ、

天寿を全うできたと感謝申し上げます。

 

母から学んだことは三つあります。

先ず、利己よりも他者への思いやりが最も大切であると言うことです。

二つめは、心の広さを持つためには知力に勝るものはないと言うこと、

生涯勉強すること、研究することです。

最後は、正しさを追い続けること、真面目であること、誠実であること、

その為に、最後尾を行こうが、先頭を歩もうが、

たとえ一人になっても挫けない勇気を持てるように努力することです。

 

三つのことを直接言われたり、諭されたりしたことは全くありません。

どちらかといえば、その逆の地味でか細い人生だったのかもしれません。

 

母○○は、平成二十三年一月六日、数え△△歳にて

静かな眠りにつきました。

 

生前 賜りました皆々様のご厚情に深く感謝申し上げます。

本日のお会葬誠に有り難う御座いました。

略儀ながら書状にて厚く御礼申し上げます。
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『式とセレモニー』

2011-02-15 12:28:24 | Weblog

10代の生徒にとって式典といったら入学式、始業式、終業式、そして卒業式だろう。

その後に迎えるのが、成人式だろうか。

一般的には20代は結婚式、そして当然のことながら年齢を重ねると葬式への参列回数が増していく。

「式」とは行事や儀式のことである。

祝儀、不祝儀の両方に利用されている語である。

「式」に該当する英語は「セレモニー(ceremony)」。

現代の日本では、カタカナ語としてのセレモニーは不祝儀に限定された意味として利用される場合が多いと思われる。

それはネットでセレモニー検索すれば、それは一目瞭然である。

今回この話題を書いている理由は、

先週、身近にいる生徒が突然なくなったからだ。

私は学校の責任者として亡くなった当日から、

通夜、そして告別式とセレモニー会館に通いつめた。

朝、亡くなったという訃報の連絡を受けたのは私だった。

彼女はバドミントン部と軽音楽部の2つのクラブに所属していた。

欠席もなく毎日登校していた彼女だった。

亡くなる前日まで授業を受けていた彼女。

教卓の前列に座り、授業をしっかりと受けている彼女でもあった。

病気療養中でもなかったので、

連絡を受けた際には本当にビックリしてしまった。

その時には死亡原因が明確でなかったので交通事故であろうか?

または自殺であろうかと様々な憶測をしてしまった。

当日自宅に訪問し、直接、保護者と2時間ほどお話をさせて頂いた。

死亡原因は心臓麻痺(突然死)。

夕食はおでんを食べたそうだ。

9時代のテレビ番組を観ながらあんな人が彼氏だったらイヤだと母親と歓談したそうだ。

その後、入浴。

あまりにも、入浴時間が長いので母親が風呂場に行ってみると浴槽内で彼女は亡くなっていたそうだ。

自宅での死亡であった為に第一発見者の母親は6時間も警察署で取調べをうけたそうだ。

数日後に遊びに行くためにディズニーランドのチケットが枕元に置かれていた。

それは如何に突然の終わりがやってきたことを表わしていた。

人生は本当に突然の終わりがやってくることを改めて感じた出来事でもあった。

 

無宗教の形式の葬儀に初めて参列させていただいた。

お坊様の読経はなく、故人に対してのメッセージが親、友人、担任から読まれていた。

高校生の死ということもあり、送付されてきた故人宛のメールが代読されてもいた。

メールの代読は、今風だな~と関心したりもした。

 

初めての無宗教の葬儀もなかなか良いと感じることが多かったのだが、

せっかくのお別れ会での代読者(業者)が読み間違えを何度もしていたのは気にかかった。

さらに、式典中に式進行についての打ち合わせをしている姿も気にかかってもしまった。

気にかかり始めると、葬儀業者として裏方としての身のこなし、所作の全てが気になってしまった。

葬儀業界はまだまだ人材が不足しているのかもしれないが人材教育をしっかりしてほしいとも思ってしまったことも付け加えておきたい。

仕事をしながら葬儀に関してのNPOでも立ち上げようかな~。
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『観光客な私』

2011-02-08 16:12:44 | Weblog

今週は、いろいろなことがあった週だった。

その中で2点ほど紹介しておきたい。

まず、約30年ぶりで大学時代の旧友に会ったことだ。

サークルの同期だったK

財務省の官僚であり、生保損保の監督業務をしているそうだ。

当日は参加していなかったが同じサークルにいたDは国税専門官をしている。

地味な大学の地味なサークルだったから堅い仕事についている同僚が多いのかもしれない。

さて久しぶりにあって酒を飲み交わすとあの時代の関係に直ぐに戻ってしまう。

お互いを呼び捨てにするのが普通の関係。

そして、私の4畳半の下宿に7名が雑魚寝したことを懐かしく語ったりもした。

開成高校OBI君の予約した店は錦糸町にある花子。

それ程いかがわしい店ではないが、

店員の女性たちのコスチュームがまるで水着のようだった。

店舗にいる客は皆、中年の男性だらけ。

トリスのウイスキーと提携しているようで、

それを注文すると店内の女性店員全員が歌いだしてた。

♪ト、ト、トリスのウイスキ~♪

私もそのオジンの中の一人なのだがその異様な光景に驚かないではいられなかった。

 

そして今週はまたまた、清水へ帰ってきた。

今回は自動車で帰ったので観光客のような気分になれる帰省となった。

富士川サービスエリアでは、下りから歩いて上り車線に移動。

しぞ~かおでんのクロはんぺんに味噌と青海苔をつけて食べた。

そして富士宮焼きそば。

ブームに流されて、B級グルメに手を出した自分自身に反省しながら賞味した。

決して美味しい物ではなく、

普通の焼きソバとの違いを際立たせるために

ゴムのような食感の麺を採用しているようだ。

話のネタとなったが二度と食べることは無いと思う。

 

昼食は清水の高級寿司店。末広

ランチタイムはお得価格になっているがそれでも一人前5500円。

中トロはすごくおいしい。

さらに〆のマスクメロンの美味しさはピカイチだ。

でも、しばらくは末広に行くこともなさそうだ。

 

夕飯はちゃんこ江戸沢でちゃんこ鍋を食した。

翌日は、観光客向けの魚市場にいった。

年をとってから好きになった黒はんぺん。

手作りはんぺんを大量に買い込んだ。

食べ方は、ワサビしょう油をつけてそのまま食す。

或いはゴマ油をひいてフライパンで軽く焼いて、

又はカレーパウダーをまぶしてフライにして食べる。

さらに、鮪専門の小川で次郎長定食。

2センチの厚みのある鮪の刺身。

食べごたえありだ。

さらに観光客気分で市場で、冷凍マグロの固まりも購入した。

なんとも観光客な気分になった帰省だった。

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『にわかコメンティターとにわかファン』

2011-02-01 12:00:09 | Weblog

2月1日。
都内では本日から私立中学入試解禁だ。
そして本日から、
日本のプロ野球はキャンプ解禁だ。
今年の話題は早稲田大学のハンカチ王子、斎藤投手だろう。
テレビに取り上げられる球場は、来場者の多さは報道されるが、
実態として若い女性の数が少ない様に思われる。
たぶん自主トレの球場が千葉県の鎌ヶ谷市にあるという立地条件と
平日の昼間時間帯の練習という時間的な制約から
彼と同世代のファンが少ないのだと思われる。
ファンとして球場に足を運んでいるのは
いわゆる団塊の世代と言われる人々。
その中でも時間を持て余している「にわかファン」が集まっているのだろう。
彼の優秀さからか、彼のコメントはそつがない。
メディア、特にテレビ受けするような短めのインパクトのある物である。
斎藤投手にちなんで、
新しいメニューが開発されたことも話題にしてニュースに花を添えている。
北海道ではジンギスカン、本日から開始される沖縄の那覇ではソーキそば。
テレビ局が取り上げる定番の内容である。
逆に、取り上げてほしい地域やそこに点在する商店にとっては「パブリシティー」(無料でメディアに取り上げてもらうこと)である。
定番の話題が取り上げられるほどメディアはインパクトのある話題に飢えている。
さらに食べ物ネタが多いのは、撮影スタッフ(クルー)がお相伴にあずかっているのだろうとも勘ぐってしまう。
昨年、西武ライオンズに入団した大物ルーキー菊地投手は、公式戦にでることもなく低迷している様だ。デーブコーチに暴力を振るわれた被害者としてその名が登場したくらいである。
メディアにとりあげられることもなくなってしまった。
斎藤投手の活躍を祈るばかりである。

野球のキャンプインの数日前に行われたサッカーのアジア杯で日本が優勝したことを平常以上に何度もメディアがとりあげていた。
ワイドショーでも。
私はアジア杯決勝後のメディアの取り上げ方にも違和感を感じている。
決勝点をあげたFW李選手を過大にとりあげ、
韓国の国籍か、日本の国籍取得選択かを
如何に悩んだかを誇張して報道しているように思えてしまう。
また、ザッケローニ監督采配の素晴らしさを
テレビコメンテーターという肩書きのにわかサッカー通がにわかファンに向けて解説し、賞賛しながらコメントを述べている。
ザッケローニ監督を賞賛すればするほど、
岡田前監督采配を批判していると感じてしまうのは私だけだろうか。

*入試業務から開放された私は温泉につかりながら心身を休めています。

 

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