先日、職場内結婚の発表が朝礼時にあり、多くの人が驚きました。
最近は職場内結婚をしても旧姓のまま同じ職場に残ることが続いています。
小さな学校でもあり夫婦が同一職場にいることを気にされる方も多いようですが、私はまったく気になりません。
1人1人の個人が、たまたま同じ職場の同僚と結婚しただけ位にしか思っていないからです。
しかし、喧嘩をしたら職場も家庭も同じでは、ご本人たちが辛いかもしれないことを心配してしまいます。いや、そもそも喧嘩などしない、仲良しカップルかもしれませんが・・。
さて、結婚について確認をしておきたいと思います。
1935年に見合い結婚は69%でしたが、現在では7%程度に急減しています。
逆に恋愛結婚は13.4%から86.6%に急増しました。
それは地縁・血縁が希薄になり、社縁に変わったことと関係しています。
さて、恋愛結婚のきっかけは仕事・職場、兄弟・友人・姉妹、そして学校でを合計すると70%以上を占める割合です。
地域の親戚の世話好きなオバさんが結婚仲介をしていた地縁、血縁による紹介もあった時代から会社縁の時代になったことを考えると私の勤務先の職場内結婚も不思議な現象ではないのかもしれません。
婚姻率は1947年12%でしたが、2012年には5.3%と減少しています。
初婚年齢は1950年に夫25.9歳、妻23歳でしたが、
2012年に夫30.8歳、妻29.2歳と上昇しています。
→婚姻率が低下して、結婚する年齢も遅くなったことがこの数字からわかります。
男性50歳の未婚率は1950年2.5%でしたが、2010年19.3%、
女性50歳の未婚率は1950年4.6%でしたが、2010年9.9%まで上がっています。
→50歳を過ぎての未婚率の上昇は無理して結婚する必要もないことを示していると思われますし、今後女性の未婚率はきっと上がっていくのでしょう。
離婚数も年々増加しています。
1950年約7万5千組が、2010年には25万組以上になりました。
離婚を理由とする母子世帯数は1998年に60万世帯でしたが、2011年には130万世帯と倍増しています。
→無理して我慢して結婚しているよりも、自立し自分らしく生きる生活を選ぶ女性が増えた数字だとも思われます。
最後に内閣府発表の「交際をする上での不安」です。
1位 異性に対して魅力がないのではないか(男性46%、女性49.8%)
2位 異性との出会いの場所がわからない(男性38.8%、女性47.1%)
3位 (男性)どのように声をかけてよいかわからない(37.9%)
(女性)自分が恋愛感情を抱けるか不安(40.3)
4位 (男性)どうしたら恋人になれるかわからない(33.5%)
(女性)どのように声をかけてよいのかわからない(29.9%)
5位 恋愛交際の進め方がわからない(男性32.3%、女性29.2%)
→見合い結婚から恋愛結婚が増えた数字は確認しましたが、恋愛の仕方がわからないのには驚かされました。
結婚数も増えないでしょうし、その先にある少子化問題もそう簡単に解消されそうにはありません。