芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『ひな人形』の購入

2022-02-22 07:07:07 | Weblog

かつてわが家の男の子の祝いには親から兜の人形をいただき、親戚からは武者人形をいただきました。

親戚にも祝っていただけたことは嬉しいかぎりでしたが、自分の好みとは異なることに加え、それら人形の置き場所にたいへん困ったという記憶があります。

 

私は子どものために鯉のぼりを購入しました。

庭にポールを立てて鯉のぼりをなびかせるという私の小さな望みは実現しましたが、毎日の掲揚と、その片付けがたいへんであることも経験しました。

 

現代のひな人形の売れ筋は「おだいりさまとおひなさま」の二体だけが主流です。

特に、都内の場合にはマンションに暮らす共働き夫婦が多いので、セッティングも楽であり、場所をとらないコンパクトなひな人形が人気のようです。

 

さて、数か月前からパートナーが孫にひな人形をかってあげたいと言い出しました。

「いらないんじゃないかな」。

「どうしても買いたければ、数年後に親が子どもに買ってあげればよいのでは?」

と何度もやわらかな否定を発信してきたのですが・・。

私の言うことには耳を傾けません。

フーテンの寅さんのような息子はこの件については無関心であり、無反応。

とうとうパートナーは義理の娘を説得してひな人形を購入してきました。

 

都内のデパートを何件か回ったのですが、お気に入りの品に巡り合えなかったようです。

結果として、所沢にある大きな老舗の人形店での購入となりました。

その店は市内の小学生の社会科見学場所になっているほどの大きな店舗。

購入先として選んだ理由は、義理の娘と寅さんの中学時代の同級生一家が営んでいるからです。

 

ひな人形を購入後に中学時代の同級生であることを店員さんに打ち明けました。

人の縁は不思議なものです。

何人もの店員さんがいる中で、マンツーマンで商品説明を担当したのは同級生のおばあさま。

そのおばあさまの娘さんが嫁いだ板橋区の産婦人科で義理の娘と孫が誕生したことが分かりました。

多くの人が出来るだけ関わらないで暮らしている東京なのに、地方での人間関係を感じるような近い人間関係。

世間は狭く、人との縁が繋がっていることの不思議さを強く感じました。

追伸:寅さんが率先してひな人形を飾っていたとの報告を聞き一安心です。

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『保護者からのお願いとその対応』

2022-02-15 07:07:07 | Weblog

先日、保護者からの電話がありました。

その内容はバレンタインデーに関してのこと。

その依頼の内容は在籍している娘さんがバレンタインデーに友人との手作りチョコレート交換を予定している。

コロナ禍でもあり、手作りチョコの交換は衛生面でも不安なので辞めさせたいが、子どもを説得することができない。

学校として全体に対して何らかの注意喚起をして欲しい、止めさせて欲しいとのことでした。

 

私の返答は、今までもバレンタインデーのチョコレート交換については見て見ぬふりをしている状況。

何らかの注意喚起を全体にすることで、学校がチョコレート交換を奨励しているように捉えられても困る。

しかしながら、保護者のお気持ちは十分に理解できますので何らかの対応はさせていただきますと返答して電話を切りました。

 

・コロナ禍での手作りチョコの交換は衛生面でも不安であり、バレンタインデーにチョコレートを学校に持ち込むことは禁止にしている学校もある

・人間関係の結びつきの確認(私たちって友達だよね)や継続(ずっと友達でいようね)というような結びつきの証を止めづらい年齢でもある。

チョコレートの「交換」は「好感」の確認と継続か?

・どうしても、バレンタインデーにチョコレートを渡したいのであれば、市販品のチョコレートにメッセージを添えて渡してみてはどうか

上記のようなことを朝礼や終礼などの時間帯を利用して担任メッセージを発信してほしいとのお願いをしました。

 

こちらからすれば、学校が対応する問題ではないのではないかと思いますし、本当にめんどうな話です。

 

コロナ禍において蓄積されたストレスが学校に向かいやすいようです。

公立ではなく、私学であれば保護者の意見を聞き入れてくれるのではないかとの保護者の思い込みもあるかもしれません。

そのような状況の反映か今年度の入試において、都内の多くの私学が志願者を伸ばしているようです。

噂では、募集人数の2倍以上の入学者が予定されている学校もあるそうです。

2倍というとそれほど多く感じない方もいるかもしれませんが、

学校でいえば1学年8クラスの学校が16クラス。

仮にバス旅行をしたら、1号車から16号車までの車が連なるのです。

ベビーブーマー期でもないのですから、その数の多さには驚きです。

 

同様に私の勤務校も収容能力を超えて多くの生徒が入学しそうです。

もちろん、それに伴い物言う多くの保護者が増えるのですが・・。

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『コロナ対応の授業と問題』

2022-02-08 07:07:07 | Weblog

コロナのオミクロン株が猛威を振るっています。

1日2万人を超える新規感染者数にも慣れてきました。

さて、職場では

生徒は週に2回は登校しての対面授業、残りの日々はリモート授業となっています。

コロナが心配であるという保護者からの声への対応と自宅にずっと居られても困るとの声に対応したものとなっています。

非常勤講師の場合には全て自宅からのリモート授業で対応してもよいとしています。

しかしながら、専任教諭の場合には基本的には毎日出勤しての勤務です。

一般的に教員の仕事として授業が三割、それ以外の生徒や保護者対応業務が7割とも言われているので出勤しての業務遂行は仕方ないのかもしれません。

出勤してのリモート授業は各教室にiPadが設置されており、それが1日中黒板を使用して授業をする教員を映し出している形式です。

つまり、殆ど平常の授業と代わらないスタイルでの授業。

ただの映写とは異なるのは、iPadを利用しているので、こちらから課題を一斉に送信したり、生徒各々に課題を提出させたりすることが容易であるということです。

 

リモート授業に慣れてきた生徒の中には、登校した際の対面授業に耐えられないという生徒も僅かですが出てきています。

彼らが逃げ込むのは保健室ですが、そこは居心地の良い空間ではありません。

だって、咳をしている生徒、熱を出している生徒等の病人がいるのですから・・。

 

時に教室に生徒がいないことが大問題となります。

預かっている生徒が学内にいるのか、それともいないのかの把握は学校としての責務だからです。

校内にいるのか、それともいないのかを把握のために私の勤務校では、生徒の通学バッグにIC「タグ」を入れさせています。

その名も「ついたもん」。

それにより登校、下校で正門を通過すると保護者にメールが送信されます。

登校したかどうかは教職員がパソコンで確認することも可能となっています。

 

登校しているのに教室にも保健室にも、そしてカウンセリング室にもいないことが時に大問題となります。

その時には屋上やトイレを含むすべての場所を職員総出で学校中を探し回ります。

捜索時に、居る可能性のある場所、逃げ込む可能性のある場所は「トイレ」です。

 

かつての学校のトイレの個室は和式であり、汚くて臭い場所の代表でした。

しかしながら、現在の学校のトイレの個室は快適です。

冬でも便座が温かいので、個室も寒くはありません。

他者と隔てる快適な場所ともなっています。

当然のことですがトイレで食事をする「便所めし」をする生徒がいても不思議な話ではないのです。

学校中のトイレを見回る仕事が今日もありませんように!

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『卒業アルバムへの個人写真の掲載』

2022-02-01 07:07:07 | Weblog

 卒業式の必須アイテムとして卒業アルバムは欠かせないのではないでしょうか。

卒業アルバムの購入価格は15000円~20000円程度と高価です。

学校に出入りしている写真屋さんが入学式、体育祭、学園祭などのイベント時に撮影した写真を撮っているので業者の変更がなかなかできない仕組みになっています。

卒業生にアルバムを手渡す時期を3月から6月に変更する等すれば、価格を下げての納入も可能です。

しかしながら、卒業式にアルバムが渡されて白紙のページに友だちに卒業メッセージを書いてもらうことも毎年恒例の儀式。なので配布の時期はなかなか変更できないようです。

 

卒業アルバムは個人写真、クラス写真、部活写真、3年間の行事等がひな型として用意されています。

私の勤務校ではクラス写真のみ、クラスで自由に作ってよいことにしています。

ただし、クラス全メンバーの顔写真が見開きのページに載ることを条件付きですが。

 

 さて、実は今年問題が起こりました。

それは卒業アルバムに個人写真を掲載したくないという生徒からの申し出があったのです。

写真屋さんの話では、他校でもそのような現象がおこっているようです。

今まで高3学年の途中で退学した生徒がいる場合には、その個人写真を掲載せずにそのスペースに花のイラストなどが差し込こまれていました。

しかしながら、在籍している生徒の顔写真を掲載しないのは初めての申し出でした。

掲載したくない理由は、自分の顔が気に入らないからだそうです。

だから自分の顔をアルバムに残したくないとのことです。

授業を担当している私がみても彼女は、ごく普通のかわいらしい女子高生。

そんな彼女は高校卒業後、大学入学前にすぐに美容整形手術を受けることを計画しています。

 

この件を考えてみると

スタジオアリス等のプロショップで実物以上によく見える写真を子どもの頃から撮ってきた世代。

プリクラで自分の顔写真を「もってきた」世代かもしれません。

二重瞼にするなど「プチ整形」を気軽にしている生徒も増えています。

アイプチの使用で注意を受ける生徒数も減ってきてもいます。

実際に卒業アルバムの個人写真の編集は生徒自らは加工できません。

せいぜい、2枚の中から気に入った一枚を選ぶ程度の選択。

該当する生徒の保護者にも確認したところ、娘の意志を尊重してくださいとのこと。

お母様も若い時に美容整形手術を経験されてもいるそうです。

 

iPhoneなどでいつでもどこでも気楽に写真撮影が可能となりました。

それらをいつでも加工したり、共有したり、拡散することも可能な時代になりました。

そのような時代において卒業アルバムは必要であるかどうかを考える時期に来ているのかもしれません。

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