芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

「不思議な愛校心」

2017-11-28 07:07:07 | Weblog

何十年も前に卒業した高校。

すでに当時の恩師は亡くなり、地元を離れている私。

当然、近所に住む高校時代の同級生はおりません。

私としては距離が離れていても少しでも母校とも繋がりを持ち、その縁を継続したいと私は思ってはいますが、母校との繋がりは全くないのが現状です。

それが普通だとは思いますが・・。

 

私が「高校で英語を教えるという仕事」についている理由の一つには、

高校時代の担任の先生の影響がかなりあります。

それは高校3年間担任であり英語を担当されていた町田孝先生。

授業中での印象で最も印象に残っているのは、

授業中にあてられて質問された“chemical”という単語です。

 

町田t:「ケミカル(chemical)って知ってるか?」

私:「知りません」

町田t:「やいやい。庵原にイハラケミカルがあるじゃん。わかんない」

そんなやり取りだったと記憶しております。

先生と私との良好な人間関係がありましたので

それは今でも忘れられない良い想い出の一つとなっています。

 

そのような良き思い出は、卒業後も母校の名を耳にすると思い出されます。

そんな母校ですが、時代の波にものまれて統廃合されてしまいました。

いわゆる「ニコイチ」。

校地は同じ場所にあるのですが、校名が「清水商」から「清水桜が丘」へ変わってしまいました。

そんな「清水桜が丘」高校サッカー部が正月の高校サッカー選手権に静岡県代表として首都圏で開催される大会に出場するそうです。

その朗報を聞いて、あの日のあの時の熱い気持ちが沸いてきます。

伝統ある清水商時代からの応援スタイルは同じサンバの音楽での応援。

可能な限りではありますが、ぜひとも現地で応援したいと思います。

対戦相手となりそうな千葉県代表の流通経済大付属や青森代表の青森山田高校のサッカー部に関する情報を見ると監督、部長、トレーニングコーチ、ゴールキーパーコーチの配置はプロチームのそれと同じようになっています。

清水桜が丘もそれなりの実力だとは思いますが、

優勝候補と比べると実績では劣りそうです。

清水商(きよしょう)の卒業生として、

サッカー部の全国大会出場に対する寄付も喜んでしてあげるつもりです。

あの日、あの時を思い出している期間を長くしていただくためにも、

全力で頑張って欲しいものです。

 

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『ベネッセが一杯』

2017-11-21 07:07:07 | Weblog

 ベネッセと言えば幼児から老人まで幅広い年齢を対象にビジネスを展開しています。

こどもチャレンジから進研ゼミ、そして有料老人ホームまでとその事業展開は多彩です。

高校教育に限って言えば、入学前にクラス分けに「スタディーサポート」を導入している高校は多いようです。

それは、学力や学習習慣をチェックするテストです。

基礎学習力に不安がある場合にはiPadなどのタブレットやスマホを利用してのICT教育の「すらら」も学校や塾で導入され利用されているようです。

また、高校生は在学中の3年間にわたって「進研模試」を受験。

さらに、ベネッセは学校教育へのICT導入の一環として「クラッシー」を学校団体に販売しています。

クラッシー(https://classi.jp)はクラウドを利用したサービス。

全校生がそのサービスに加入して、進研模試のデータを利用しての進学指導等の情報提供や管理が行われています。

保護者は模試や学習支援ソフトに多くの金額を支払わなければならないのです。

さ らに、加えて

文部科学省は新しい学習指導要領で「思考力・判断力・表現力」育成につとめることを打ち出しています。

私見としては「思考力・判断力・表現力」は多くの本をしっかり読んで、それについての感想や意見をまとめることで身につけることができると思うのですが・・。

ベネッセは、その育成にはテストで評価して、不足した力を育むことが必要だということを売り言葉にして「GPS」(Global Proficiency Skills Program)というテストを高校や大学に売り込みをしています。

英語分野においては、4技能(読む、書く、聞く、話す)を測るために大学入学試験に外部テストが導入されようとしています。

その筆頭は数年前からライティングも導入した英検ですが、

ベネッセもGTECという日本の大学入試に特化した英語テストを実施しています。

現在、GTECの受験者は英検の3分の1程度ですが、今後増加することが見込まれます。

 さらにさらに、eポートフォリオにもベネッセが参入。

アメリカの大学入試と同様に大学受験出願に今後取り入れられる可能性があるそうです。

とにかく、教育産業として学校のかゆいところに手の届くサービスをしてるベネッセの商品提供力のすごさには脱帽です。

それを取り入れないと取り残され、私立学校なら生徒募集に窮して潰れるよと不安を煽ってのサービスにも思えてしまいます。

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『挨拶とスポーツ』

2017-11-14 07:07:07 | Weblog

週に一日だけ、クラス担任の先生がお休みの日があります。

それを我々の業界では「研究日」と呼んでいます。

私も3年生の1クラスの担任代行(副担任)をしています。

毎日担任からは入試に向けての厳しい話や、

やる気を起こさせるような話がされていますが、

それに飽き飽きしている生徒もいるはず。

そんな思いから私の場合には毎回ちょっとした小話をしています。

もちろん、それは自分の専門分野の話ですが。

 

前回の話は「挨拶とスポーツ」の関係についてでした。

日本人は知らない人(見知らぬ他者)とはハグや握手をしません。

日本の場合は一般的に、ビジネスの世界では丁寧なお辞儀をします。

つまり、それは接触を伴わない行為。

対して、アメリカではハグや握手など身体接触を伴う行為で繋がりを確認します。

(余談ですがエスキモーの挨拶は鼻と鼻の接触だそうです。

鼻と鼻なら寒さで両者が引っ付いて離れられないということは起こりえないからでしょうか。

 

両国のスポーツにおいては

アメリカで人気のあるバスケットボールでは接触禁止です。

人種差別的な考えが未だに残っているので

白人と黒人が接触しないスポーツ競技には人気があるのかもしれません。

同じようにアメリカで人気のあるスポーツはアメリカンフットボール。

ラグビーと比較して、アメリカンフットボールの当たりが厳しいとは思えないのですが、

そのユニホーム姿は重装備です。

頭にはフルフェイスのヘルメットをかぶり顔が判らないようになっています。

ボディーには頑丈なプロテクターを着用します。

露出はなく肌の色も分かりません。

試合で激しく接触しても、肌感が伝わらないようなプロテクター着用かもしれません。

確認ですがアメリカで挨拶は接触、スポーツは非接触と言えるかもしれません。

対して、日本の伝統国技は柔道や相撲。

相撲においては、かなり太った裸同然の2名の男性が何十秒も抱き合っています。

ここでも確認ですが

日本の挨拶は非接触、人気スポーツは接触とも言えそうです。

以下は私の推測です。

アメリカの場合は挨拶程度の短い時間なら耐えられますが

スポーツのように長時間に及ぶ接触には耐えられない。

そこで接触しないのではないかと思いました。

接触を伴う日本のスポーツですが、

相撲の場合には土俵にヒントがあるのではないかと思いました。

それは土俵という「輪」の中の人々。

内輪同士であれば接触できるのではないかと。

 

私の推察の真偽は不明ですが、この話に生徒は興味深く聞きいっていました。

 

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『トランプ訪日』と異文化理解

2017-11-07 07:07:07 | Weblog

トランプ大統領が来日しました。

大統領の孫娘アラベラちゃんが、ピコ太郎の人気楽曲「ペンパイナッポーアッポーペン」をまねて踊る動画が評判を呼んだ為に「ピコ太郎」がおもてなしの一環として、夕食会に招かれているそうです。

安倍首相の案だそうですが、案というよりも安易と言えそうです。

 

さて

自国のことやモノを当然と考えていると、

それが当然ではないことに気づくことが時にあります。

昼のテレビ番組でも

日本で「カニカマ」はフランスでは「スリミ」として定着。

また、イタリアの「カルボナール」は日本のそれと異なり、

牛乳を入れないことを番組で紹介していました。

イタリアに「ナポリタン」はなく、日本発祥の料理というのも有名です。

 

私が最近知ったのは中国の天津に天津丼はないそうことです。

 

以下は聞き伝えでありの真偽は不明ですが

中国ではバイクは高速道路を走れない

(日本では排気量による規制)

夜間に自転車のライトつけない。

 

ベトナムでは

バスを一列で待たない。

(日本では地域によって異なると思いますが)

食事は家族一緒に食べる

(古き日本のような地縁・血縁関係がベトナムでは強いようです)

結婚式披露宴の招待客は日本では平均70名ですがベトナムでは500人もの人が集まり宴会を開くそうです。

ベトナムには日本ではお目にかかれない果物があるそうです。

それはME, SAU, MIA。

実物を食べたことも見たこともありませんから、それは正に未知の果物です。

 

私の知人の外国人が驚いていることは、

・日本の子供は一人で電車に乗る

朝早い時間に私立の小学校に通う多くの生徒が電車通学をしています

・日本の高校生はバイトしている

 私立は殆どの学校が原則禁止しているアルバイトですが、公立高であれば自由にアルバイトをしています。

 諸外国、特にアジア諸国の人から見ると高校生がバイトしているのは奇異に見えるのかもしれません。

高校生は勉強するということでしょうか。

・  女性のコンビニユニホーム短すぎ

ユニホームの上着支給のはずですが、これはよくわかりません。

その他

・日本のサツマイモが甘くて美味しい

・日本のカレーは材料が少ない、ココナツミルクが入っていない

・日本の自動販売機の数の多さ

・日本で販売されているポテトチップスの種類の多さ

・有名店に並んでまで食べる日本人

・  バングラデッシュではファーストファッションの工場があり、そこで働いている人は多いが、それらの服の販売は殆どされていない

 

国によって知らないこと、不思議なことが多々あります。

これこそ異文化コミュニケーションの存在意義といえそうです。

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