衆議院選挙前ということで
選挙カーが政党名・候補者の名前を連呼しながら
何度も町内を回っている。
ある専門家によると選挙カーは、
日本の神輿(みこし)文化からの流れと同じだと言う。
車が神輿ならば、
ウグイス嬢が何度も連呼する候補者の名前は
祭りのワッショイなどの掛け声に該当するそうだ。
夏といえば祭り、
8月に行なわれる選挙の投票率が上がるのも
当然の流れなのかもしれない。
まだ夏の日中の暑さは半端ではないが、
昨日は錦糸町を中心とした
下町にある十数件の学習塾に挨拶にうかがった。
小さな学習塾は駐車場などもちろん完備していないので、
もてるだけの荷物をもって
汗だくになりながらとにかく歩いて歩いて歩き回った。
訪問目的は、選挙への立候補者とそれ程変わらないかもしれない。
勤務校の案内書を持参し、
数ある学校の中で塾長の印象に残るようにするためだ。
東京だけでも私立高校は235校もある。
都立高校も253校もあるのだ。
とにかく塾生のオープンキャンパスへの参加をお願いしてまわった。
ただ、単に町を歩き回っても面白くない。
そこで町の変化を観察してみた。
しかし喉が渇き、
どうしても居酒屋やそのノボリに目が行った。
そこで気がついたことだが、
やけにホルモン焼き店が多い。
昭和がちょっとしたブームなので
それが継続しているのかもしれない。
不景気であるし、
焼肉は高価なので
ホルモンで我慢しているのかもしれないが。
さらに、
ホッピー(焼酎のビアテイスト清涼飲料水割り)
ハイボール(ウイスキーのソーダ割り)のノボリの多さ。
ホッピーはビールのようにプリン体を気にせず飲めるが売りだ。
まさに、「健康」がキーワードの商品展開だ。
ハイボールはウイスキーの販売が芳しくないために
飲料メーカーが仕掛けている販売作戦であることはミエミエだ。
居酒屋でも○○サワーといった焼酎系の種類よりも
価格が少し安めで提供されている。
ウイスキー販売奨励金がメーカーから居酒屋に還元されているのかもしれない。
最近ホッピーを飲む機会があった。
若者によるとクロホッピーが飲みやすく人気だそうだ。
昔より確かに飲みやすい。
昔より酔いがまわらなくなったとも感じた。
しかしそれは、酒の変化ではなく
酒に慣れてしまった私自身のカラダの変化なのかもしれない。