マニュアル本は内容が薄いので購入しないのですが、
「ブラック」という言葉につられてついつい購入してしまいました。
内容は往復の電車の中で読み終えることができる程度のモノです。
下に記したのは本文中に書いてあった見出しです。
・「教師はアリ、保護者はゾウ」と、あきらめよ
・影響力のある保護者は「ひいき」せよ
・苦情はチャンスだと喜べ
・最初を面倒くさがると、後が「ものすごく」面倒くさい
・苦情をもらった時点で、教師の「負け」
・連絡帳に「証拠」を残すな
ブラックな保護者に対しての教師のブラックな対応。
過激な見出しではありますが、「クレーム」対応の基本です。
いく分、「ひいき」という表現には引っ掛かりますが、
一言でいえば、問題が発生した場合には初期対応が必要です。
問題が発生しないように事前対策も必要であるということは当然の内容です。
・担任は「おいしい役」だけもらっとけ
管理職に悪者になってもらい、担任は「おいしい役」に徹しなさいということですが、
管理職が悪者になりたがらない場合はそもそも成り立たない話です。
管理職を希望しない、または降格希望者が増加しているそうですから。
・保護者はテストの点しかしらない
高校での三者面談は成績や進路の話が中心になるので、成績の悪い生徒の親は気分を悪くすることも多いはずです。まず、枕の言葉としてこのような学校生活における行動を褒めることは高校でも必須かもしれません。
・参観日は「ハレの日」、保護者サービスに徹せよ
実はこれを書いている日は勤務校の保護者会。
保護者会もハレの日。ハレの日を迎えるにあたって担任の先生方はプレゼンテーションの準備による遅くまで職員室に残って準備をされていました。
4月の保護者会は自分の子どもの担任がどんな人物かを確認し(値踏み)にくるということとクラスの保護者の役員決めが主目的です。
「校長だせ」、「教頭だせ」という興奮ぎみの声があがったら、それらの人の前段階に私が対応することになっています。
どうぞ、問題もなく、うまくいきますように!